バハムート降臨パックから追加された『エンハンス』についての使い方について解説していきます。
エンハンスの種類や使い方、欠点について書いています。
エンハンスを持つカードをエンハンスしないで使う方法なども書いているので参考にしてください。
エンハンスとは?
シャドウバースのカードには『ファンファーレ』、『ラストワード』などの能力とは別の発動条件のようなものがあります。
『エンハンス』もその一つで、『エンハンス』は通常のコストより多いコストでカードを使用すると発動する能力です。
『エンハンス』は指定して発動できるものではなく、必要PPがあれば自動的に『エンハンス』の状態にカードが切り替わります。
エンハンスには大きく分けて3種類あり、通常の効果を強化する(変更する)もの、フォロワーを場に出す・手札に加えるもの、効果を追加するものになります。
各クラスそれぞれにエンハンスを持ったカードが存在しますが、その中でも特にエルフとドラゴンでエンハンスカードを多く使用します。
エルフの場合は、元々低コストからのエンハンスのためコストが上がってもデメリットが少なく、ドラゴンの場合は、自分でPPを増やせるのですぐにエンハンスが行えることが挙げられます。
破壊系エンハンスカード
通常は相手のフォロワー1体にダメージを与えたり、攻撃力を0にしたりする効果を持つスペルの効果がエンハンスで破壊するに変わるカードです。
代表的なもので『絡みつく蔦』があります。
『絡みつく蔦』は通常相手フォロワー1体の攻撃力を-10にしますが、エンハンスすると相手フォロワーを1体破壊になります。
そうやって攻撃力の弱いフォロワーを使うエルフでも強いフォロワーを避けることが可能になります。
能力が強化されるのは主にスペルで、強化というよりも変換といっても過言ではありません。
他にもウィッチでは『破魔の術式』をコスト3以下のフォロワーを破壊から、エンハンスで相手のフォロワーもしくはアミュレットを破壊にできます。
フォロワー召喚カード
エンハンスで使うことで通常の効果に加えてフォロワーを場に出す・手札に加えるを持つカードがあります。
代表的なものではレジェンドカードを出せる『冥府神との契約』、『エラスムスの秘儀』があります。
どちらもランクはゴールドですが、エンハンスでレジェンドカードを出せる便利なスペルです。
他にも『セルウィンの号令』や『ニンジャアーツ』、『氷獄の呼び声』、『サディスティックナイト』があります。
『氷獄の呼び声』に至ってはサタンを使わずに『サタンズサーヴァント』を手札に加えられるスペルです。
クラスはニュートラルなので、どのデッキでも重宝します。
能力追加カード
能力を追加するエンハンスは通常の能力にエンハンスの能力を上乗せするタイプのエンハンスです。
フォロワーに多く、エンハンスによって疾走、必殺、ステータス強化が付きます。
一番特殊なフォロワーでは『レヴィオンセイバー・アルベール』があります。
ロイヤルのレジェンドフォロワーなのですが、通常は疾走を持っています。
エンハンスすることで「1ターンに2回攻撃できる」と「ターン終了までダメージは0になる」を持ちます。
1ターンだけ無敵の無双モードというフォロワーです。
もちろん次のターンでは躍起になって潰されます。
他にはクラス・ドラゴンのフォロワーで、『ワイバーンライダー・エイファ』が特殊です。
ステータスは高くありませんが、元々攻撃されないという能力を持っており、スペルや能力以外では破壊できないフォロワーです。
エンハンスで場に出すとステータスを攻撃力・体力共に+2し、疾走を持ちます。
PP7でエンハンスするので、言うなれば『ダークドラグーン・フォルテ』の下位といっても過言ではありません。
スペルでの能力追加では、ネクロマンサーのスペル『怨嗟の声』やヴァンパイアのスペル『処刑人の斧』、ドラゴンのスペル『サラマンダーブレス』が代表的です。
特に『サラマンダーブレス』は相手フォロワー単体に3ダメージし、さらに全体に2のダメージを与えるため、ドラゴンデッキで欠かせないフォロワー除去カードになります。
エンハンスカードの欠点は自動発動
エンハンス持ちカードが出たことでバトルは予想外の動きが増えました。
ただし、便利なエンハンスでも欠点があります。
エンハンスを行えるPPがある状態だと通常の状態で使いたくてもエンハンスの状態になります。
PPや状況を含めて考えると必要な能力を使えない、エンハンスを行うのがもったいなくなります。
それで上げると代表的なのは『サラマンダーブレス』です。
エンハンス6でダメージ3に全体ダメージ2が追加されるというのは、フォロワー除去においてとても便利です。
ですが、1体倒すのにコスト6というのは少々もったいなくなります。
エンハンスしなくてもいいところで自動でエンハンスの状態になってしまうのが欠点となります。
逆にエンハンスしたいのにPPが足りないというのもエンハンスの欠点です。
エンハンスカードの回し方
エンハンスするには最低PP5は必要になります。
そのため、エンハンスでのフォロワー召喚などを中心とすると、ほぼ晩成デッキになってしまうので注意しましょう。
エンハンスのいい回し方としては、エンハンスを補助という感覚でデッキに加えることです。
エンハンスを持ったカード自体が少ないためそれほど入れることはありませんが、今後増えた時に入れすぎないように注意しましょう。
エンハンスはあわよくば使うという感じがおすすめです。
ただし、『レヴィオンセイバー・アルベール』のような、特殊なエンハンス持ちフォロワーの場合はエンハンスでの使用がおすすめです。
エンハンスせずに使いたい時は?
バトル中、エンハンスで使えるけどエンハンスではなく通常の状態で使いたい時があります。
エンハンスはエンハンスに必要なPPがあれば自動発動になるので、PPを足りない状態にすることで通常の状態で使えます。
例えば場にフォロワーを出したいのと『サラマンダーブレス』で3のダメージを与えたい時は、フォロワーを先に出してPPを5以下にすればエンハンスせずに使用できます。
他にも出したいカードがある時、使う予定のエンハンス持ちカードがその邪魔にならない場合は先に出すというのが一番簡単な方法です。
エルフでも『リノセウス』の攻撃力を稼ぐのに『絡みつく蔦』をコスト1にしたい時はPP4以下にしてから使うという方法が可能です。