『ファイナルファンタジーⅩⅤ』発売記念!スクエニの過去作品を掘り起こしてみよう!
様々なハードへ移植され、まさに伝説の序章となった作品。
今回は、エニックスからリリースされたコンシューマ初のロールプレイングゲーム―――
RPGというジャンルを世に広める起点となった偉大な名作「ドラゴンクエスト」を紹介していこう!
今、新しい伝説が生まれようとしている byキャッチコピー
目次
スマホで遊べるスクエニゲーム
星のドラゴンクエスト
「星のドラゴンクエスト」は、国民的RPGであるドラゴンクエスト、通称ドラクエをスマホ向けにシステマイズしたセミオートバトルRPG。
オリジナルキャラを自由なアバター設定で作り、星を探索していくというもの。
歴代の懐かしのBGMを聴きつつ、フィールドにダンジョンに冒険の部隊を広げていく。
移動は場所を指定すると自動で歩いてくれるシステムで、戦闘も基本はオートで戦ってくれる。
だが、コマンド選択はドラクエの王道!技や魔法はゲージが溜まったら任意で選択して使っていける。
プレイしてみるとわかるが、これは正統派なドラクエだ!
「ドラゴンクエスト」
「ドラゴンクエスト」は、1986年5月27日にエニックス(現・スクウェア・エニックス)よりリリースされたファミリーコンピュータ用ロールプレイングゲーム。
当時、パソコンには、ウルティマやウィザードリィなどの海外で有名なRPGなどが存在していたがファミコンとしては、本作が初となる。
『堀井雄二』氏と『中村光一』氏が、既にアメリカでブームとなっていたRPGに感化され、開発が開始された。
着想としては、ウルティマの見た目にウィザードリィのコマンドバトルの戦闘シーンを組み合わせたようなスタイル。
パソコン作品と違い、ROMの容量に限界があった為、かなりの制限の中で様々な要素を削って製作された経緯のある作品。
その容量は、2000年代におけるフューチャーフォンの待ち受け画像1枚分程度。
想像できないかも知れないが、そんな画像1枚分のデータサイズで名作RPGは制作されたのだ。
常にカメラ目線の勇者
システムは、現在のシリーズにも受け継がれているコマンド選択式の戦闘に、フィールドを移動してフラグを回収してストーリーを進めていくというもの。
JRPGと呼ばれる日本製のロールプレイング作品のベースとなるシステムは、この時点で完成されていた。
ただ、ユーザーインターフェースは、容量の関係で未完成といっていいシステムだった。
データを削った為にキャラクターグラフィックが正面のみのものしかなく、上に歩こうが左右へ歩こうが、常に画面手前を向いているカニ歩き状態の勇者の誕生である。
今では考えられないことだろうが、当時としては苦肉の策であり、このためにどこを本来向いているのかがわからなくなってしまう。
その影響で、『はなす』というコマンドの後、方向を指定するという手間がかかってしまっていた。
グラフィックを増やすより、そちらのほうがデータ容量が少なくて済んだからだ。
つまりそれほどまでにギリギリの調整をしていたということになる。
大きかった影響
初代のみの面白仕様
ドラクエ発売の時期に同時に新発売となった雑誌があった。
『ファミコン通信』
後の『ファミ通』である。
当時はまだ週刊ではなかったファミ通の創刊号では注目作でもあったドラゴンクエストが紹介されていた。
発売後、一大ブームの火種となっていく。
タイトルに「ドラゴン」とつくファミコンタイトルも数多く発売された。
多くのソフトメーカーがRPGというジャンルを手掛け、現代に至るまでジャンルが絶えたコトが無い。
ドラゴンクエストもシリーズとなって続き、それぞれの作品が名作として語られる。
ただ、この初代ドラゴンクエストのみの仕様がいくつかある。
その一つがバッドエンドの存在。
ラスボスである竜王がもちかける誘いに「はい」とこたえるか、「いいえ」とこたえるかでラストバトルが始まるか、バッドエンドになるかが決定する。
バッドエンド後の世界は、「ドラゴンクエストビルダーズ」で語られることとなったが、基本的に普通に世界が救われた後の歴史がロト三部作となっていった。
もう一つ、地味だが面白い仕様があった。
名前によってステータスが変化するというもの。
「たかし」や「つよし」が強いとか、いろいろ試した人も多いんじゃないだろうか。
あらゆる伝説となった初代ドラゴンクエスト。機会があるならファミコン版を遊んでみてほしい。
スマホで遊べるスクエニゲーム
アカシックリコード(Akashic Re:cords)
『アカシックリコード(アカリコ)』は、誰もが知る物語に蔓延る「歪み」を、創作キャラを率いるクリエイターが正していく3DスマホRPG。学園生活の傍ら、生徒達が異世界での活動を通して関係性が変化していく現代ファンタジーな物語。
そして多様な世界のキャラが混生してごった煮となった、カオスで賑やかな雰囲気は実にイマドキ。
バトルはリアルタイム進行、各キャラはゲージが溜まると行動可能。アクティブに動かしていく。
選択式のスキルや防御コマンドの他、協力マルチプレイではリアルに連動して必殺技を放つシステムも。
スクエニの完全新作ではグリムノーツも目立った2016年度だが、個人的にはこっちをオススメ!と推したくなる面白さだ!
グリムノーツ
グリムノーツ、は、スクエニの王道RPGと、シンデレラや赤ずきん、ピーターパンなど、世界中の童話の世界が融合したファンタジーRPG。
童話の中で主人公になれなかったキャラに焦点をあてたストーリーが面白い。
戦闘はリアルタイムのスリーラインバトル。4人のパーティを組み、主人公だけを操作する。画面スワイプで移動、タップで攻撃だ。
画面上を自由に動きながら乱戦していくスタイルはテイルズを想起させる。
誰でもない主人公が戦うという物語、豪華なグラフィックと声優陣、自由度の高いバトル。バツグンです。
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