orange(オレンジ)

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パブリッシャー Bart Bonte

ジャンル パズルゲーム

価格 基本プレイ無料

オレンジ色に包まれたスタイリッシュな謎を解け!操作方法から手探りで探す感覚が楽しい謎解きパズル

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各ステージに仕掛けられた謎を解くことが目的の、シンプルな謎解きゲーム。

各ステージに仕掛けられた謎を解き明かすアートのような謎解きパズル

「orange(オレンジ)」は、各ステージに仕掛けられた謎を解き明かす、ステージクリア型の謎解きパズルゲーム。

タイトルの通りオレンジ色をメインとしたビジュアルが特徴。カッコいい音楽もあいまって、メディアアートのような魅力を持っている。

このビジュアルと音楽を楽しみつつ、各ステージでまずは操作方法から模索していく手探り感が楽しい!

操作すら謎!とにかく触ってみよう

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画面右下にあるのはやり直しボタン。タップするとそのステージの初期状態へ戻る。

本作では各ステージに全く異なる謎が仕掛けられており、必要な操作方法も全く異なる。タップだけでクリアできるステージもあれば、スワイプやフリックといった操作が求められるステージも存在。

どんな操作が必要となるかはプレイするまでわからないし、ゲーム側から指定されることはない。つまり、操作も謎

まずどんな操作が必要なのか、探すところから謎が始まっている

奥の手!いざとなったらヒントを使おう

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「ABC」という文字がヒント機能によるもの。これで答えがわかるかな…?

また、ステージによってはやり直しボタンが表示される。ボタンをタップするとステージを最初からやり直すことができるぞ。

ただこのやり直しボタンも、出現するステージもあれば出現しないステージもある。登場するステージは、プレイの仕方によってやり直さなければならない状況に陥る…と考えた方がいいだろう。

もし謎がどうしてもわからない場合、奥の手として全ステージにヒント機能が用意されている。動画広告を鑑賞することでヒントを確認可能。ヒントは数段階に分かれており、動画広告を観るたびにより具体的なヒントが表示されるぞ。

「orange」の魅力は手探り感とスタイリッシュさ

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11ステージ目だから11の文字。どのステージもまずビジュアルがカッコいい。

はじめて遭遇するステージでは、必要な操作すらわからずすべてが手探り。人によっては不親切と感じるかもしれないが、この部分こそが本作の楽しさだろう。

各ステージで分かっていることは、なんらかの法則があり、その法則に基づいて操作すればクリアできるということだけ。このためまずは、可能な操作を行ってみる。

操作をすると「おっと、画面内の図形が動いたぞ」「だったら、この図形をこの場所に移動させてみようか…」

こんな風に思い付きを試し、ゲームから新たなリアクションが返ってくる。リアクションが返ってきた時、この思い付きは正解に近いのだと知ると同時に、脳汁が出てくる。

未知の物体を解明していくようなこの手探り感が、おもしろいのだ…!

謎と同時に映像と音を楽しむ!アート的楽しさ

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最もアート性を感じたのがステージ15。クリアするとすべての意味がわかる…!

本作はビジュアルと音楽がスタイリッシュで、パッと見でも何やらアーティスティックな雰囲気を持っている。ただプレイすると、楽しみ方もアートに近いとわかるだろう。

解説を聞いて「このアートはこういうものなんだ」と学ぶのも悪いことではないが、本来アートというのは、鑑賞するという行為を通じて作品に込められたメッセージを理解する行為と言える。

そして本作のビジュアルや音楽は、ただカッコいいだけじゃなく、謎の一部を構成している。その色にはどんな意味があるのか?なぜその図形は点滅しているのか?ビジュアルや音楽を読み解くことで謎の解明に近づくし、謎を解き明かした時、ビジュアルや音楽の演出の意図も理解できてしまう

謎解きと同時にアートを鑑賞しているかのような気分に浸れるのはこのためだろう。

パズル性の高いオレンジ!アート性ならイエロー

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画面をオレンジに近づけると正解に近づく…という点も、前作yellowに近い。

ちなみに本作と近いゲームに「yellow(イエロー)」という謎解きパズルゲームがある。黄色メインでコーディネートされたスタイリッシュな画面が特徴で、やはり本作同様ステージクリア型。

本作と「yellow(イエロー)」はとても良く似ている…と思って調べてみたら、同じ作者さんの作品だった。つまり本作は続編といえる。

「yellow(イエロー)」と本作を比較すると、本作の方がパズルの歯ごたえが強い。その分、「yellow(イエロー)」の方がアートの比重が高い印象がある。

「yellow(イエロー)」は4年以上前の作品だが、今プレイしてもまったく古臭さを感じさせない。なので、パズルが苦手…という人はまず「yellow(イエロー)」からプレイするといいだろう。

パズルが得意という人も、両方プレイしてみてアート性の違いなどを比べるとより深く楽しめるぞ。

ゲームの流れ

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オレンジという名の通り、果物のオレンジを輪切りにした画像が並ぶタイトル画面。この画面までの演出もひたすらスタイリッシュでカッコいい。

画面下のSKIPボタンを押すと最新ステージにアクセスできるぞ。

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各ステージはそのステージを表す数字がテーマになっている。なので、このステージは3ステージ目。

黒い部分を指でなぞると、なぞったところがオレンジ色になっていく。…はて、でもどうすればクリアになるんだ…?

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続いてのステージ4は、画面に黒い縦線2本。横にオレンジ色の帯のようなものがあり、帯には何やらネジのような模様が書かれている。

そもそもどう操作するものなのかすら謎。とりあえず動かしてみるしかない。

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こちらはステージ10。画面右下には白い●印が多数あるけど…一体何を意味しているんだろう。

パズルだけでなく、各ステージのビジュアルが何を意味しているかを考えるのも本作の楽しさのひとつ。

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見方によっては15や16に見えるかもしれないけど、このスクリーンショットはステージ14。

このステージの構造は、先ほどのステージ4に似てないか?もしかすると、同じ操作で解けるかもしれない…!

「orange」の攻略のコツはとにかく触って手掛かりを得ること

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操作方法もわからないことだし、とりあえず動かしてみよう。

パズルゲームといえば、考えることが重要なゲーム。ただ本作の場合、考えるよりも先に指を動かした方がいい

とにかく触って動かすことで、そのステージがどんな法則に支配されているのか、手掛かりを得ることができるぞ。

情報を整理しよう!ポイントは操作・動き・性質・目的

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操作することで様々な情報が見えてくる。手に入れた情報を分類して答えを導こう。

手掛かりはただ獲得するだけじゃなく、分類することが大事だぞ。

本作の場合であれば、手掛かりの種類は操作、動き、性質、目的の4つに分類できる。

「操作」とは、タップやフリックといったプレイヤーが行う動作のこと。

「動き」というのは操作に反応して動く、ゲーム側オブジェクトの動作のこと。たとえばスワイプすると指の動きに従ってオブジェクトも移動する…といった情報が「動き」にあたる。

「性質」というのは、操作とは関係のないゲーム側オブジェクトの動作のこと。たとえば四角いオブジェクト同士が一定範囲内に接近すると合体する…といった情報が「性質」。

「目的」というのは、ズバリ、何をすればステージクリアかといった情報。

この4つの情報がすべて集まれば、謎は解けたも同然だろう。逆に考えると、これらの情報の内何かがかけているからクリアできないということになる。

なので、今欠けていて手に入れたいのはどの情報かを意識しつつ指を動かし、手掛かりを得る…というのがコツだぞ。

行き詰ったらヒントを活用!1段階目ならネタバレなし

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歯ごたえある謎とアート性を両立しているステージ15。ヒントなしには解けなかった。

もし、いくら時間をかけてもわからない…という状況になったら、その時は潔くヒント機能を使ってしまおう

すでに書いた通り本作のヒントは段階的になっている。一段階目はヒントと言ってもほんのさわりの部分だけなので、ネタバレによって興ざめしてしまうこともないだろう。

ちなみに筆者はステージ15がクリアできずヒント機能を活用したぞ。一度答えがわかるとカンタンなんだけど、それまでは激ムズなんだよね…。