大盛況の「BitSummit 7 Spirits」気になった7つのブースをピックアップレポート!

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2019年6月1日から京都で開催されている日本最大級のインディーゲームの祭典「BitSummit 7 Spirits」に編集部 阪森とライター 納谷がお邪魔してきました。

「国内のおもしろいインディーゲームを海外に向けて発信していく」という趣旨のもと、2012年後半に発足されたBitSummitは、毎年京都で開催されている日本最大級のインディーゲームの祭典です。

2018年には 来場者数1万1千人を超えるなど大きなイベントになっていて今回もたくさんの方が会場に訪れていました。

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プラットフォーム問わず様々なゲームが出展されていて時間の都合ですべてはご紹介できませんが、気になったスマートフォンゲームと作者さんをいくつかご紹介させていただきます。

G1 Playground Games

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公式サイト:https://www.g1playground.com/

公式Twitter:https://twitter.com/trickartdungeon

小さな子供の頃に近所のゲームセンターで経験した楽しい思い出を、多くの人々に思い出させるために設立されたというゲーム開発スタジオです。

ディレクションをSteve Hanさん、ゲームローカライズ&メイキングをKyunghun Leeさんが担当しています。

トリックアートを楽しめる錯視バズルアドベンチャー「トリックアートダンジョン」

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「トリックアートダンジョン」は、錯視バズルの要素をふんだんに盛り込んだバズルアドベンチャーゲームです。

想像と現実が交差する空間『トリックアートダンジョン』を舞台に、ひとりの少年となってはぐれた親を探すことになります。

操作はタップやスワイプで行い、フィールドを移動して様々なトリックアートや仕掛けに遭遇します。これがまさに新体験でした。

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ギミックを作動させると何の変哲もなかった背景が変化して道ができたり、少年が進むほど道が遠ざかって行ったりと、錯視パズルのおいしいところを余すところなく味わえます!

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サウンドも世界観とマッチしていて耳心地が良く、ステージを進めるごとに少年が精神的に成長していくなどストーリー性もしっかりと感じられます。

作者さんにお聞きしたところ明日(6月2日)にグローバルリリースが予定されているらしく、気になった方は是非遊んでみてください。

動いた。

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公式サイト:http://www.ugoita.com/

公式Twitter:https://twitter.com/hyappy717

サラリーマンが土日に電子工作に挑戦、動いたモノをWebやイベントで紹介しているクリエイター集団。

今回お会いできたのは佐山 太一さん。展示作である「Short Piece」は、unityの勉強がてら色々なギミックをちまちま作って出来上がったゲームとのこと。

なんでも触れて反応するギミックパズル!?「Short Piece」

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「Short Piece」は、様々なシチュエーションが描かれたインタラクティブなイラスト集です。

一見するとゲームなの? と思うんですが、この一枚絵に隠されているギミックがすさまじい……。

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窓を叩くと人が顔を出し、家を押したらへこんで戻り、草花はゆらゆら揺れ続け、取り外しできるマンホールやそこから出てきた骨を犬にあげると喜ぶなどなど。

文字だけで表現するとクドくなりそうなたくさんのギミックが盛り込まれています。

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ゲームとしてのメインの目的は用意されているんですが、そこから脱線した意味のあるようでないギミックがとても魅力的で、目的を達成したあともずっと遊んでいられる癒しがありました。

カラメルカラム

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公式サイト:http://caracolu.com/

公式Twitter:https://twitter.com/NetOff_Info

デジタルゲームとアナログゲームを作るゲームスタジオであり、近年では自分探しタップゲーム「ALTER EGO」が大ヒットしています。

会場では作者の大野さんにお話しを聞くことができたんですが、ALTER EGOのヒットの余波で(アップデートに注力したため)、今回展示されていた「ネトオフ」の開発が少し遅れているようです。まさに嬉しい悲鳴。

コミック調のイラストやシナリオ分岐が魅力!「ネトオフ」

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「ネトオフ」は、ネットとリアルを行き来しながらそこで交差する人間模様を味わうRPGです。

5人の主人公は、ネトゲでのキャラと中の人という2つの顔を持っていてネトゲ内ではクリッカーRPGの形式でステージを進めていきます。

こちらは画面の連打やスキルを駆使し、敵を倒してキャラを育成していくというもの。

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ネトゲパートではチャットが発生し、キャラとの会話や選択肢による分岐を楽しむことができます。

そうして物語をさらに進めると、中の人のシナリオを楽しめるオフ会パートが開放され、現実での話が展開されていきます。

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どのキャラの視点で話を進めるかによってシナリオの見え方が異なり、ひとりのシナリオを進めると別のキャラのシナリオが開放されたり、ロックされたりします。

この2つの視点での物語やインタラクティブ(選択)性が個人的にはツボでした。

また、各所で見られるコミック調の演出、ゲームの華やかさとは対照的なモノトーンに近い現実のイラスト描写など、ビジュアル面でも魅力が詰まっています。

DESKWORKS

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公式サイト:http://deskworks.jp/

公式Twitter:https://twitter.com/DESKWORKS_JP

DESKWORKSは日本のインディーゲーム開発チームであり、会場ではゲームデザイナーの南場 ナムさんにお話を聞くことができました。

試遊した後で一旦ブースを離れたんですが、物販のTシャツを買い忘れたことを思い出して戻りました。500円というリーズナブルなお値段でっせ!

日本国内を問わず様々な章を受賞している大作「RPGタイム!~ライトの伝説~」

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「RPGタイム!~ライトの伝説~」は、ゲームクリエイターになりたい少年が一枚のノートの上でオリジナルゲームを作っていくゲーム愛と夢と冒険が詰まったRPGです。

白紙の自由帳に落書きをしていた小学生のころ。そんな少年のころに誰しもが体験した気持ちをリフレインさせてくれる、前評判通りの大作でした。

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ステージでは、ひとつ操作を終えるとアニメーションが再生されて画面が変化し、それに合わせてキャラの操作や使える機能が変化します。

次のどんなことが起きるのか、大人になって色々なことを知った今遊んでも予測できないイベントが次々と起こります。

シンプルにワクワクするやつ。鳥肌が立つやつです。

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クリエーターの南場さんいわく、本作はギミックを最初に発想し、そこに鉛筆絵などを肉付けしていくかたちで作られています。

その度に少年が持っているノートのページが増えているらしく、ボリュームもかなりのものになっています。

ページを1枚めくるだけで全然違う体験ができる、次に何が起こるか分からない楽しさを味わえるゲームですね。

福狸

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公式サイト:http://fukudanuki.com/ja/

公式Twitter:https://twitter.com/fukudanuki_tw

岡本 格(おかもと いたく)さんは、兵庫県在住の個人クリエイターです。関西圏を中心にちょろちょろしてるので捕獲は容易とのこと。今回は「CUBE GARDEN -キューブガーデン-」を出展されています。

ルービックキューブが好きならハマる「CUBE GARDEN -キューブガーデン-」

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「CUBE GARDEN -キューブガーデン-」は、お散歩が好きな王様を導く3Dパズルゲームです。

ステージは3×3のキューブ状になっていて、縦ラインや横ラインを回転させて王様や様々な登場人物を導くことになります。

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王様は段差をそのまま下りることはできず、ルート上に階段を置いてあげると進むことができます。

王様を一度動かして位置を変えたうえで再びパズルを動かし、ルートを整備してから導くなど思考錯誤を重ねてゴールを目指すのが楽しいゲームですね。

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ちなみに、試遊したステージは難易度が高く、自力ではクリアできなかったんですが、動画広告を視聴するとゴールまでの手順が完全にガイドされる機能があるので、手詰まりになることはないです。

FANTEC

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公式サイト:https://www.fantec.co.jp/

公式Twitter:https://twitter.com/fantec_info

惑星探索アドベンチャーゲーム「INO」などを手がけるインディーゲームデベロッパーさん。

宇宙でのサバイバル体験を満喫できる「INO ver.Ⅱ」

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「INO ver.Ⅱ」は、未知の星を冒険するSFサバイバルアドベンチャーゲームです。

養成学校の試験として行われた星の調査で、チームメンバーが行方不明となり、リーダーである主人公は消息を絶ったメンバーを探して未開の大地に足を踏み入れます。

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キャラにはバッテリーとライフという2つのパラメーターがあり、バッテリーは船外行動をしていると徐々に減少。

無くなるとライフが自動減少するので、定期的に母船へ戻って補給を行うことになります。

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フィールドと母船を行き来してモンスターと戦い、獲得した素材を使ってキャラを強化し、より広範囲を探索する。

宇宙でのサバイバル体験が細やかに描かれていて、ゲーム内での行動に応じてエンディングも分岐します。

この「ver.Ⅱ」は無印版の「INO」にアップデートで(課金)追加を予定しているとのことでした。気になる人は、「INO」からチェックしてみるといいかも。

ところにょり

おわかれのほし サウンドトラック

おわかれのほし サウンドトラック

公式サイト:https://www.tokoronyori.com/

公式Twitter:https://twitter.com/tokoronyori

「ひとりぼっち惑星」や「からっぽのいえ」などの人気作をリリースしているデベロッパーさんです。

現在はゲームアプリクリエーターを専業にして活動中。今回展示されていた「おわかれのほし」はすでにレビュー済なので、ゲームについてはそちらをどうぞ。

今後の展望について

会場でお話しを聞かせていただいたところ「おわかれのほし」はこれまでの作品や世界観を一区切りさせるタイトルだったようです。

ところにょりさんの作品には、エンドロールなどの終わりを表現するシーンや描写が意図的に排除されていました。

しかし、今作にはエンドロールがはじめて導入され、区切りをつけるという意味もこめて「おわかれ」という文字を入れたとのこと。

あくまで区切りをつけるということで、今後は違った世界観や雰囲気にチャレンジしてみたいということでした。

どんなゲームになるのか、いちファンとして楽しみです!

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今回は7つだけをピックアップして紹介しましたが、会場には他にも沢山の魅力的な出展があります。

今年の開催は明日まで! ぜひ足を運んでみてください。

BitSummit 7 Spirits
https://bitsummit.org/ja/

ライター: 納谷英嗣

携帯アプリの時代から所属している古株のライター。最近のアプリ評価は優しめにつけています。執筆歴は、アプリゲットの雑誌時代を含めると15年ほど。好きなジャンルはとくになく雑食です。好きなゲームは、ワイルドアームズシリーズ、サモンナイトシリーズ、スパロボシリーズ、デバイスレイン等々。今ハマっているのはFFBE。

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