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擬蟻化された英雄たちが国造りを競うクラクラタイプの対戦型シミュレーション
「ライジング・オブ・アンツ」は、蟻の世界を舞台にした「クラッシュ・オブ・クラン」タイプの対戦型国造りシミュレーションゲーム。
蟻の世界が舞台ということで、アントクアリウム的なシミュレーションを想像したが、本作で作るのは壁があり見張り塔があり迎撃用の弩がある人間的な要塞都市。出てくるキャラクターもヘイムダルにカエサルにハンニバルと、人間の歴史や神話に登場する英雄たち。
つまり、人間世界を蟻のように見せる擬蟻化!この世界観がなんともユニーク。
また環境が成熟しつつも、いまなおゲーム的なおもしろさは損なわれていない「クラッシュ・オブ・クラン」タイプの新作という面でも魅力的といえる。
建設パートで都市を育成!戦闘パートで敵都市に侵攻
本作は建設と戦闘、2種類のパートから成り立っている。
建設パートでは自分の領地内に施設を建設し、自軍の増強を行う。
一般的な箱庭系戦略ゲームと違うのは、迎撃施設の存在。本作ではタワーディフェンスのように、自軍の領地内に直接敵が侵攻してくるため、敵の侵攻パターンをイメージして施設を配置しなければならない。
一方、戦闘パートでは敵施設へと侵攻を行う。自軍の兵士を配置し、敵施設を破壊しよう。
効率よく破壊するためには、兵士をどこに配置するかとそのタイミングが重要だぞ。
建設はリアルタイム!課金で時短が可能
敵の侵攻から都市を守る上で重要なのが、迎撃施設の数とレベル。
ただ、レベルの高い迎撃施設を多数用意するためには、拠点である女王アリ宮殿のレベルアップが必要。ただそのためには、女王アリ宮殿のレベルアップ条件をクリアするために各施設のレベルをアップしなければならない…。
施設の建設やレベルアップにはリアルタイムの経過を待たなければならないので、無駄な時間を作らず効率的に建設を進める必要があるぞ。
なお施設の建設やレベルアップに必要な時間は、有料アイテムを使うことで短縮が可能になっている。
「ライジング・オブ・アンツ」の魅力は擬蟻化された世界観とリセットされた環境
本作でユニークな点が、擬蟻化。蟻の擬人化ではなく、人間の神話や歴史上の英雄たちが蟻として表現されている点がおもしろい。
ただ筆者的に注目したいのが、環境がリセットされている点。
本作と同ジャンルのゲームには「クラッシュ・オブ・クラン」という金字塔が存在しているが、今から始めるなら本作を選ぶ価値がある。
環境リセット!初心者でもバッチリ楽しめる
自分の領地を作り込んで防衛する一方、育てた軍隊で敵領地を攻撃する。タワーディフェンスとタワーオフェンスがミックスされたこのスタイルの元祖といえるのが「クラッシュ・オブ・クラン」。正直、名作といえる。
ただ「クラッシュ・オブ・クラン」がリリースされたのは2012年。もう10年が過ぎた。名作だからこそ、システムそのものは10年経ってもおもしろい。しかし、環境は成熟した。
環境というのはつまり、ゲームを取り巻くユーザーとプレイデータ、そして攻略情報のこと。
10年間プレイしたユーザーはゲームのコツを熟知し、ネット上にも情報があふれている。それだけではない。プレイデータも非常に高いレベルへ到達。…こうした中に、まったくの初心者がとびこんでいくのは正直、ハードルが高い。
しかし、本作はリリースされたばかり。ある程度「クラッシュ・オブ・クラン」とコツが共有される部分もあるが、環境の大部分がリセットされている。なので、初心者もこのジャンルのファンも、一緒に遊べるチャンスなのだ。
対戦開放はレベル23!ゲームのイロハをソロで学べる
「クラッシュ・オブ・クラン」リリースから10年経過した今という状況で、同タイプのゲームをリリースすることの意味を本作はおそらく自覚している。推測ではあるが、筆者はそう思う。
というのも、本作はソロプレイの期間が長い。対戦モードが解放されるのはプレイヤーランク23まで待たねばならず、それまではNPC相手。
このため、まったくの初心者がプレイしたとしてもある程度攻略のコツを学んでから対戦に臨むことができる。初心者であっても、「クラッシュ・オブ・クラン」を10年やりこんできたゲーマーとの差をある程度縮めた状態でスタートできるのだ。
対戦ゲームは同じくらいの強さのプレイヤーが多い方が楽しい。なので、本作のこの仕様は考え抜かれた末のものだと思う。
ゲームの流れ
まずはプレイヤーイメージの選択から。男性、女性の姿を選択できるぞ。
タイトルから「ザ・アンツ:アンダーグラウンド キングダム」的な蟻ゲーだと思い込んでいた筆者は、この時点でかなり驚いた。
オープニングに登場したのは、カエサル。他にもアントニヌスなど、ローマ帝国時代を中心として数多くの英雄が登場する。
単に蟻を擬人化しているわけじゃない。むしろ、人間の英雄たちを擬蟻化している!
最初の一戦は完全にチュートリアル。兵士を配置して、敵の要塞都市を破壊しよう。
基本的にソロモードの間は、適当に配置していても勝利できるぞ。
配置できる兵士は、スキルを持った英雄と一般兵に分かれている。一般兵は訓練所で雇用できるが、英雄はガチャで獲得する形式。
ちなみに女性キャラもいるぞ。この世界に馴染んでくると「かわいいな!」と思えちゃうから不思議。これでいつ蟻になっても大丈夫!
バトルの合間に建設のチュートリアルが発生するぞ。都市の中枢は女王アリ宮殿という施設で、この施設のレベルが他施設のレベルキャップとなっている。
もちろん、女王アリ宮殿はバトル時も重要。都市全体の拠点となる施設だぞ。
「ライジング・オブ・アンツ」の序盤攻略のコツは様々な兵士配置を試すこと
照会した通り、本作の序盤はソロプレイに限定されている。
ソロプレイ中はいわばすべてがチュートリアルのようなもので、難易度も控えめ。なので、プレイしていて苦戦することはないだろう。
でも、だからこそ試しておきたいのが、敵領地に侵攻した際の兵士配置!
どこから攻め込む?来たるべき対戦に備えて
施設にせよ、兵士にせよ、非常に重要なのが配置。どこから攻めるのかによって攻撃時間は大きく変わる。
たとえば、進むために壁を破壊しなければならないルートなら進行に時間がかかる。一方、壁のない場所であればスピーディーに侵攻可能。ただ、そういう場所はたいてい迎撃施設が厚めに備えられていてダメージが大きい…。
では、どういうルートを選ぶべきなのか?…その答えは、攻め込む相手の施設の強さ、配置によって変化するため一概には言えない。
しかし、いくつものパターンを経験していれば、こういう建設パターンの時にはこう攻めるというルートが見えてくる。
だからこそ、序盤ではできるだけパターンを変えて攻めた方がいい。
苦戦するルートはどこ?HPの減り具合を確認
ただ、どんなにパターンを変えたところで、序盤はカンタンにクリアできてしまうだろう。
それくらい、序盤の難易度は低い。正直適当な場所をタップしているだけで勝てるレベル。
なので、戦闘中は各英雄のHPに注目してほしい。ルートによって大きくHPが減るルートと、そうでないルートが分かれるだろう。それはつまり、攻めにくいルートと攻めやすいルートということ。
つまり兵士の配置を変えつつ、なるべくHPの減らないルートはどこかを探すことで、今後の対戦のコツが掴めるぞ。