Close Cities(クローズシティ)
Juanma Altamirano
パズルゲーム
基本プレイ無料
ピクロスのような論理性と直感的に楽しめるお手軽さにハマる!城下に街を建設するロジカルパズルゲームダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
指定された大きさの街を指定された数建設する直感的×ロジカルなパズルゲーム
「Close Cities(クローズシティ)」は、指定された大きさの街を指定された数だけ建設するパズルゲーム。
プレイヤーのやることは、道路に沿って街を建設すること。これだけ。その直感的な操作感から、カジュアルな箱庭シミュレーションゲームのように感じられるかもしれない。
しかし、いざ建設しだすとこれがムズかしい。街の大きさを重視すると、数が足りなくなる。それならと数を用意しようとすると、今度は大きさが足りなくなる…。
大きさと数、両方の条件を満たすためには建設場所をロジカルに考えなければならない。
直感的にプレイできるのに、謎解きはロジカル。そんなパズル性が本作の魅力だぞ。
操作はタップするだけ!でも建設には条件多数…
プレイヤーは正方形の街ブロックを組み合わせることで街をつくりあげる。
街ブロックの配置は、とてもカンタン。配置したいマスをタップするだけ。既に街ブロックが存在するマスをタップすれば、削除することもできるぞ。
ただし、街ブロックを組み合わせて街を正しく建設するためには複数の条件がある。
まず、街ブロック1つでは街にならない。2つ以上の街ブロックをタテヨコに連結しなければならない。いくつのブロックを連結するかはステージごとに指定される。
次に、タテヨコに連結されたうち、最低1個以上の街ブロックが道路上に配置されなければならない。ただし、街ブロック1を道路Aに、街ブロック2を道路Bに…といったかたちで、複数の道路にまたがって配置するのはNG。
そして、タテヨコに連結されている街ブロック全体を街1つとしてカウントする。逆にいえば、連結されている限り、同じ街の一部。このため、街を複数の建設する場合、街と街のあいだに空白のマスを用意し、連結を切らなければならない。
最後の切り札?ヒント…というかオート機能が存在
どうしても解き方が分からない!…というときのために、本作にはヒント機能が用意されているぞ。
ヒント…というより正しくはオートというべき機能で、ボタンを押すと、正解となる場所へ街をひとつ、自動配置してくれる。
なお、ヒント機能は使用回数が存在。使用回数は課金によって増やすことができ、課金するとステージ間に表示される動画広告もオフになるぞ。
「Close Cities」の魅力は直感的でありながらロジカルなパズル性
本作でプレイヤーがやることは、マス目に対して街ブロックを置くか、置かないか。これだけ。クロスワードパズルより簡単で、とても直感的。
しかし、直感的だからカンタンかというと、そうではない。何も考えずに街を配置していてはクリア不可能。街ブロックをどこに置くべきか、ロジックを積み重ねて答えを導き出さなければならない。
直感的でありながら、とことんロジカル。このパズル性こそが、本作の魅力といえる。
どこが正解のマスか?ピクロスに近い論理性
筆者は本作のプレイして、ロジックの部分はピクロスに近いと感じた。
ピクロスは、マス目を塗り潰すペンシルパズルゲーム。塗り潰した結果、一枚の絵が浮かびあがることからお絵かきパズルともいわれている。
ピクロスでは、タテのヒントとヨコのヒントを元に、塗り潰すべきマスとそうでないマスを見分けて塗り潰す。タテとヨコのヒントがどう重なるか、論理的に考えるのがポイントで、これを誤ると絵のとんでもない部分がつながってしまう。
こうしたピクロスのパズル性に似ているのが、本作の街ブロック配置。街としての必要な大きさを確保するためにはタテにつなげるべきか?それともヨコにつなげるべきか?そして、街の数を用意するためには、どこに空白マスを用意すればいい?
…どのマスを埋めるのか、埋めないのか…という思考の部分が、とても似ていると感じた。
でもピクロスとは違う!直感と絡みあうゆるさ
ピクロスと似た部分を持つ一方で、本作にはピクロスとの明確な違いがある。それは、答えが唯一ではないこと。
ピクロスは最後に絵が完成する以上、答えは唯一無二。それ以外の答えはありえない。しかし本作は、ステージにもよるもののクリア可能な配置が何パターンか存在することが多い。
つまり、ピクロスと比べると本作の論理性はゆるいといえる。…でも、それがいい。
数字の解読でウムムと悩むピクロスと違い、そもそも本作はお手軽にタップしてガンがン街を配置できる。この直感的な操作と、本作のゆるい論理性の相性がいい。お手軽さと、パズルを考える楽しさのバランスが取れているように思う。
だからこそ、ついついズルズルと何ステージもプレイしてしまうのだ…。
ゲームの流れ
ゲームスタートすると、まずはチュートリアルステージ。ガイドがいろいろ教えてくれるものの、残念ながら本作は日本語対応していない。
けど、ストーリー性があるわけではないので、この記事に書かれたルールさえ踏まえておけば大丈夫。とりあえずタップで街が配置できることを覚えよう。
次のステージもチュートリアル。クリアするためには、道路の近くに書かれた数字アイコン分、街を配置しなければならない。つまりこのステージの場合。街を2つつくらなければならないということ。
しかしこの画像では、4つのブロックがすべてつながっている。なので街は1つしかないことになり、クリア条件を満たしていない。
1-2の正しい配置はこれ。街ブロックが2つ並ぶことで街としての条件を満たしている。
さらに、上下の街の間に空白マスがあることで、街1つではなく街2つと正しくカウント。これでクリア!
1-3では、この道路上に街3つを配置しなければならない。画像ではとりあえず街を1つ作ってみたが…この配置は間違い。これではクリアできない。
ぜひ、正解となる配置を考えてみてほしい。「これが正解なんじゃないか?」と思うものにいきついたら、アプリをインストールして試してみよう。
ステージをクリアすると、次のステージがアンロックされる。さらに複数のステージが集まって1つの国となっており、国をクリアすることで次の国が解放。国ごとにビジュアルが変わるぞ。
なお、次回のプレイ時には、この画面からステージをタップしてプレイできる。
「Close Cities」の攻略のコツは確定できる場所から街ブロックを配置していくこと
本作の論理性はピクロスに近い。だからだろうか、パズルを解くための考え方も、ピクロスのものが応用できる。
ズバリそれは、配置を確定できる場所から埋めていくということ。
確定できる場所とは?ピクロスの場合
ピクロスは、数字に書かれた分だけ、マスを埋めていく。
たとえばヨコのヒントに10と書かれていれば、ヨコに10マス分塗り潰す。…ということは、もしヨコのマスがそもそも10マスしかなかったら、どこを塗り潰せばいいか確定していることになる(当然、全部塗り潰す)。
これが、ピクロスにおいて塗りつぶしを確定できる場所。ピクロスを攻略する際は、まず数字を見て、どこのマスが確定できるかを考えるのがポイントになる。
どこが確定できる?「Close Cities」の場合
では、本作の場合どうか?当然ながら本作には数字などない…かと思いきや、実はある。各道路ごとに、何個の街を建設すべきかが表示されているハズ。
この数字を確認した上で、次に道路のマスの数を数えてみよう。
たとえば、建設する街の数が2で、道路マスの数が3だとしたら、街ブロックを配置すべきマスは確定している。街を2つ配置するためには、街と街の間に空白マスが必要。ということは、3マスある道路マスの左右に1つずつ街ブロックを配置し、真ん中の道路マスは空白にしておかないと、条件を満たすことができない。
…こんな風に考え、街ブロックを配置可能なマスを絞り込んでいくのが本作のポイントだぞ。