この世界はバグに侵されている!多発するバグネタを楽しむ王道(?)ファンタジーRPG!
「THE bag(ザ・バグ)」は、その名の通りRPGのあるあるバグを集積させたような不具合が発生するコトそのものを楽しむ・・・というかバグを見つけて笑い転げる王道(?)ファンタジーRPG。
しっかりとRPGしているのだが、セリフや主人公の名前が文字化けしていたり、進行不能が簡単に発生したり(回避方法あり)、とにかく意図的に作られたバグだらけで思わず吹き出す迷作だ!
※本タイトルはRPGアツマールのブラウザゲームです。推奨ブラウザはchromeで、セーブデータはブラウザそのものに保存されます。
バグった世界を冒険するあるある系ギャグRPG!
本タイトルの作者は冒頭からひたすらボケ倒す気満々なので、腹筋崩壊を覚悟して遊んでいこう。
とはいえ、操作系はツクールの基本そのままなので安心して遊んでいける。
マップを探索して、バトルはコマンド選択方式と至ってスタンダード・・・ただ、町から出たとたんに進行不能とか当たり前なので、回避方法であるワープ用の笛の存在をお忘れなく。
ババア含めて基本仕様からしてバグってやがる!
最初の仲間である老婆・・・いや、もうババアでいいや(大変失礼)、彼女は増える上に戦闘では全く役に立たないというバグだけでなく基本性能すらネタな存在。
更に死亡していても経験値が入るシステムなので、レベルがバンバン上がっていくのだがステータスはほとんど伸びない・・・序盤はこのババアネタだけでツッコミ疲れてしまうほどだ。
基本操作だけ普通のRPGではあるものの、ババアを含めて基本仕様がバグ状態なので、装備に関しても剣を体に装備したりと意味不明だ。(あれ?普通ってなんだっけ?)
いや、徹底しすぎていて清々しい!
「THE bag」の魅力は、狙いすましたバグの投下!
町から出たら海の上にいてどの方向にも動けない!とか、船に乗ったまま死亡したら王様の前に船のまま出現して動けん!などなど、意図したタイミングでの進行不能は多数作られている。
笛系のワープアイテムで簡単に回避可能なのだが、この笛系にも多数のバグネタが盛り込まれているぞ。
画像のように海岸沿いで北側が陸地になっている状態で「船呼びの笛」を使うと陸地に船を召喚できるなど小ネタを含め、探すと楽しいバグも盛りだくさんだ。
マップのつくりも計算されたバグだらけ!
行ける範囲などはかなり限定された作品ではあるが、それだけに計算されつくしたような地形バグがいろいろと仕込まれている。
例えばボスが待ち受ける城、しかもボスの間であるフロアの出来事だが―――壁を歩ける場所があってスタンバってるボス&モンスターたちの姿を先に確認できちゃたりするぞ。
シュールだがこの後、緊迫のイベントが始まる!とか言っても半笑いになるしかないじゃん!
仕様?バグ?不安になる瞬間も楽しもう!
爆笑モノのバグネタが満載なのは再三言い続けているので理解してもらったとは思うが、一瞬不安になるようなバグもあるぞ。
セーブするために開いたセーブウィンドウが全部空欄!?という恐ろしい瞬間があり、本気でヒヤッとするのだが実はセーブデータは残っているし保存も可能だ。
・・・てか、これはマジのバグなの?それとも意図したもの?業が深い。
ゲームの流れ
名前を入力してね!って、最初からコレかよ!
まぁ、勇者の名前はバグってネームレスワン状態になるのだけどね。
本気でビビるネタもあるので、いろいろ耐性を持ってないとつらい場面も。
すり抜けバグなんてのは序の口だぜ。
てか、スタート地点でこれだけネタが満載とは・・・笑わせ殺す気か。
「ぶきや ぼうぐは かならず そうびしてください! もっているだけじゃダメですよ!」
って、そうじゃねぇ!
バグがない珍しい存在である彼女が登場してからが本当の冒険の始まりと言っていい。
さて、本タイトル最大の敵であるバグをどうにかするため、真の戦いがはじまる!
「THE bag」序盤攻略のコツ
ギャグ系RPGなので、真面目な攻略というのもバカバカしいとは思うが念のため―――。
まず、ババアは戦闘では敵の攻撃を1回防げる盾程度の存在なので、戦えるキャラは主人公とミサキだけなコトを覚えておこう。
スキルを使おうがババアは勝手に死亡するだけなので、無理に生き返らせたりするのは労力(MPやアイテム)の無駄だ。
諦めも肝心!
見えているのに行けない場所や取れない宝箱が序盤から多数存在するが、何かイベントを発生させないとダメな場合と、バグで本当に辿り着けないなどの判別がつかない。
その場で無理と判断したら一旦諦めて別のところに向かってみるようにしてみよう。
バグを探しているうちに行けるようになったりする・・・場合もある。