「菊一文字則宗」名刀匠の作りし国宝級の名刀！「沖田総司」の愛刀として有名な刀剣を大特集！我が剣にて敵を穿つ…！【Fate：武器・宝具特集】

御番鍛冶筆頭の作りし名刀。

「沖田総司」の愛刀として知られる。

それが―――

「菊一文字則宗」

沖田の本来の所持刀「乞食清光」より有名な、彼の愛刀（？）を大特集！

我が剣にて敵を穿つ…！　by沖田総司

刀匠「則宗」

則宗（のりむね）は、福岡一文字派の祖で備前国の刀工。

また、彼の製作した日本刀の総称でもある。

一般的に「菊一文字」、「菊一文字則宗」と呼称される刀剣だ。

直刃調の小乱れ刃を焼きの刃文で、古備前の趣があり、平安時代の刀剣の特徴と同じくする。

細身で優雅な太刀姿が特徴。

則宗が御番鍛冶を務めた事から、後鳥羽上皇の定めた皇位紋である16弁の菊紋を銘に入れることを許された。

一文字派の銘「一」を彫り、それに加えて「菊の紋」を彫ったコトで「菊一文字」と称したとされる。

ただし、これはあくまで称しただけで、「菊一文字」と言う銘の刀は存在しない。

現存する則宗の作品中には、菊の銘を切ったモノが無い事から、おそらく後世の人々が御番鍛冶筆頭を務めた則宗なら「菊の紋」を彫ったに違いない、と考察した為に「菊一文字」と呼ばれるようになったのではないかと思われる。

刀作りが禁止となった明治以降は、刀匠から料理用・工匠用などの一般的な諸刃物を製造する「株式会社菊一文字」が創業した。

現在、京都市中京区三条通河原町に本店がある。

東京にも支店があり、爪切りから日本刀まで幅広い刃物を扱っている。

「沖田総司」の愛刀
その真偽とは？

沖田総司が所持していた刀の名前として「菊一文字則宗」が挙げられる。

これは子母澤寛などの伝記により「沖田の刀は“菊一文字細身のつくり”」とされていた為だ。

彼の生きた時代では既に非常に貴重な古刀となっており、国宝級の逸品だったコトから実際に使用していた可能性はないだろう。

所持に関しても、経済的にそこまでの物を入手できるだけの財力は当時無かったと推測できる。

また、別説に則宗以外の「“菊に一”の紋を打った細身の刀」を所持していたのでは？という説も存在する。

これは、当時幾つか存在していたコトが確認されており、それなりに入手し易かったと思われるので、こちらの説が有力だろう。

だが、沖田自身がこういった刀を当時持っていたという史料には信憑性が高いモノが存在していないのも事実なので、残念ながらそういった刀を持っていたかは不明としか言いようがない。

Fate的に言えば、本来の彼の宝具は所持した刀ではなく、佐々木小次郎の宝具同様に彼自身の技量そのものなのではないだろうか。

セイバーの通常武装は『乞食清光』だが、この宝具を装備している間、後年に「沖田総司の愛刀」とされた『菊一文字則宗』へと位階を上げる。

真偽は不明だが、FGOでのこの燃える設定は、ファンにとっては心揺さぶるモノなのでこれはこれでいいんじゃなかろうか。

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