Royal Card Clash(ロイヤル・カード・クラッシュ)

Royal Card Clash(ロイヤル・カード・クラッシュ)

パブリッシャー Gearhead Games ApS

ジャンル ソリティア

価格 基本プレイ無料

ロイヤルを倒せ!数字カードを駆使し絵札の打倒を目指す戦術性が楽しいソリティアタイプのカードゲーム

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Royal Card Clashのレビュー画像

絵札VS数字札!すべての絵札の打倒を目指そう。

数字カードを使ってロイヤル(絵札)打倒を目指すソリティアタイプのカードゲーム

「Royal Card Clash(ロイヤル・カード・クラッシュ)」は、トランプの数字カードを使って、J、Q、Kという絵札(ロイヤル)の打倒を目指す、ソリティアタイプのカードゲーム。

ソリティアといえば、PCに最初からインストールされているトランプゲームのことを連想してしまうが、厳密にはソロプレイ用のトランプゲームを総称した言葉。PCゲームの「ソリティア」として知られるルールの名前は「クロンダイク」という。

本作の内容は「クロンダイク」の発展形というより、ソロプレイ用トランプゲームのルールを新しく作り出したといった方がいい。つまり、正しい意味で「ソリティア」といえる作品だ。

その魅力は、RPGのバトルのようにダメージを追求する楽しさと、トドメ用の切り札をいかに補完するかという駆け引きの楽しさ。シンプルではあるものの、ハマれる楽しさを持った一作だぞ。

HPを削ってトドメを刺す!ロイヤルを倒せ

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絵札右上の数字がHP。出した数字札の分だけ、減らすことができるぞ。

ゲームの目的は、J、Q、Kという3種類の絵札を倒すこと。それぞれ、スペード、ハート、クラブ、ダイヤという4つのスートごとに存在するため、3×4=12枚倒さなければならない。

それぞれの絵札を倒すには、HPを0以下に減らすこと。絵札のHPは、出した数字札に応じて減らすことができる。ただし、HPを1以下に減らしてトドメを刺すためには、絵札と同じスートの数字札でなければならない

なお、トランプではJ=11、Q=12、K=13といったかたちで絵札を数字として扱うが、この数字とHPは関係がないJ、Q、Kとは別にHPが用意されているので、しっかり確認しよう。

広告表示アリ!課金でオフにすることが可能

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ステージクリア時に挿入される広告は、課金によってオフにできるぞ。

本作では、ステージの合間に広告表示が発生するぞ。

ただ、課金によって広告表示をオフにすることもできるので、広告表示がうっとおしいと感じたら、課金を検討しよう。

「Royal Card Clash」の魅力はダメージを追求する楽しさと切り札管理の楽しさ

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手札にダイヤしかない…。ここはJを倒すべき?ううむ…!

クロンダイクやフリーセルといった、トランプのソリティアゲームの楽しさはカードがランダムに並んだ状況に対し、どう立ち回るかという戦術性

本作はこの戦術性を、いかにダメージを与えるか?という点と、いかに切り札を管理するか?という点で構成。今このカードを使うべきか?それともとっておくべきか…というカードゲーム的な悩ましさを実現している。もちろん、悩ましいからこそ楽しいのだ!

小さなカードはトドメ用!大きなカードはダメージ用

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状況的に有効なカードがない。なんとも悩ましいシチュエーション。

基本的に本作における立ち回りは、数字の大きなカードで効率よく絵札のHPを1まで減らした後、絵札と同じスートのカードでトドメを刺す…というかたちになる。

たいてい、トドメを刺す際には絵札のHPが残り少なくなっているので、数字の大きなカードをトドメ用に使うのはもったいない。なので自然と、9や10といった大きな数字のカードはダメージ用、2や3といった小さなカードはトドメ用として使うことになる。

これだけなら単純なのだが、ここにカード枚数が制限として立ちはだかる。1回でドローできるカードは3枚まで。さらに、カードを使い切らなければ、次のドローはできない

このため、盤面にはHPの残り少ない絵札しかないのに、手持ちに数字の大きなカードしかない…だとか、その逆に盤面にはKばかり、でも手持ちには2や3といったカードばかり…といった状況が発生しうる。

この状況をどうしのぐかを考えるのが、本作における楽しいポイント。

1枚だけ保留可能!フリーセルをどう使うか?

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ハートの2が置かれたエリアがフリーセル。カードを持ち越すことが可能。

手持ちのカードは3枚だが、本作にはどんなカードでも1枚だけ保留できるエリアが存在する。つまり、フリーセル

このフリーセルを使えば、2や3といったカードを切り札として取っておくことが可能。

どのカードを今使い、どのカードを取っておくか?…を工夫すれば、ランダムな手札であっても安定的にクリアできるようになっている。考えさえすればクリアできる…だからこそ、考えるのが楽しいのだ。

ゲームの流れ

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ゲームを起動すると、いきなり盤面が表示される。タイトル画面はなし。

なんとも潔い構成。そういえばPCのソリティアやフリーセルもそうだっけ…?

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はじめてプレイする際には、ルールを説明してくれるぞ。

シンプルなルールなので、説明はそんなに長くない。しっかり確認しよう。

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ルールの説明が終わると、即座にゲームスタート。このスピード感がいい。

手札を繰り出して絵札のHPを減らし、同じスートのカードでトドメを刺そう。

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数字カードを使い切る前に絵札すべてを倒し、見事勝利した!

さあ、次のステージに挑もう。

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ステージで勝利すると経験値が手に入り、経験値が一定の値に達するとレベルアップ。新しい難易度など、ゲーム内要素が解放されていく。

本作、ゲーム性そのものはよくできているのだけど、ルールがシンプルなので拡張性が乏しいのがちょっと残念かな…。

「Royal Card Clash」の攻略のコツはAを切り札としてとっておくこと

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AのカードはKだろうとQだろうとJだろうとお構いなしに残りHPを1にする。

本作攻略の最大のポイントは、Aのカード。Aのカードはどんな絵札であってもHPを1にするという効果を持っている。

まさに正真正銘の切り札カードなので、ここぞという時のためにとっておきたい

AはKに使う!それまでとっておく

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Kのカードは最もHPが高い。Aで刺すべき!

では、その「ここぞという時」とはいつなのか?ズバリそれは、Kのカードが盤面にある時

さすがはKING、KのカードのHPは最も多い。だからこそ、Aを使った時に最も効果が大きい

効果が大きいとはつまり、犠牲にする数字カードが少ないということ。数字カードが尽きるとゲームオーバーになってしまうので、できれば効率よく絵札にダメージを与えたい。そのためには、AをKにぶつけるのが重要となる。

なので、もしAを引いた際、盤面にKのカードがないようなら、Kが出るままで切り札としてとっておこう

Aがないなら?数字の小さなカードをとっておこう

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数字の小さなカードはトドメ用にとっておこう。

もしAのカードが手札にないなら、数字の小さなカードをとっておくようにしよう。

というのも本作は、ダメージを狙えるカードよりトドメを刺せるカードの方が貴重となっている。ダメージを与えることはすべてのカードで可能。しかし、トドメを刺すためには盤面の絵札と同じスートでなければならない。数が限られてしまうのだ。

なので、まず盤面の絵札のHPを数字の大きなカードで削り、その時点で数字の小さなカードを使ってトドメを刺せるならカードを使用、そうでないならとっておく…という立ち回りをすると、クリアしやすいぞ。