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大変です、陛下!金が底を尽きそうです。
「はい、陛下(イェス・ユア・グレース)」は王国を運営するシミュレーションRPG。
王国へ相談にきた国民の問題解決に対し、限られた財産を割くか、今後を見越して節約するかを吟味していく。
人々は王国の財産状況に関係なく押しかけてくる。また来る人全員が良い人とも限らないので十分に注意が必要だ!
すべての民を救えるわけではない
毎ターン訪れる国民に耳を傾け、限られた財力や人材を割り振り、救うべき人を選別していく。
また、主人公王家の家族達の問題を解決し、彼らを導くのも大事な役割だ。さまざまな行動が取れるほか、日本語の翻訳が秀逸で読ませてくれる。
「はい、陛下」の特徴は予測不能な展開のドキドキ感
ダイナミックな物語展開とスリリングな王国経営は、名作「Reigns」にも通じるものがあるだろう。
王の前には、様々な背景を持つキャラクターが次々と現れる。すべてを救えるわけじゃない。このリソースの管理がシビアでたまらないのだ。
一寸先は闇のスリル
将軍や魔女、狩人を雇うなど、できる事は多様だ。金はないが。アドベンチャーゲームのようなテキスト選びやドット絵のグラフィックの醸す雰囲気もよい。
戦争も起こりうる。同盟を結ぶか戦うか。ギリギリの中最善を選ぼう。美学で滅ぶも、汚れて勝つのも君の自由だ。
ゲームの流れ
厳しいゲームだ。請願のすべてを叶えることはできない。
その苦境を物語る冒頭のムービー。
時にはよこしまな願いをする者も現れるだろう。
彼らの願いにどう応えるかは王であるプレイヤー次第だ。
城の中を探索しよう。
金も無ければ家族との仲も冷え切ってる。状況は芳しくないと言わざるをえない。
自分でシミュレーションRPGと銘打ってはいるが、実際はアドベンチャーに近いと思う。
読み応えのあるテキストとシビアな状況がゲーマー心を燃やすだろう。
城の修理、金はないけどやることはいっぱい。
でもやったほうがいい。戦争も起こる。なんて過酷なゲームなんだ。
「はい、陛下」の序盤攻略のコツ
全てを支援するほど国庫に余裕はない。だが、借金という手もあるのでうまく活用するといいだろう。銀行に融資を受けるのは恥じゃない。
とはいえ、そんなことより最初は、自分の本音と直感、ゴーストの囁きに従ってプレイするのをオススメする。その結果王国がどうなろうとも。
フルバージョンについて
最後まで遊ぶのには600円の課金が必要になる。SteamやPS4、Switchでは2000円程度なため、操作性もいいしお買い得だ。
なお続編にあたる「Yes, Your Grace Snowfall」は2024年発売予定とのこと。今のうちに本作を遊んどくのも味わい深いね。