終盤まで安定した戦術を得意とするアスガルド勢力。
今回解説するデッキは、終盤まで強固なユニットで盤面を制圧していくデッキである。
速攻性はあまり無いが、安定したデュエル運びを可能とする。
ミッドレンジアスガルドデッキのコンセプト
条件があったりするが、コストのわりにスタッツが高いユニットが多い。
しかし、コストが全体的に高い傾向にあるため、大量展開というよりかは、地道にユニットを並べていくといった動きになる。
デッキ傾向によって異なるが基本的におすすめの自ガーディアンは「トール」である。
ガーディアンパワーである「死戦士の招集」はユニットを生成できるうえに氷河上であればA1H2となる。
こちらのカード消費無しでこのスタッツを召喚できるため、おすすめである。
このデッキへの採用率の高いカード
ミッドレンジアスガルドデッキへの採用率の高いカードをピックアップ。
魔蝸牛デーモンスネイル
コスト1/A2H2/ニュートラル
・破壊時、このマスを酸溜まりにする。
破壊時、そのマスを酸溜まりにするデメリットはあるものの、高スタッツのユニットである。
酸溜まりになったそのマスにユニットを置かなかったり地形を変えてしまえばたいしたデメリットにはならない。
序盤に出すほど活きていくユニットである。
効果の性質上、後列に配置するのが良い。
前列だと酸溜まりが邪魔になるうえに狙われやすくなるため、後列に配置して少しでも破壊されにくくしていきたい。
彷徨えるゴーレム
ユニット/コスト4/A4H4/ニュートラル
・破壊時、左右の自ユニットに4ダメージを与える。
コスト4のわりにA4H4と高スタッツのユニットである。
基本的に高コストユニットのスタッツが平均5、6あたりだとして計算してみてもコスト4でこのスタッツは高い方だと見れる。
しかし、破壊時左右の自ユニットに4ダメージを与えてしまう効果デメリットを持っている。
なので基本的にこのユニットの隣には他の自ユニットを配置しないようプレイングを心がける。
またこのユニットを配置するべきマスは真ん中よりかは端に置くべきである。
これにより破壊された時の被害が1マスに留まるため、最小限に抑えることができる。
デメリットをうまく回避しつつ、高スタッツユニットを活かしていきたい。
大地蛇ヨルムンガンド
ユニット:タイプ竜/コスト3/A1H4/アスガルド
・護衛
・成長【1】
時間がかかるが、コスト以上のスタッツになり得る可能性を秘めたユニットである。
コスト3と序盤で場に出せるうえにHPが4もあるため、低マナから処理するとすればカードを数枚消費せざるを得ない。
また護衛持ちなため、対アグロにも有効な動きができる。
成長を加味してできれば後列に配置してATKを伸ばしていきたいところ。
狼戦士ウルフへジン
ユニット/コスト3/A2H3/アスガルド
・氷河にいるとき、ATKとHPを+1する。
氷河上に配置すればA3H4となるユニットである。
コスト以上のスタッツが見込めるユニットである。
氷河上に配置すれば効果が得られるため、前後関係なく配置できるのもメリットである。
活かすためにもできれば氷河上に配置していきたいところ。
スカジの氷矢
スペル/コスト3/アスガルド
・ユニット1体に3ダメージを与え、氷漬けにする。
コストが3のわりに3ダメージ与えることができるため、除去能力は優秀である。
また、仮に倒しきれなくても氷漬けにするため足止めにも使える。
除去もしくは氷漬けにできるため、状況に応じて使い分けることができる。
使いやすい低コスト単体除去カードであるといえよう。
ドワーフの戦士
ユニット/コスト4/A3H3/アスガルド
・前列にいるとき、HPを+1する。
・氷河にいるとき、ATKとHPを+1する。
最大でA4H5になるユニットである。
前列と氷河上と条件はあるが、容易に満たせる条件なうえにコスト以上のスタッツになれる。
氷河はまだしも、前列に配置するだけでもHPが+1されるため、相応のユニットとして扱えるため十分な性能といえよう。
グングニルの穿通
スペル/コスト6/アスガルド
・全相手ユニットに2ダメージを与え、氷漬けにする。
大量展開した低HPユニットをまとめて除去することができる。
もしくは氷漬けにするため、次のターンにつなげていくことができる。
1:Xと複数枚交換が狙える。
優秀な全体除去カードであるといえよう。
戦略神オーディン
ユニット:タイプ神/コスト10/A5H6/アスガルド
・召喚時、自フィールド全体に永劫戦士エインヘリヤルを出し、他の全ユニットにATK+1する。
一気に自分のフィールドを埋め尽くす、展開力とATK上昇を備えたカードである。
最大5体の永劫戦士エインヘリヤルを出すことができる。
永劫戦士エインヘリヤルが1体も出ない状況、つまりすでに5体のユニットが場にいるときは一気に攻めの切り札として使える。
逆の状況の時、つまり5体出される状況は守りとして使うことができる。
そのときの状況に応じた盤面を作り出せる優秀なカードである。
動かし方
基本的にはマナコスト順で召喚していく流れである。
また、氷河上で恩恵を受けるユニットは極力氷河上に配置するように。
氷河生成を後出しにして後からユニットに氷河の恩恵を受けることができることも頭に入れておきたい。
コストの大きさの関係上、大量展開は難しい。
なので、相手が大量展開してきたら、全体除去スペルで返していくと良い。
弱点やこのデッキへの対策
やはりコントロールルクソールが弱点といえるだろう。
こちらが高スタッツのユニットを並べたところで除去されてしまいがちなため、相性が悪い。
相手が除去カードをそれぞれ何枚使用したか把握しておき、例えば全体除去を使いきったタイミングで展開といった動きもあり。
また、除去されてもなんとかリターンできるよう思い切った展開よりかは小出しにしていくと良いだろう。
考察:終盤まで安定感のあるミッドレンジアスガルド
速攻性こそあまり無いものの、終盤まで安定したデュエル運びを可能とする。
また、コストこそ高コスト寄りではあるが、コスト以上のスタッツを持つユニットも多いのも特徴のひとつである。
ユニット同士の1対1の戦闘に対して強いため、うまく相手ユニットを減らしながらじっくり勝利までつなげていこう。