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神経衰弱にスキルによる戦略性を加えたオンライン対戦型カードゲーム
「MEMORICA」は、トランプの神経衰弱に、スキルによる戦略性を加えたオンライン対戦型カードゲーム。
基本ルールは神経衰弱を踏襲。盤面に並んだカードを2枚開き、同じ絵柄のカードであれば得点獲得。さらにもう一回開くことができる。
カードを開く前にスキルを使用することができ、相手からカードの絵柄を見えないようにしたり、カードを開かずに絵柄をのぞいたり…などの効果を発動可能。
スキルを活かした戦略性と、洗練されたデザインが魅力となっているぞ!
盤面のカードは20枚!持ち込めるスキルは2つ
盤面のカードは20枚。盤面のカードがなくなった時点で得点の多い方が勝利する。あるいはどちらかのプレイヤーが盤面のカードの過半数にあたるポイントを取得した際、即座にバトルが終了しそのプレイヤーの勝利となるぞ。
バトルに持ち込めるスキルは2つ。ホーム画面であらかじめ選んでおく必要があるので、忘れずにセットしておこう。
スキルは消耗品!ダイヤか課金で獲得
スキルは消耗品となっており、使う度に数が減っていく。
補充は、バトルで獲得可能なダイヤで可能。もしくは、課金で手に入れることもできるぞ。
「MEMORICA」の魅力はスキルを活かした戦略性と洗練されたデザイン
本作を手掛けたのは、「テラバトル」などを手掛けたゲームクリエイター、KENEI DESIGN氏。
このためか、どことなく「テラバトル」を思い起こさせる洗練されたデザイン。トランプゲームをプレイしているというより、上品な大人向けのカードゲームをプレイしているかのよう。
確実に、デザインは本作の魅力のひとつといえるだろう。
そして、ゲーム的にはスキルを活かした戦略性が魅力。神経衰弱が持つ駆け引きをより掘り下げている。
いつ仕掛ける?スキルをめぐる駆け引き
本作のスキルは全部で4種類。相手プレイヤーがカードをめくる際に絵柄を伏せる「暗闇」、カードを3枚めくれるようにする「3カード」、カードを1枚選んで絵柄を透視できる「透視」、そして盤面のカードを入れ替えてしまう「シャッフル」。
これらのカードによって単純に自分を有利にしたり、相手を不利にしたりといったことができる。けど、重要なのはそこじゃない。
というのも、本作はお互いにスキルを2つ持ち込むことができる。なので、いつ使うのか?そして何を使うのか?が重要。つまり、心理戦。
たとえば、もし相手が「透視」を使っている場合、相手は盤面上の1枚を知っているということになる。場合によっては、それをあえて取らずに残すことで情報収集に徹し、まずは盤面のカード配置を覚えようとしている可能性がある。…となると、「シャッフル」で盤面の配置をリセットした方がいいかもしれない。
…いや、でももしかすると「透視」を使っていないかもしれない。ただ間違えているだけかも?…となると、こちらもせっかく盤面を覚えてきたところなので、「シャッフル」を使うのはもったいない…?
こうした心理戦が、本作の魅力となっているのだ。
課題もある…?けどアップデートに期待できるのが嬉しい
本作はゲーム的に申し分のないおもしろさを持っているが、一方で課題も抱えている。
その課題とは、意図的にカードを開かないなど、いやがらせ行為を行うプレイヤーが一部に存在していること。これはゲームそのものの問題ではないが、迷惑行為をどう取り締まるかという運営的観点からすると、対応が必要といえるだろう。
ただ嬉しいことに、KENEI DESIGN氏は既にXの公式アカウントで、対応の検討を告げている。さらにこの課題のほかにも、背景デザイン変更やストーリー、プライベートマッチ機能などの追加を発表。その上機能追加の要望を受け付けており、とてもアップデートに意欲的。
このためリリース直後の現時点で抱えている問題は、やがて解決するだろう。加えてゲームをおもしろくする機能も追加されるので、今後の展開に大いに期待できる。
ゲームの流れ
まずはゲームルールの説明を読もう。そもそも神経衰弱なので、長文でもすんなり理解できるハズ。
2枚カードを開いて、絵柄が揃っていればポイント獲得。ポイントの多い方が勝利するぞ。
ルールを読んだらマッチング開始。まずはBotが相手となる模様。
対人じゃないので、プレッシャーなくプレイできる。
20枚のカードが盤面に並んだ。今回は相手が先行する模様。
自分のターンが来たら、カードをタップして開こう。もちろん、相手のターンだからといって目を離すのはNG。しっかりカードの位置を覚えよう。
カードが揃うと、絵柄が大きく表示される。ファンタジーゲームに登場するクラスやモンスターのような絵柄で、とてもカッコいい。
ちなみに絵柄によってポイントが異なるなどはない。
一戦終わったらホーム画面で人影のボタンを押し、スキルの消費状況を確認しよう。
スキルアイコンの下にある数字がスキルの残数。使う度に減っていくぞ。
「MEMORICA」の攻略のコツは相手に情報を渡さずにこちらが情報を得ること
神経衰弱攻略の基本は、記憶力にある。記憶力のいい方が勝つ。これは間違いない。この点は本作も同様。
ただ、記憶力がよくとも記憶すべき情報がなければ負ける。もしくは、自分と相手の記憶力が同じ場合、情報の多い方が勝つ。
このため、相手に情報を渡さず、こちらが一方的に情報を得ることが重要だぞ。
未知の場所を2つ同時に開けない!カードが揃わないなら
とはいえ、どちらも2枚ずつカードを開くというルールの下で、どうやって一方的に情報を得るのか?
そのポイントとなるのが、未知のカードを2枚開かないこと。バトル開始直後のターンは例外だが、その後のターンで未知のカードを2枚開くのはNG。
なぜなのか?
まずそのターンの1枚目のカードを開いた際、既に対となるカードの場所を押さえている絵柄だったら、当然その場所を開くことになる。この場合、絵柄が揃ってもう1ターンとなるので特に問題はない。
しかし、もし対となるカードの場所を知らない場合、もう1枚のカードを開いたとしても絵柄が揃うかどうかはわからない。運がよければ揃うかもしれないが、それはつまり、勝敗を運任せにするということ。
そして、もしこの運ゲーに負けた場合、相手にカード2枚の位置情報が新たに渡った上で、相手のターンとなってしまう。これは痛い。相手のターンではスキルを使うことすらできない。
なので、対となるカードの場所を知らない場合、もう1枚のカードは既に開けた場所から開こう。もちろん、絵柄が揃うことはない。しかし、相手に渡す新規カードの位置情報を1枚のみに抑えることができる。
実は超強力!透視スキル
神経衰弱を情報戦として捉えた場合、最も強力なスキルとなるのが「透視」。
というのも、ほかのスキルは使ったその瞬間1回のみ効果が発生するのに対し、「透視」は一度使ったらその後も効果が継続する。しかも、「シャッフル」でカード配置を変更されたとしても、「透視」の効果が途切れることはない。
「透視」中のカードを相手が開くまで、一方的にこちらが情報を得ることができる。超強力と言わざるを得ないだろう。積極的に使っていこう。