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動乱の時代を手の中に…
「グレートジャーニー弐」は、激動の時代、幕末を再現した熱情の箱庭系シミュレーション。
幕府…黒船…朝廷、そして雄藩の志士たち。激動ののち、維新と呼ばれる偉業が成し遂げられる。
歴史を再現すべく、各ユニットを動かしていこう。独特なゲームシステムと奇妙な雰囲気が味のある奇作だ。
幕府も、志士も、朝廷も黒船も動かす異色のシミュレーション
蒸気船、浪士、大老など、各ユニットをタップやドラッグで導いて時代を進めていく。
従来の主人公を選び、イベントを発生させる歴史ゲーと違い、すべてのキャラを動かし、正しい歴史に導く、神の視点から観た箱庭ゲーだ。
不思議なローポリのグラフィックや、独創的なゲームシステムが奇妙な中毒性をもたらす。人を選ぶが、ハマる人はとことんハマるゲームだろう。
「グレートジャーニー弐」の特徴は歴史を操るという斬新なゲームシステム
幕末を生きた若者たちの情熱よ。志を持った士たちがそれぞれの義をぶつけ、散っていった。
さながらシブサワ・コウが手掛けた「維新の嵐」を超ミニマルにしたような作風だ。
気がつけば今回も、何時間もプレイして締め切りを破ってしまった。言うことを聞かないキャラたちをどうにかこねくりまわし、正しい歴史に導く…不思議なゲームだ。
人は選ぶだろう、だが、確かなオリジナリティ
各ユニットは役立たずだ。足も遅い。何をすればいいのかわからないしチュートリアルも弱い。ストレスもたまる。
それでいて、不完全ながら、全キャラを動かしていく、という作風には確かなオリジナリティがある。
謎解きゲームのように歴史を動かした時のカタルシスよ。融通が効かないキャラたちをうまく導いて歴史が動いた時、静かな感動がじんわりと身を包んだ。
ゲームの流れ
オレ、ペリー。大砲、撃つ。開国してくださいよ〜。
幕府、開国説、上がる。大老、将軍に進言。開国、する。歴史、動く。こんな感じ。
各ユニットをドラッグで動かし、右方向にあるコマンドで行動させる。
活動資金は藩邸などに帰ることで補充させる。屋敷の中のユニットは「Switch」で交換する点に注意。
おっと、舞台は変わって京都へ。長州藩士、勤王の心で尊皇攘夷を説く。
そう、俺は「お〜い!竜馬」を読んでたからめっちゃ詳しいんだぜ。
黒船に密航だ!吉田松陰先生の過激な行動が日本を動かす!
300年の平和を覆す激動の時代の幕開け。FF7やってても思ったけど、倒幕というテロ、よく成功したもんだ。
前作より気象を操ったり、各ユニットが少なくなったぶん、迷いずらくなったり、徒歩速度が遅かったり、各ユニットが変な方向に勝手に動いてしまうのはちょっとストレスを感じた。
まあ、僕はこの作者のファンなので課金して速度を上げたのだが、建物にハマって出てきてくれなくなるのはなんとかしてほしいぜ。
「グレートジャーニー弐」の序盤攻略のコツ
まずは大砲を撃ち、大老を江戸城に往復させ、開国論を優勢にしよう。京都では攘夷論を優位にすれば、江戸も少しずつ騒がしくなっていく。
わかりづらかったのは、長州藩士を黒船に近づけること。また、きちんと「見聞」のパラメータを上げないとイベントが発生しないので気をつけよう。
アップデートを待とう
本作は未完成のバージョンとのことだが、この奇妙な操作性や雰囲気が好きな人はいると思う。この奇作を投げ出すなんて勿体ない。それを捨てるなんてとんでもない。
日々ゲームが改善され、進化していくさまを見届けるのも、インディー・ゲームの醍醐味だぜ?さあ、ともにアップデートを待とうではないか。
…バグか要望があると作者にリプしてみるのもいいかもしんないね。