遊戯王 マスターデュエル

感想（復帰勢です）
ソロプレイやシルバーまでのランク戦は楽しいけど、ソリティアが主流になるそれ以上はつまらない。

いい点
・カードプールが豊富で楽しい
・生成分解機能があるのでデッキを組みやすい。課金しなくても「環境」と言われるデッキを1つか2つは組める（ここはデュエルリンクスよりも良い）
・ソロモードが楽しい。いろいろなテーマのデッキを触らせてくれ、使い方を教えてくれる作りになっていて楽しい。

悪い点
・ソリティア（一人だけで延々とプレイする行為）が酷過ぎる。「灰流うらら」を引かなければ相手のプレイを見るだけの試合になる（どこかのブログが「オタクの会話の具現化」と揶揄していたのをその通りだと感じます）
・型にはまったデッキで型にはまった動きを繰り返すだけで、そうしないと勝てないので、ランク戦は勝っても負けてもつまらない。独自性や対戦相手とのコミュニケーションが一切ないので、オンライン対戦にする意味がない。ゲームバランスはかなり悪いと思います。

『楽しむ』ことができるのはランク戦のシルバー帯まで

ゴールド帯以上はだいたいエルドリッチ(簡単かつ安定かつ強いというアタオカテーマ)で、たまに別のが来ると言っても過言ではないエルドリッチ率
ゴールド帯以上はガチ勢(笑)としか戦わないので勝つか負けるかの『勝負』はあってもそこに『楽しい』は無い
その上でプラチナ帯まで行ってる人はガチでアタオカプレイヤーで、ネットにある最強デッキを組んで何度も何度もランクが上がるまで戦い続けたようなプレイヤーの証拠

冗談のように思うかもしれないがテーマ毎のデッキパワーは違いすぎるので、ファンデッキやネタデッキでは相当に手札が良いとかそういうのでも無い限りネットで最強と言われるデッキ達には勝つことは不可能(手札1枚から盤面が揃うことすらありえる)
しかも大体相手は初手から妨害の手札誘発を握ってるので多少手札が良いと思っても、こちらの動きは止められて負けるのが関の山
勝ちたいならば一切の遊びが無いガチデッキを組むしかないが……果たしてそれを続けて楽しいと言えるのだろうか？

【ゲームとしての評価】
(長所)ゲームとしては最も新しく、最も多いカードが収録されているため、そして生成と分解によりある程度作りたいデッキを早期に組むことができる
(短所)その他DCGが全てそうであるように攻略サイトを見てデッキを組む子供が多いため、対戦では同じようなデッキとしか当たらない。ソロモードが雑なデッキテーマ紹介しか無いので非常に薄味。ミッション報酬も基本的に対戦メインなので前述の問題点と合わせてつまらないと思いがち。また遊戯王が相手のターンでも発動できるカードが多いせいか通信頻度が多く、端末が熱を持ちやすく、バッテリー消費も多い。通信環境が弱いか端末の処理能力が低い場合は重さも感じやすい。
【カードゲームとしての評価】
(長所)カードが多い。
(短所)ゲームバランスは考慮されていない。インフレの結果、素人目に見ても頭がおかしいレベルで有用な効果を詰め込んだカードが多く、カードの効果を繰り返し繰り返し盤面を整えたり(俗称、ソリティア)、相手の場を蹂躙するような戦術が基本となっている。相手の数分間のソリティアをぼーっと眺めては一方的に蹂躙するというゲーム性なので人を選ぶ。