
https://appget.com/appli/view/60312
「窮屈な人生」は、「クックソニア」というデベロッパー名義でリリースされているが、制作したのは現役東大生だ。 リリースされた当初からそのあまりの斬新さで話題になったこのゲームがどのようにして生まれたのか、開発者である永良慶太氏のお話を伺った。
コンセプトに共感してくれる方がいたことがうれしい
最優秀賞受賞、おめでとうございます! 率直なご感想として、いかがですか? 永良氏: 嬉しいです!「窮屈な人生」というコンセプトに共感してくれる方がいたことがうれしかったです。 また、企業の制作したアプリがランキングの大半を占める中で、個人制作のアプリに光を当ててくださったことに感謝しております。 今回の受賞をきっかけにして、個人制作のゲームアプリがもっと注目されてほしいと思っています。
中高生時代からGIFアニメやウェブサイトを製作
もともとプログラミングに興味はあったんですか? 永良氏: プログラミングの経験はありませんが、パソコンをいじることは好きでした。中学校のときはGIFアニメーション制作を、高校ではウェブデザインをやっていました。 大学に入ってからはウェブサイトの受託開発をやっていました。 「窮屈な人生」の制作にはどれくらいかかったんですか? 永良氏: アプリの作り方を勉強するのに1か月と、実際に作るのに2か月です。「窮屈な人生だ!」と叫びたかった。
そもそもゲームを作ろうとしたきっかけはなんだったんですか? 永良氏: 実は、ゲームである必要はなかったんです。どちらかというと、ゲームを作りたかったわけではなく、とにかく世間に対して「窮屈な人生だ!」と叫びたかったんです。
メインはステージの内容ではなく、ステージのタイトル
え!メインは、この「窮屈な人生」という言葉だったんですか!? 永良氏: そういうことです。 ゲームという形を採用しただけで、ゲームであることは重要じゃないんです。 言いたいことはステージのタイトルにだいたい反映されているので、そこをみてくれたら十分です。ゲームはちゃんとクリアしなくてもOK。まあ、理不尽なくらい難しく作っているので、ちゃんとクリアしている人なんてあまりいないと思いますが……。
- 迷宮に閉じ込められている
- 僕は部屋でひとりぼっち
- 都会のネオンに踊らされて
- 新しい街へ行きたい
- 体力がなければ何もできない
- 東電なんてぶっ壊せ
- 向こう側に辿り着けない
- 警察とマスコミに追われている
- さよなら世界、僕はもう疲れた
- 敗れた魂は彷徨い続ける
- 新しい世界へのゲートウェイ
- アタマノナカデバクハツ
- あたまのなかをからっぽに
- 生け捕りされて水槽の中
- ほほえみの患者たち
- 繰り返しの日々から抜け出せ
- 結局、僕はまたひとりぼっち
- あらゆる侮蔑を振り払え
- 聖地巡礼その一
- 情報依存そして思考停止
- 失われゆく情熱夕暮れを漫(そぞろ)歩く
- スマホジャックウイルス
- 聖地巡礼その二
- 秘密は見破られている
- 心を抉る他者の存在
- ネット社会の狭間に生きる
- 聖地巡礼その三
- 忘れ去られゆく
- 疲れた心は休息の味を知る
- たいした意味などないこの人生

ここまでして訴えたくなるなんて、いったい何があったんですか?
永良氏: 元々東京の郊外に住んでいたんですけど、その後大学に入って都心に移ったんです。そしたら競争的な都会の空気にあまりなじめなくて。。。 自己主張の強い周りの人たちに怯えて、いつもちぢこまっていました。 これをつくりはじめたときは学校も休学してずっと部屋に引きこもっていたんです。 でも、そういう鬱屈した気持ちは外に出さないといけないなと思いました。自分の中に全部閉じ込めたままだと、ずっと内側で反射し続けてどんどん悪い方向に深まって行ってしまうような気がしたんです。 膿をぜんぶばぁーって出したら違うものが見えるんじゃないかと。 実際、作りはじめて半年くらい経った頃から、だんだん世の中を受け入れられるようになってきたと思います。 じゃあ実際、このアプリを通じてそういう気持ちをさらけ出したことでちょっとすっきりして? 永良氏: そうですね。ちょっとすっきりしたような感じですね。








