Poppy Playtime Chapter 2(ポピープレイタイム・チャプター2)

Poppy Playtime Chapter 2(ポピープレイタイム・チャプター2)

パブリッシャー MOB Games Studio

ジャンル 3Dアクションアドベンチャーゲーム

価格 Android:680円 iOS:730円

前作を超える恐怖と謎が楽しい!マジックハンド的ギミックでおもちゃ工場跡地を探索するホラーゲーム

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Poppy Playtime Chapter 2のレビュー画像

悪夢再び!おもちゃ工場で、Mommy Long Legsが襲い掛かる。

マジックハンド的ギミックを駆使しておもちゃ工場跡地を探索するホラーアクションアドベンチャー第2弾

「Poppy Playtime Chapter 2(ポピープレイタイム・チャプター2)」は、マジックハンドつきバックパック「GrabPack」を駆使しておもちゃ工場跡を探索するホラーアクションアドベンチャー。

チャプター2とある通り「Poppy Playtime Chapter 1(ポピープレイタイム・チャプター1)」の直接の続編で、時系列的にもChapter 1の直後からスタートする。もちろん、主人公も1と同一人物。

しかしクリーチャーは一新!チャプター1で青く巨大な人形HuggyWuggyを退けた主人公の前に今回たちはだかるのは、ピンク色の手足が伸びる人形Mommy Long Legs

前作を超える恐怖とパズル性が味わえるぞ!

マジックハンドで探索!謎を解いて先に進もう

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調べたいところにはGrabPackでハンドを射出し、挙動を確認してみよう。

プレイヤー=主人公の目的は工場跡を探索し、従業員失踪事件の真相を突き止め脱出すること。

しかし、工場内はパズル的なギミックによって区切られており、謎を解き明かさなければ先へ進むことはできない。

ギミックを解くための武器となるのがマジックハンドつきバックパック「GrabPack」

手形マークのボタンをタップすると、それぞれ発射可能。放ったマジックハンドが操作可能なオブジェクトに触れると、ピタッと固定される。固定後も主人公は移動可能だが、移動可能なのはマジックハンドのワイヤーの距離まで。ただし、段ボールや脚立などのようにオブジェクトが軽いものであれば、引っ張りながら移動することができるぞ。

また、謎解きの上で押さえておきたい「GrabPack」の特性が、通電。片手で電源に触れば、もう片方の手へと電気を送ることができる。通電を使っておもちゃ工場内の機械を動かすことが、謎解きの基本になるぞ。

前作プレイはほぼ必須!チャプターというよりステージ2

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ちなみに、2023年にはPC版で Chapter 3が配信を控えているぞ。

本作は前作である「Poppy Playtime Chapter 1(ポピープレイタイム・チャプター1)」の直接の続編と書いた。ただこれは間違っていないものの、正確ではない。

というのも、一般的に続編というのは話や世界観、主人公が共通しているものの前作は前作で作品として完結している。つまり、前作と続編はそれぞれ別作品

しかし本作については1タイトル内の1話と2話を分割したような形になっている。なので、2からプレイするということは連続ドラマを途中から見るようなもの。なぜ主人公がここにいるのか、何が起きているのか、なんで「GrabPack」なんてものを持っているのかまったくわからない。

なので、プレイするならPoppy Playtime Chapter 1(ポピープレイタイム・チャプター1)」からはじめることを強くオススメする。前作経験者も、話の大部分を忘れている場合は前作からプレイしたほうがいいだろう。

ちなみに、スマホ版の前作は本作の半額程度でプレイ可能。今作と合わせると1000円ほどの価格になる。

これに対しPC版は1作目が無料でChapter 2が1000円ちょっと。なので続けて遊ぶ場合、スマホ版もPC版もさほど価格差がない

本作はアクション性がさほど高くないので、スマホ版でも快適にプレイできる。なので、外出中やベッドの上などで気軽にプレイしたいならスマホ版がオススメ

「Poppy Playtime Chapter 2」の魅力は前作を超える恐怖とパズル性

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1作目で描かれた内容は説明されない。忘れている場合は再プレイがオススメ。

本作は、完全にChapter 1クリア済みの人間を対象にしている。

このため、本作からはじめてもわけがわからない。しかしその一方で、前作経験者にとっては同じようなことをやらされずに済むというメリットが存在。

そう…本作の恐怖と謎解きは、決して前作の繰り返しではない。前作をベースとしてよりグレードアップしているのだ!

GrabPackを使いこなせ!歯ごたえのある謎解き

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前作プレイ者が対象なので、経験者にとって楽しくプレイできるよう調整されている。

本作はプレイ開始後から、いきなり謎解きが難しい!

それもそのはず。本作は、Chapter 1クリア済みの人間が対象。つまり、本作はChapter 1の直後から難易度アップしていく…という形になっている。

このためChapter 1の内容を忘れていると、「難しすぎるだろ!」と感じるかもしれない。しかしChapter 1の冒頭と同じレベルの謎を出したなら、Chapter 1を覚えている人間にとっては、「簡単すぎる…」「同じようなことを繰り返しているだけじゃん」となってしまうだろう。

こうしたことを踏まえた上で筆者は、この難易度設定は適切だと感じた。Chapter 1のことを思い出した上でプレイすると、歯ごたえのある適切な難易度と感じられるハズ!

キモい恐怖襲来!Mommy Long Legs

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冒頭のCMで描かれるMommy Long Legs。今回のメインクリーチャー!

前作で登場したクリーチャー、HuggyWuggyは比較的ストレートな怖さを持っていた。巨大で暴力的な存在に殺される!という直接的な恐怖。

一方本作のMommy Long Legsは、怖さだけでなくキモさがプラスされている印象。なにせ手足が伸び、うにょうにょぐるぐると動く。うん、ばっちりキモい。

さらに、初対面時に殺されないという点も得体の知れない気持ち悪さに繋がっている。ほら、「殺してやる!」とばかりに襲い掛かってくる存在ももちろん怖いけど、遠目でこちらを見てニヤニヤ笑っているだけの存在ってのは、方向性の違う怖さがあるじゃない?

また冒頭で主人公が「GrabPack」の左ハンドを失ってしまうという演出も、本作に新しい恐怖感をもたらしている。本作唯一の武器といえるギミックが不完全なものになってしまうから、不安を感じてしまうのだ。

こうした工夫によって本作は、ホラー面においても決して前作の単なる繰り返しにはなっていないのが秀逸だと思う。

ゲームの流れ

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悪夢再び!1でプレイしたあのおもちゃ工場。この工場では従業員の失踪事件が発生し、閉鎖された。

主人公の下には一本のビデオが送付され、そこには「助けてほしい」というメッセージが記録されていた。そこで主人公は工場へ向かい、HuggyWuggyを撃退した。その直後から本作はスタートする。

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タイトルで「PLAY」を押してゲームスタート。すると前作と同様、実写によるおもちゃのCM映像が放映される。今回描かれているのは、両手足がゴムのように伸びる女の子の人形Mummy Long Legs。もうこの時点で、コイツが今回のクリーチャーだなという空気がビンビン。

ちなみに本作も前作同様日本語未対応。けど、謎解きなどはビジュアル中心なのでプレイに支障はないぞ。細かなストーリーが把握しにくいのは残念だけどね。

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スマートフォンの画面の明るさ設定にもよるが、スタート直後はかなり暗めの設定。ホラーとしては恐怖感があっていいのだけど、いかんせん部屋の様子がわからず謎解きできない。

なので、ゲームがスタートしたら一時停止ボタンをタップ。settingsを選び、Brightness高めに変更しよう。部屋の様子がわかるようになるぞ。

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画面左の仮想パッドを動かして工場内を移動。まずは鍵の取得を目指そう。

ちなみにドアやアイテム類は、GrabPackを使わず接近するだけで機能してくれるぞ。

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鍵を手に入れて施錠された部屋に入るとMummy Long Legsが登場するか…と思いきや、襲われる様子はない。しかし、机の上に何やら気味の悪いおもちゃが。

Mummy Long Legsの後にコイツも襲ってくるんだろうか…。それとも3で登場予定のクリーチャーなんだろうか…。

「Poppy Playtime Chapter 2」の攻略のコツはGrabPackの特性を活かすこと

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GrabPackの詳しい説明はない。特性を忘れているとほぼ謎が解けないぞ。

本作の謎は、冒頭からGrabPackの特性を理解していなければ解くことができない。なので、「GrabPackってどんな機能を持つギミックだったっけ…?」という状態なら、一旦アプリを落として1からプレイしたほうがいい。

しかし、「忙しい現代人にそんな余裕はない!今すぐ2からプレイしたいんじゃい!」という人もいるだろう。

そんな人のために、冒頭でつまづきやすい点を、GrabPackの特性と共に紹介しておこう。

特性1!ハンドは伸びるがワイヤーには限度がある

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ワイヤーには長さに限度がある。高い場所にあるものを掴んでジャンプすると…?

本作一番最初に遭遇する謎は、陥没した通路巨大な段差によって向こう側へ進むことができない。

「ええー、どうすりゃいいの?やっぱり忙しい現代人でも1からプレイすべきか…」とあきらめてアプリを落とす前に思い出してほしい。ハンドにはワイヤーがついており、伸びる長さには限度があるということ。

伸びる長さに限度があるということは、高いところにあるものを掴めばぶら下がることができる

陥没付近で手当たり次第にハンドを発射してみてほしい。高いところにある何かを掴めるハズ。あとは、勇気を出して穴へとジャンプ!ブランコの要領で穴を飛び越せるだろう。

特性2!伸びたワイヤーは縮む

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高いところを掴んでワイヤーを縮めれば、当然主人公の体はハンドに引き寄せられる。

ロケットパンチ機能のついたおもちゃやエアガンなど、弾を飛ばせるタイプのおもちゃで遊べば当然部屋が散らかる。なぜ散らかるのか?それは飛ばした弾が戻ってきてくれないから!

これに対し本作のGrabPackは飛ばしたハンドが戻ってくる。偉い!なぜ戻ってくるのかというと、ワイヤーが縮むから。

そして重要なの点が、ワイヤーはプレイヤーの任意で縮めることができるということ。

ハンドが何かを掴んでいる状態で、ボタンを長押しタップしてみてほしい。何かを掴んだままワイヤーを縮められるハズ。

これを使うと、「高いところに行きたいけど、ジャンプしても届かない…」といった謎を解くことができるぞ。