株式会社ORATTA(オラッタ)は、ソーシャルアプリの開発・運営を行う会社で、『ドラゴンソリティア』『戦国アスカZERO』と幅広いユーザーを楽しませるアプリを提供してきている。
社名であるオラッタは「僕たち」という意味である。
「世界中の人々をつなぐ、歴史に残るサービスをつくりたい」という思いのもと、その意思に惹かれ多くのクリエイターが集まる会社だ。
今回『ゼロの使い魔』とのコラボを迎え、盛り上がっているところ『戦国アスカZERO』を運営するディレクターの福井 健彦氏と、採用/広報を担当する齊藤 麻里奈氏にお話を伺ってみた。
▲福井氏(左)と齊藤氏(右)
目次
運営人数もリリース時から倍以上に!おかげさまで好調です
――まず株式会社ORATTAについて簡単にご説明していただけますでしょうか。
福井氏:
ソーシャルゲームの企画、開発、運用がメイン事業です。
特徴として、内製主義を掲げています。企画、デザイン、開発、運用やマーケティングまですべて自社で執り行っています。
――今何タイトルぐらい、運営をされているのでしょうか?
福井氏:
今は、5タイトルを運営しています。
『戦国アスカZERO』のようにAppleやGoogleのアプリストアで展開しているものと、『BLEACH 卍解バトル』のようにブラウザのプラットフォームで展開しているものがありますね。
――福井さんは全て担当されているんでしょうか?
福井氏:
いえいえ、僕は『アスカZERO』の専任です。
プロダクトごとにチームがあるので、総勢70人ぐらいですね。
――戦国アスカZEROは現在何名で運営をされているのでしょうか。
福井氏:
今は20人ぐらいです。
リリース当初の2倍ぐらいにはなりました。おかげさまで好調です。
仕事終わりの突発飲み会に社長が?!フラットな社風
――社内はどのような雰囲気でしょうか?お話を伺っていると、和気あいあいと仕事をされているイメージです。
福井氏:
黙々とやっている人も多いですけど、(※)Slack(スラック)を使っているので、頻繁に会話は行われています。
※チャットツール
オフィスの中に小さいミーティングスペースがあるので、話したほうが早いという時はすぐに集まって話せます。
齊藤氏:
執務室は静かなんですけど、みんなとても仲が良いので飲み会は多めですね。
福井氏:
飲み会多いですね。
――いいですね、仕事の終わりに一杯という感じでしょうか?
福井氏:
突発的です、定時後にも残っている人が少なからずいるので、そうすると突発的に飲みに行きましょう!と(笑)
――この辺りだと、飲みに行く場所っていうのは、駅前ですか?
福井氏:
駅前ですね、飲み屋は結構ありますので。
齊藤氏:
オフィスは中目黒なんですが、安い店もあります。
――楽しそうですね。飲みに行くのって、仲が良くないとなかなかできないのかなと。
齊藤氏:
多い人はすごい多いと思いますね。
――月でいうと1、2回とか?
福井氏:
いや、週2とか、週3とか行っているメンバーも多いんじゃないですか?
齊藤氏:
だから比較的安い価格帯のお店に行くんですよね(笑)
福井氏:
slackに「お昼ご飯を誘う板」があって、お昼今日行きたいんだけど誰か行きませんか?みたいなのを募集するチャンネルがあるんです。
半数以上のスタッフが参加していますね。
飲み会も、その板で割と募集されてたりしますね。
齊藤氏:
新人さんや他プロダクトのメンバーとも仲良くなってほしいなと思って作った板だったんですけど、お昼ご飯だけでなく飲み会の誘いも活発ですね。
これまで別々に開催されていたような飲み会も、板ができたことによって、じゃあ同時に開催しようか、ってだんだん規模が大きくなったりとか。
――すごいですね、代表の方もいらっしゃったりすることもありますか?
福井氏:
もちろん参加しています。
多分、ほかの会社にないぐらい全員フラットな感じかなと。
――一連のお話聞いていると相当フラットです(笑)
福井氏:
「社長が絶対」というシーンはなくて、みんなで議論して決めています。
ミーティングが多くなることもありますが、誰かの決定が絶対条件ではなくて、みんなが納得するまで話し合う、というのを日々の企画の中でも徹底しています。
だから本当にフラットですね。上司みたいな人があまりいないかもしれません。
――仲の良い先輩という感じですね。
前職は料理人?コアユーザーからゲームディレクターに
――福井さんのキャリアをお聞きしてもいいですか?
齊藤氏:
ここ、一番面白い話かもしれません。
福井氏:
普通に高校を出て、専門学校に行ったんですけど、そこがエコール辻東京っていう料理の専門学校でして。
▲ハードルをあげられる福井氏
――え?料理?
福井氏:
そのまま軽井沢のレストランとか、フレンチとイタリアンのレストランで働いていたのが、もう10年ぐらいです。
――10年近くゲームとは違う畑で仕事をされていたんですね。
福井氏:
30歳が近くになって、今後どうしようかな?と。
30を超えてやっている職って一生続けるかたちになりそうだなと思ったんです。どういう仕事やろうかなと思ったときに、飲食も含めて探してたんですけど……当時『ドラゴンソリティア』が大好きだったんです。
――『ドラゴンソリティア』といったらまさにORATTAさんのアプリです。
福井氏:
それもでORATTAを受けてみようかなと。
齊藤氏:
すごくプレイされていたんですよ、ドラソリ。
――ランカーと言えるぐらいプレイされていたのですか?
福井氏:
当時入社してから聞いたら、上位5%には入っていました。
――相当やりこんでたんですね。面接のときにも熱くアピールして決め手になったんじゃないですか。
福井氏:
そうですね。ドラソリはかなり熱くアピールしました(笑)
齊藤氏:
もちろんご経験もスキル面も非常に重要なんですが、特に企画職は熱意重視というところはあります。福井さんの場合、インターンからスタートしてその熱意と努力に根負けしたという感じです。
――確かに料理をされていたという経歴からは、採用に至るのはなかなか難しいと思います。
福井氏:
純粋なゲーム好きだったというところも良かったのかもしれません。
社内にコアゲーマー多数で難易度が高めになりがち
――今どんなゲームをプレイされていますか?
福井氏:
『グランブルーファンタジー』や『HIT(ヒット)』とか。
あと『黒騎士と白の魔王』あたりです。
――コンシューマーよりはスマホをメインにプレイされていると。
福井氏:
がっつりやりたい派なんです。
移動時間もやりたいのでどうしてもソシャゲ中心になりますね。
比較的コア向けのゲームが好きです。
世間的には難しいぐらいなほうが楽しいなって思っちゃうので。
齊藤氏:
それがもう明確に戦国アスカZEROに出ているのですが……。
――戦国アスカZEROってライトなイメージでしたが難易度高かったりしますか(笑)
福井氏:
やり込むにつれ、高くなると思います。
それは代表の今井のインタビューにもあったんですけど、どうしてもコアゲーマー向けになっていますね。
――コアゲーマーからすると、ある程度難しくないとやる気でないという面もあります。
福井氏:
最近はボタンを押したら放置して置いておく、みたいなのが増えてきていると思うんですけど、それだけじゃつまらないと思っていて。
オートプレイの中でも自分の1タッチで戦況が変わる!みたいなのがないとゲームじゃないかなと。
齊藤氏:
アスカZEROも、進撃(バトル)の中オート機能があるんですけど、自分の手でプレイしたときは勝っていたはずなのに、オートにしていて気がつくと負けているんですよ!(笑)
――やっぱりオートだけじゃちょっと難しい難易度になっているんですね。皆さん社内でアスカZEROをプレイはされていますか?
福井氏:
そうですね。アスカZEROチーム内に、5、6人はレベル7~80というコアユーザーがいます。
ランキングイベントとかでも確実に上位に食い込んでいるような人もいますね。
――皆さん自分のタイトルもしっかり自信を持ってプレイをされていると。
福井氏:
企画側としては本当にありがたいです。
そういう流れもあり、企画職以外の人も積極的に案を出してくれます。
――プレイしていないことが多いので、企画以外は意見って出せないですよね。
福井氏:
これはORATTAの特徴だと思うんですけど、ディレクター以外の人も積極的に意見出しをしてくれます。ORATTAは積極採用中です!
社内プレイヤー専用チャンネルが存在
齊藤氏:
slackのチャンネルに少し変わった板がありまして、「asukazero_free板」と、「asukazero_gekioko板」と言うんですが……。
福井氏:
社内でアスカZEROのアツいご意見を集めていく場っていうことで、激おこ板と呼ばれています(笑)
齊藤氏:
業務外の自由参加にも関わらず、かなり積極的に書き込みが行われています。
――「激おこ」とつく当たり、炎上気味の意見も集まったりするのですか?
福井氏:
企画側としては、ちょっと耳に痛い感じのことを書かれていたりします。
齊藤氏:
「これは仕様ですか?」って意見を見ると…。
――ヒヤリとする聞き方ですね(笑)
福井氏:
たくさん書き込まれるとひやひやしながら見ています。
――フリー板はどのような扱いなのでしょうか?自分のアイデアとか意見があったらここに書き込むという感じですか。
福井氏:
フリー板は本当にフリーで、なんでもいいですね。
本当に思いつきで、こういうことやったら面白そうだな、とか。
今回のイベント何位だった?とか、こういう感じのを。ガチャ履歴を貼ったりとかして。
齊藤氏:
イベントが始まると、業務時間中でもフリー板に書き込みがあって、みんなガチャ結果のスクリーンショットを貼ってるんです。「運営さん!ありがとう!」とか。
――良いキャラでない時は荒れそうですね(笑)
福井氏:
コラボのときとかは、より盛り上がるですけど、最高レアの☆6が出まくったときがあって、そのときは設定大丈夫かなと慌てました。
何かあると、夜中でもみんな気づいて送ってくれるんです。ここ、おかしいかも、って。
いつでも飛んでくるんで、なるべく最速の対応ができているイメージが皆のおかげであります。
齊藤氏:
リリースから1年半くらいなので、どんどんレベルの高い人たちが増えてきています。
社内で遊び尽くしている人が出てると、ユーザーさんも同じでしょうから、コアユーザー向けの施策に力を入れているように見えます。
私はアスカZEROの運用メンバーというわけではないので。1ユーザーとして、書き込んだりしますね。
――齊藤さんも遊ばれて、意見も書き込まれたりすると。
齊藤氏:
slackは絵文字でリアクションができるんですけど、誰かが意見を書き込むと、それに対して「わかる」という絵文字がいくつか押されたりします。みんな思ってたんだ、みたいな謎のスッと感もありますね(笑)
――皆さんのやりとりが面白いですね。
武将をナデナデすると忠誠度上がり城下町が発展!戦国時代の萌え×国づくりRPG「戦国アスカZERO」
時は戦国、群雄割拠の中に現れた謎の勢力「黒城家」によって西日本が制圧されてしまう。
プレイヤーは「咲姫」の家臣となり、様々な美少女武将を集めて黒城家に立ち向かっていく。
ゲームは町づくりとバトルパートに分かれており、町づくりでは武将たちを撫でて可愛がることで忠誠度が上がり、新たな施設が建てられ、アップグレードが行われる。
施設から資金を回収したり武将を強化したりして準備を整えたら進撃マップへ進もう。
進撃マップでは節目のステージでフルボイスの物語が挿入され、それを楽しんだらバトルに発展。バトルは基本オートで進み、編成した武将がSD化して戦う。
攻撃によってゲージを溜め、タイミングを見計らい「奥義」を発動させて勝利を目指そう。