Strange Case 2: Asylum(ストレンジケース2:アサイラム)

Strange Case 2: Asylum(ストレンジケース2:アサイラム)

パブリッシャー Labeledman

ジャンル ホラー脱出アドベンチャーゲーム

価格 基本プレイ無料

錬金術師に繋がる患者は誰?そして自分は誰?精神病院を舞台に謎めいた事件を描くダークな脱出ゲーム

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Strange Case 2: Asylumのレビュー画像

シリーズ第二弾の舞台は精神病院。主人公は記憶喪失、包帯で顔が分からない…。

精神病院を舞台にしたダークな脱出ゲーム

「Strange Case 2: Asylum(ストレンジケース2:アサイラム)」は、精神病院(=アサイラム)を舞台にしたダークな脱出ゲーム。

主人公は記憶喪失の入院患者。なぜこの病院に入院する羽目になったのかはもちろん、自分が誰かもわからない。顔は包帯でぐるぐる巻き。このためプレイヤーも主人公の正体がわからない。

このすべてが不安定な設定と、RastyLake作品のような手描きイラストが醸し出すダークなテイストが本作の魅力となっている。

システムはオーソドックス!謎を解いて物語を進めよう

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画面タップで探索。物語を進めよう。もちろん、パズル要素もあるぞ。

ゲームシステムは脱出ゲームとしてオーソドックスなものになっている。

タップしたポイントを調べることで手掛かりとなる情報やアイテムを獲得。謎を解くことで物語を進めていく。

獲得したアイテムは、「カバン」アイコンのタップで詳しく確認可能。また装備をすることで、画面内のオブジェクトに使用できる。

また、「カバン」内のアイテムはスワイプによって他のアイテムと合成することができるぞ。

楽しんだお礼に!寄付OR広告鑑賞

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今回も寄付要素あり。広告を観れば無料でプレイすることも可能。

前作「ストレンジケース:アルケミスト」同様、本作もチップ制が導入されている。

ゲームそのものは無料でプレイ可能。ただ、楽しんだお礼というかたちで作者へコーヒー代程度の課金が促される。

課金しない場合も、動画広告を観ることで引き続き無料でプレイすることができるぞ。

「Strange Case 2: Asylum」の魅力は何が正しいかわからない不安定でダークな世界観

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鏡に映った姿は悪魔のよう。このダークなテイストが本作の魅力。

インディゲームデベロッパーであるRastyLakeが「Cube Escape」シリーズや「Rusty Lake Hotel(ラスティレイクホテル)」で手描きイラストによるダーク&ミステリアスな脱出ゲームを発表して以来、様々なフォロワーが登場している。

たとえばFMStudioによる「Forgotten Hill」シリーズがその代表格だろう。

とはいえ、すべてのフォロワー作品がシリーズとして定着するわけではない。とりわけインディゲームの場合、クリエイターの熱意による部分が大きいため単発で終わってしまうことも多い。

そんな中、本シリーズが2作目をリリースしてくれたことが嬉しい!もちろん、ダークでミステリアスな魅力は健在。しかもただ世界観を継承するだけでなく、精神病院を舞台にすることで空気感を差別化している。

まるで自分が記憶喪失になったかのよう!不安定な空気感

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主人公が正しいのか精神病委側が正しいのかわからない…。凄まじい不安感。

「ストレンジケース:アルケミスト」というタイトルが示す通り、前作は錬金術をテーマとしており、肉眼で見える世界霊視世界によってダークな世界観を作り上げていた。

今回もダークな世界観ではあるが、やや趣が違う。精神病院を舞台とすることで、サイコサスペンス的な味わいが強くなっている。

既に触れたとおり、主人公は記憶喪失であり自分が誰なのか、なぜこの病院にいるのかも分からない。このため、病院の医者たちが正しいのか、あるいは自分をだましているのかもわからず、非常に不安定な状況にある。

しかし、プレイヤーは主人公以上に不安定。なにせ主人公の顔がぐるぐる巻きなので主人公が誰かわからず、何も信用できないのだから。

この居心地の悪い不安定さによって本作は、前作とは一味違うダークさを持っている。

前作との繋がりも…?立ちはだかる英語の壁

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手紙には「とある患者が悪の錬金術師と繋がっている」とある。それは誰のことか?

では本作と前作は別物なのか?…というと、実は最初の部屋を抜けてドクターの部屋に入ると、机の上の手紙には「Alchemist(アルケミスト=錬金術師)」という言葉が。

ただ前作も今作も日本語非対応なので、ストーリーを完全に理解するのは難しい。この点はなんとも残念…。

オプション画面には言語設定欄が用意されているものの、英語以外に変更できない。おそらく本作の売れ行き次第で他の言語を追加する予定なのだと思う。是非今後、日本語を追加してほしい…。

ゲームの流れ

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医師の姿がブレて見える…。医師越しに見える電灯は、おそらく病院の廊下の電灯だろう。

冒頭は主人公が病院へとかつぎこまれるところから始まる…。

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意識を取り戻し、病室から出ようとしたらスタッフに止められてしまった。まあ、そりゃあ包帯ぐるぐる巻きの患者が勝手に部屋から出ようとしたら止めますわな。

けど、このままこの病院の中にいて大丈夫なのか?設備とかなんか病院というより監獄っぽい不潔さだけど…。

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とりあえずベッドの下を調べたところ、靴ゲット!画面右下のカバンアイコンをタップして詳しく調べると、どうやらメチャクチャ臭いらしい。

さらに重いという文字が。つまり、何かを破壊するのに使えそうということか…!

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なんとかスタッフを部屋の前からどかせて別の病室に行くと、なにやらとんでもないことを口走る患者と遭遇。ただ、この患者がおかしいのか、それとも病院の方がおかしいのかはわからない…。

ちなみにスタッフを部屋の前からどかせる方法は、この後の攻略の段落をチェックしてほしい。

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ドクターの部屋に侵入、謎解きに成功するもドクターに発見されてしまう。何やらロールシャッハテストのようなパズルが登場したぞ。

常に不穏な空気が漂っていて、重苦しい。ホラーとしてのクオリティは高い!

「Strange Case 2: Asylum」序盤攻略のコツは選択肢とカルテの番号にあり

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くまなくタップして、情報やアイテムの取り漏らしがないようにしよう。

ゲームシステム的には今作も前作同様なので、基本的にくまなくタップして情報やアイテムを取り漏らさないようにするというのがコツ。

その上でやや詰まりやすい2つのポイントについて紹介しておこう。

1つめは最初の部屋…病室からの脱出のポイント。2つめは、ドクターの部屋での謎解きのポイントだぞ。

トイレを詰まらせれば選択肢出現!病室からの脱出

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トイレを詰まらせると選択肢が出現。直してプリーズ!そしてどこかに行っちゃって?

ゲーム開始直後は病室の前にスタッフが存在するため自由に移動できない。このスタッフの目をそらすためにはトイレを詰まらせなければならないぞ。

トイレの壁を調べてパズルを解き、割れたタイルをゲットしよう。アイテムのは、このパズルで使用する。

割れたタイルを使えば、布を切り裂くことができる。布がどこにあるかは、部屋を見回せば一目瞭然だろう。

布を手に入れたらトイレへGO!無事トイレが詰まったらスタッフに話しかけよう。これまで表示されなかった選択肢が表示されているハズ。

カルテの番号を探そう!ドクターの部屋の謎解き

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カルテに書かれた手描きの数字が、5版の引き出しを開けるカギ。

病室から脱出した後に待ち受ける謎解きは、ドクターの部屋でのカルテ番号入力

カルテの収納棚を調べると、1~9までの引き出しに入ったカルテを確認できる。ただし中央の5だけがなぜか開かない

この時、各引き出しをタップして画面下を見てほしい。2桁の数字が入力できるようになっているハズ。

どうやらカルテの引き出しの番号は患者の部屋番号を、2桁の数字はカルテ自体の番号を示している模様。ということは、最初の番号を知るには部屋の番号を見ればいいということ。

そこから先は、カルテに書かれている。さあ、部屋の番号を確認しに向かおう!