サクライグノラムス（サクムス）

サムライの女の子たちをメインとしたシミュレーションRPG。女の子たちの立ち絵は可愛いし、個性豊かなキャラクターが多いのでその辺は好みだったんですが、バトル時のデフォルメされたちびキャラは、ちびキャラとしても可愛さがあまりなくて個人的には少し残念な見た目に思えました。
あとタクティカルRPGなのはいいけど、倍速機能を使っても戦闘がもっさりな感じだったり、全体的に重いのが地味にストレスになる。サクセスシステムもあまり合ってないかな。

前作にあたる「シノビナイトメア」は割と好きだったんですが、ユーザーの意見を積極的に取り入れすぎた結果ダメになった、という印象でした。今回はそうならないよう期待しつつプレイ。
まずストーリーの導入部分が恐ろしく冗長。主人公格である少女4人の個性を打ち出したかったのでしょうが、セリフ回しのテンポが悪すぎます。また長い割に内容も薄く、この状態でこの娘らに感情移入せぇ、ってのはちょっと無理な話。
バトルを行うユニットとなるサムライは、もはや多くのプレイヤーが胃もたれを起こしているであろう「過去の偉人モチーフ」を採用しているのも今更感あってキツイ。しかも3Dキャラモデルが可愛くもなければカッコよくもないという絶妙すぎるバランス。さらに、未来を変えるため過去に戻って戦うという展開も、うーん…、って感じです。タクティカルパートはタガタメ等でノウハウを蓄積しているであろうと思われるので期待はできますが、それ以外が色々と微妙な感じです。
また、好みが分かれそうなのがウマ娘系の育成システムで、キャラ一人を育てるにもかなりの時間がかかります。世界観が好きで、育成にもしっかり時間が取れる人向け。