Man or Vampire

Man or Vampire

パブリッシャー HIDEA

ジャンル シミュレーションRPG

仲間の「成長」を犠牲に、吸血して強くなれ。見た目もゲーム性も最高にハマれる3DローグライクRPG

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※このゲームは配信が終了したかURLが変わっています。

Man or Vampire レビュー

▲暗闇の中を進むダークファンタジー感が堪らない。

インディーズRPGの良さを突き詰めたような面白さ!

『Man or Vampire(人間なのか吸血鬼なのか)』は死んだ人間の魂が集う神秘的な「楽園」を舞台としたシミュレーションRPGだ。

戦闘はターン方式で回っていきマス目状の地形を利用するタクティクス系に近いシステムを採用。

吸血というシステムによる仲間の半永久的な機能停止が特徴的で、コツコツと遊ぶ手が止まらなくなるスルメゲーに仕上がっているぞ。

ローグライトな探索パート&戦略バトル

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▲「たいまつ」は光量が減ると奇襲されやすくなる満腹度的な要素。

ランダム生成されたダンジョン内部には宝箱やトラップオブジェクトが散在しており、プレイヤーは自由に移動して探索できる。

シンボルにて視認できる敵モンスターは自発的には動かないけど、索敵マスに踏み入ると専用の戦闘モードへ移行。

移動先のタイル次第で攻撃・回復・補助といったスキル技を発動でき、ユニットをどこへ動かすかが重要だぞ。

仲間を育てて、血を吸って、将来性を奪い取ろう

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▲一度は死んだ人間たちだから、主の命令に従う他ない。

ゲーム内でただ一人「人間」と「吸血鬼」両方の性質を備える特別な主人公は戦闘だと経験値を得られず、仲間を「吸血」して初めてレベルアップする。

「人間」状態の仲間は全員が最大ランクまで育つけど、一度噛み付かれて「ヴァンパイア」になると二度と成長しなくなる。人間へ戻すことは不可能。

しかし強いキャラほど吸血効果は高くなるから、補欠を生け贄用として育てることや強力なスタメンを犠牲にするのも必要な過程だ。

『Man or Vampire』は地道な積み重ねと豪華なバリエーションが楽しい!

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▲序盤から二度と使えなくなるキャラを決めるのは心苦しい。

キャラスカウト(雇用)は通常マネーがメインでゲームを遊び込めば強い仲間を無料で必ず手に入れられる。

総勢60人近くものユニークキャラが登場するけど、同じパーティを使い続けると主人公が育たないのでメンバーを入れ替えつつ攻略することに。

「吸血」の代償によって生じる全体を通した育成プランへの影響が固定化を許さず、周回プレイを前提としたコンセプトなのにPT編成に悩ましさを持たせる。

これらの要素がゲーム内での成長と噛み合っており、チマチマ強くなる嬉しさ&アレコレ悩みながら個性豊かな仲間を厳選するダブルパンチが面白いのだ。

書き切れないほど充実した育成システム群

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▲特定モンスターの素材を手に入れて能力を伸ばせる。

各キャラのレベルアップ時には割り振り可能なスキル&ステータスポイントを取得するので、使い道や特化性をある程度自由に決めてオッケー。

ダンジョンからは大量の装備がドロップするので全員分のエンチャントを狙うなどハクスラ系っぽい楽しさも含んでいる。

他にも主人公を転職させたり、スキルツリーを埋めたり、ヴァンパイアだけ参戦できる決闘場があったりとやり込める要素が盛り沢山だ。

確実な戦略性&突発的な事故はローグ系の特権

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▲全滅時は全財産をガッツリ減らされるロスト制度。

モンスターの索敵マスを踏まなければ戦闘を回避できるから、普段は頭数の少ない敵グループだけを狙うなどシーンを選べる。

しかし画面外から襲ってくる巨大ボスモンスターもいて、危険に晒されるけど勝利すればレア装備GETというリターンのあるハプニングとして上手く機能していた。

ほどほどに戦略的で緊張感を途切れさせないダンジョン探索の醍醐味を残したメインサイクルも中毒になってしまう理由の1つだ。

ゲームの流れ

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ゲーム開始時、主人公の名前を求められるがテキトーなのに変更される。これは物語上の演出なので後から性別も決められるぞ。

ストーリー性は薄くて説明も少ないけど雄大な背景や洗練されたローポリグラが世界観を醸し出しているので全く文句無い。

海外で行われた2017年グーグルインディーズゲームフェスティバルなどの選定にも挙がった作品で、その実力は確かだ。

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ダンジョン画面。キホンは自分が動かないと他も進まない世界なのでジックリ考えながら遊べる。

バトルには技コマンドが無い代わりに移動が行動に直結していて、踏んだパネルに応じたアクションを連続して行う。操作の手間が省けてスムーズ。

ちょっと残念な点として、高難易度ステージは楽しいけどザコ相手は面倒なだけ。自動操作もあるけど資源を消費してしまう。

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そこを除けばほぼカンペキ。ボリュームたっぷりの育成メニューを駆使して強くなれる。

MAX強化になればヴァンパイア化のデメリットが一気に減るけど「到達までの道のり」は果てしなく長く、結局要らない子を捨てる必要がある。

各キャラの固有スキルを考慮するもヨシ、モチベに関わる見た目も重要な選定ポイントだ。

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最初のレアリティでレベル上限は違うけど後天的な成長(非課金アイテム)で突破できるのが嬉しい。

クラスを鍛えれば上位職に転職して攻撃範囲が増えたりボーナス効果が付いたりと良い事尽くし。

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レアリティ制限ダンジョン「アカデミー」などまだまだコンテンツが用意されている。

グラも良いし、低難易度での単調加減さえ気にならなければ1人用メインとして最高のゲームかもね。

後はアナタの目で確かめてくれ!(お約束)

『Man or Vampire』序盤攻略のコツ

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▲最初に仲間になるアンナは有能僧侶として役立つ。

まずはポストからスタート特典を受け取ってホーム画面右の霊魂探索(スカウト)からキャラを集める。星3以上は育成用、星2以下の使わない子は直で吸血素材にしてもOK。

候補の入れ替えは時間が経てば無料で何度でも出来るので、交渉での減額を考慮しつつイマ仲間にするかを懐と相談すべし。

ちなみに実は主人公にパーティ参加せずとも大丈夫なので、育てたい人間4人で出撃しても全く問題ないぞ。序盤は吸血に徹してもらおう。

敵の索敵マスを見極めて、意図的に踏むかを決めよう

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▲ゆっくりと確認しながら進めばリスクを減らせる。

フィールドマスを長押しすると移動カーソルの色が赤(戦闘突入)青(非戦闘時)にて表示される。

大量の敵に囲まれた宝箱でもナナメ移動を駆使すれば戦わずに取れることも多いので、上記のカーソルで判別しながら進もう。

これは「たいまつ」に余裕のある状態のみで、消えると敵との接触が増えてしまう。補給ポイントを探しつつ無用な戦闘を避けて節約しよう。

職種を偏らせれば殲滅力アップ

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▲黄色く光ったマスが発動の合図だ。

既に仲間のいるマスに乗って攻撃すれば「チェインアタック」となりダメージが増えるので積極的に狙っていこう。

クラスによって攻撃範囲が違うのでパーティ内の職種を合わせると更に発生しやすくなる。特に遠距離系は被せやすく、周回プレイ時も捗るから多めにしたい。