Tetragon(テトラゴン)
Cafundo E Criativo
アクションパズル
Android:700円
それまでの障害物が足場になる!自分の思い込みに打ち勝つことが求められる地形回転パズルアクションダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
地形を回転させゴールを目指すパズルアクション
「Tetragon(テトラゴン)」は、とある木こりが息子を探して不思議な世界を冒険するパズルアクションゲーム。
ゲームの目的は、ゴール地点であるゲートに到達すること。ただ、ゲートは天井やら上空やらといった場所に置かれており、そのままでは到達できない。
そこで、地形を回転!回転によって足場の形状を変え、ゲートを目指そう。
最初に抱いた地形に対する思い込みを以下に打ち破れるかが重要!自分の先入観に打ち勝ち、過去の自分を超えていく感覚が楽しいゲームなのだ。
基本アクションは移動!回転はギミックで操作
主人公が行える基本アクションは左右への移動のみ。ジャンプすることはできない。ただ、自分の背丈と同じ高さまでの地形であれば、登ることが可能。
では地形回転はどうやっておこなうのかというと、ギミックで行える。ギミックに触れると画面横にスライダーが出現。スライダーを上下にスワイプすることで、地形の回転が行えるぞ。
また、地形の中にある石柱は、長押しタップ後に上下へスワイプすることで高さを変えられる。足場を作り出すための基本となるので、しっかり押さえておこう。
クオリティは絶品!ただし日本語未対応…
本作はパズルとしてハイクオリティな上、不思議な世界の空気感を絶妙に表現したグラフィックや、なめらかなアニメーションといったビジュアル面のクオリティも高い。700円の買い切り型アプリとして、十分買う価値アリの一作と言える。
一方で難点なのが、日本語未対応していないところ。
とはいえ、ゲームのメインはパズルアクションなので、ストーリーがわからなくとも楽しさは十分味わえる。ただ、購入を検討する際には、日本語未対応という点を踏まえておこう。
「Tetragon」の魅力は自分の思い込みに打ち勝つ気持ちよさ
本作最大の魅力は、間違いなく自分の思い込みに打ち勝つ気持ちよさ。
ただ、そもそも思い込みに打ち勝つ気持ちよさというのが分かりにくいのではないかと思う。
そこで、まずはこの「思い込みに打ち勝つ気持ちよさ」について説明したい。
思い込みに打ち勝つ!ミステリー的な気持ちよさ
まず「ミステリー」をイメージしてほしい。ここでいう「ミステリー」とは、殺人事件の犯人を推理するアレ。
小説でもマンガでもドラマでも、「ミステリー」を鑑賞する際、たいていの人は基本的に誰が犯人か考えながら鑑賞するハズ。そしてこの時、「ミステリー」ファンであればあるほど、自分の思い込みを意識するのではないだろうか。
たとえばそれは「自分は犯人に殺されたくないから、一人で部屋に閉じこもる!」……と宣言した奴は真っ先に死ぬだとか、一番怪しそうな人物は犯人ではないだとか、逆に一番怪しそうに見えない人物こそ犯人だとかいったこと。
「ミステリー」の作者は意外な犯人、意外な展開をもたらすため我々の思い込みを利用する。
だからこそ「ミステリー」ファンが意識するのは、「自分がどんな思い込みを持っているのか?」という点。「この作品は、読者のこんな思い込みを利用して謎を作り出している!」と気づくことが、真犯人への道だからだ。
そして真犯人に気づいた時、脳内に達成感が満ちあふれ、超絶気持ちよくなってしまう!この感覚、ミステリーを味わったことがある人ならわかってくれることだろう。
そう、これこそが、自分の思い込みに打ち勝つ気持ちよさに他ならない。
地形を回せば壁も足場!思い込みに打ち勝て
では本作のどの部分が、自分の思い込みに打ち勝つ気持ちよさに繋がっているのか?
もっとも代表的なのは、地形回転によってそれまでの障害物が、足場へと変化する点。たとえば、目の前に立ちはだかる壁も、90°回転させて横向きになれば足場へ変化する。
これはつまり、障害物=なんとか排除したいものが、足場=便利機利用できるものへ変化するということ。
ゲーム展開的な視点で見ると、障害物と意識している内は、なんとかゲーム画面から消そうとしてしまう。高さ変更可能な石柱であれば、最大限短くして…できれば地面に埋めて排除してしまうことだろう。
しかし、角度を変えた後は、足場として利用できるかもしれない。しかし、障害物と認識していては利用しようという発想にならない。そう、自分の思い込みに打ち勝つことが、ここで必要になってくる。
こんな風に、各ステージにおいて自分の思い込みに打ち勝つ楽しさを味わわせてくれることが、本作の魅力なのだ。
ゲームの流れ
ゲームを起動すると、日本語どころか英語ですらない!さすがにこれだと何がなんだかわからない…。
なので、画面左下に表示されている歯車(…というより太陽?)アイコンをタップしよう。オプションから言語設定を変更できるので、Englishへ。英語の方がまだマシなハズ。
タイトル画面をタップするとステージセレクトへ。緑色に輝く四角形がステージを表しているぞ。
ゲームプレイ開始直後はステージ1しか解放されていないので、素直に緑色に輝く四角形をタップ!
最初のステージは、そのまま画面左に移動すればOK。画面下の<>マークをタップして移動しよう。
段差が乗り越えられる高さであれば、自動的に乗り越えて進んでくれるぞ。
1ステージずつギミックが開放されていく。このステージでは地形回転のギミック登場。地形の右下にあるこの石碑のような装置に重なると、画面右にスライダーが出現して地形回転できるぞ。
なお、主人公は一定以上の高さから落下すると死ぬ。死ねばゲームオーバーとなってしまう。なので、地形回転時は回転後にちゃんと足場へ着地できるかどうか確認しよう。
最初は森のような空間が舞台だったが、やがて城の中へ。ステージが進めば、どんどん新たなギミックがアンロックされていく。
英語の説明がわからずとも、それがどんなギミックなのかは動作で理解できるレベル。なのでパズル自体は問題なく楽しめるぞ。
「Tetragon」の攻略のコツはギミックの使用順を考えること
ゲームに置いて、意味のないギミックは存在しない。これはゲーム全般の攻略に通じることであり、とりわけパズルゲーム攻略において重要なこと。
パズルゲームには明確な正解があり、その正解に辿り着けるようステージが構成されている。つまり、ステージに存在する以上は、正解に辿り着くために必要なものということ。
となると、結果的に「このギミックを使うべきか、そうでないか」という考え方ではなく、「今このタイミングで使うべきギミックは何か」という考え方になってくるハズ。そう、ギミックの使用順を意識することがまずは大事!
まずは行動可能な範囲内から!とりあえず動かしてみよう
ギミック使用順を意識するのが大事と分かった上で、ではどう意識すればいいのか?
とっかかりとなるのは、行動可能範囲内。画面を見た時に、地形回転させずとも操作可能なギミックがあるはず。
使用順の最初の方に操作すべきギミック=他のギミックをいじらずとも操作できるということなので、まずは行動可能範囲内のギミックを動かして、状況にどんな変化があるのか確認してみよう。
行き詰ったら?地形角度ごとに石柱のパターンを試そう
行動可能範囲内のギミックを動かしてみたけど、行き詰ってしまった…。
そんな時は、地形の角度ごとに石柱の高さを変更し、どんな地形が作れるか試してみよう。
まずはスタート直後の角度で、あらゆる石柱の高さを試してみる。次に、90°回転させた状態で石柱の高さを試してみる…といった具合。
面倒くさく思えるかもしれないが、行き詰ってしまった時というのはたいてい、自分の思い込みに囚われている。なので、あえて事務的にパターンを試していくことで、自分の思い込みによらない解答へ行き着くことができるぞ。