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マザーグースの詩をモチーフにした不気味で切ないノベルアドベンチャー
「籠庭のクックロビン」は、童謡「マザーグース」の有名な一篇「だあれが殺した?クック・ロビン」をモチーフとしたノベルアドベンチャー。
「笑わない少女と異形のサーカス」のような、SEECお得意のダークな世界観に、同じくダークさをたたえた「マザーグース」の世界観が加わり、魅力的なストーリーを作り上げている!
ダークで切ない!歪んだ者達の物語
舞台は、「怪物の巣」だとか「使用人を異形(フリークス)に改造している」だとかいった噂を持つ古城。
主人公は孤児院からこの古城へ、メイドとして奉公にやってきた。
ダークな古城を舞台に、歪んだ者達の切ない物語が展開していく。
文章を読み進めて選択!ノベルゲーㇺの王道スタイル
ゲームシステムは、文章をタップで読み進め、ときおり登場する選択肢を選ぶ…というノベルゲームの王道スタイル。
物語は章ごとに短く区切られているため、短時間でも気軽にプレイできるものの、何せ物語の引き込む力が強いので、すぐに次の章を読みたくなってしまう…。
結局一気に読んで、気づくと長時間立っていた…なんてことに!
「籠庭のクックロビン」の魅力は個性豊かなキャラクターと謎
本作の魅力を際立たせているのは、個性力なキャラクター達と古城に存在する謎!
2つの魅力が融合し、「この先の展開どうなるの!?」という興味をかき立ててくれる!
それぞれ異なる歪み!キャラの魅力
本作に登場するキャラクター達の大部分は、古城に住まう使用人達(と、城主)。
皆いずれも、肉体や精神のどこかに欠損や歪みを抱えているが、これらはただキャラを立たせるために用意されたワケじゃない!
それぞれのキャラの過去と密接にリンクしているため、キャラの存在感をしっかり感じさせてくれるのだ。
次どうなるの!?やめ時がわからなくなる謎
各キャラの過去はもちろん、序盤ではそれがどんなものなのか全くわからない!
さらに古城には「あかずの間」、「夜にうろつく得体のしれないもの」といった謎が存在。
物語の進行とともにこうした謎の正体が徐々に見えてくるため、次が気になって、どうにもやめられなくなってしまう!
ゲームの流れ
章に入る前に表示される詩が、世界観を奥深くしている。
ちなみに、章を読み進めるためには一定の体力を消費するぞ!
タップで物語を読み進めよう…。
館の主、ヴァルトシュタイン卿は一見嫌味なようだが、実は…!?
CHOICEと表示されている選択肢は、画面上部のゲージの増減に影響するぞ!
重要なキーワードが登場すると、画面下部の「Keyword」欄に登録されていく。
ストーリーを深く理解するために、定期的に見返すのがオススメだ。
章を読み終わると、次の章へ!
体力が回復していないと次の章に進めないというのがもどかしい…それくらい、続きが気になる!
「籠庭のクックロビン」の攻略のコツはプレイスタンスを決めること
本作を楽しむ上でポイントになるのが、画面上部に表示されたゲージ。
ゲージの両端には「真」「狂」という文字が書かれており、選択肢によってゲージがどちらかへと傾いていく…。
選択肢によって展開が変化!マルチエンディング
本作はマルチエンディングとなっており、このゲージによって物語の展開が変化する。
本作を楽しむ上では、主人公にしっかり感情移入し、自分が主人公だったらどれを選ぶだろう…という前提でプレイしよう。
その方が物語の展開も、待ち受けるエンディングも、より楽しめるハズだ!
真相を求める?今を受け入れる?スタンスを決めよう
ゲージはどうやら、積極的に真相を追い求めると「真」へ、現在を受け入れると「狂」へ傾いていくようだ。
選択肢を選ぶ上で、自分は真相を追うのか?それとも今を受け入れるのか…ポリシーのようなものを決めておくと、より深くゲームが楽しめるだろう!