エンドレスナイトメア6:リバース

エンドレスナイトメア6:リバース

パブリッシャー 707 INTERACTIVE: Fun Epic Casual Games

ジャンル 3Dアクションアドベンチャーゲーム

価格 基本プレイ無料

陰陽術を発動し…拳で殴る!コミカルなカンフー映画的世界観が魅力の中華風アクションアドベンチャー

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エンドレスナイトメア6:リバースのレビュー画像

仇であるルー・ジンチェンを探し出し、不死の秘密を解き明かせ!

陰陽術を駆使して悪魔と戦う中華系ダークファンタジー・アクションアドベンチャー

「エンドレスナイトメア6:リバース」は、陰陽術を駆使して悪魔と戦う中華系ダークファンタジー・アクションアドベンチャーゲーム。

不死の力を獲得した術師ルー・ジンチェンの襲撃により、主人公のジャン・チャオは父を目の前で殺され、自らも力尽きてしまう。

地獄で裁判官として悪魔たちを管理する鍾馗(ショウキ)は、この事態に対処しようとするものの、悪魔たちはルーの力に怯えてしまい、対策が進まない。そこで、ジャン・チャオに復活の印章を授けて復活させ(=リバース)、ルーがなぜ不死の力を持つに至ったかの調査を命じるのだった…。

陰陽術に剣劇、カンフー…と中華系ダークファンタジー要素満載の世界観がユニークで魅力的な一作だぞ。

システムはソウル系?敵を倒しつつ村を探索

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剣攻撃とドラゴンボールによる遠距離攻撃を使い分け、敵を倒そう。

舞台となるのは、ルーが巣食ったことで魔物が溢れるようになったパイロン村。ミッションを達成するため、敵を倒しつつ村を探索しよう。

操作は仮想パッドとボタンで行う。仮想パッドで360°自由移動が行える。

主要アクションは、剣攻撃ドラゴンボール回避スニークキル

敵に気づかれていない状態で、敵の背後にしゃがみ移動で近づくとスニークキルボタンが出現。ボタンをタップすると術を使って一撃で敵を封印できる

それ以外の状態では、剣攻撃・ドラゴンボール・回避を組み合わせて戦うことになるぞ。

ドラゴンボールとは、遠距離から攻撃可能な術攻撃。安全に攻撃可能だが、弾数制限がある。弾数は時間経過によって回復するぞ。

剣攻撃は回数制限なしの近距離攻撃。回避はバックステップによって敵の攻撃を緊急回避できるアクションだぞ。

魂でレベルアップ!力押しも可能

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魂はゲーム中に獲得する以外に、精霊石と交換で手に入れることもできるぞ。

本作の基本的な立ち回りは、スニークキル可能な状況であればスニークキル、それ以外の状態であれば、敵の隙に接近して近接攻撃→回避で離脱→敵が近づくまでドラゴンボール連打…という立ち回りが安定する。

ただ、本作ではレベルアップによる育成が可能なので、パラメータを上げて力押しすることも可能だぞ。

経験値アイテムであるは、マップ内を探索したり、敵を倒したりすることで獲得できる。ただそれ以外に、有料アイテムの精霊石を消費することによって購入することもできるぞ。

「エンドレスナイトメア6:リバース」の魅力は中華系ダークファンタジーを描いた世界観

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主人公を生き返らせる鍾馗も、もちろん中国由来。道教の神だぞ。

ゲームの世界観で多いのは、やはり剣と魔法の西洋風ファンタジーだろう。また、日本のデベロッパーの作品だと現代日本戦国時代江戸時代を描いたものも、少なくない。

ただ、中華風ダークファンタジーは、なかなか見ない。筆者がパッと思い浮かぶもので「黒神話 悟空」と「Wo Long Fallen Dynasty」くらい。

このため、本作が描いた中華系ダークファンタジーの世界観はとてもユニークで新鮮なものに感じられた。

術×剣!中国映画風のケレン味が魅力

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この剣の構えが、なんとも霊幻道士的な気がする。指で結ぶ印がカッコいい。

本作のアクションは、遠距離攻撃で様子を伺いつつ、敵の攻撃を回避して隙を作り出し、近接攻撃を決めるというもの。これは、ソウル系のアクションゲームの作法に従ったものといえるので、立ち回りそのものにオリジナリティがあるわけじゃない

ただ、手で印を組んで術を繰り出すアクションや、剣を使った剣劇アクションの型は中国映画風のケレン味が詰まっている。

たとえるなら、筆者が子どものころ見たキョンシー映画風のような空気感。リアルなアクションではなく、術を放ったり剣を繰り出す際の「型」美意識が込められていて、ユニークなカッコよさを感じるのだ。

いや殴るんかい!コミカルさも魅力のうち

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印を結んで術攻撃し、トドメはパンチ。…いや、殴るんかい!

「型」に込められた美意識という点では、スニークキル発動時のアクションが特徴的。手で高速に印を組み、術を発動。術によって敵が弱ったところを…殴る

いや、殴るんかい!術師だから陰陽術が決め技じゃないんかい!!…と、思わず叫んでしまった。

だがこのコミカルさこそ、中国系アクション映画の魅力だと思う。キョンシー映画も、ジャッキーチェンのカンフー映画も、決してカッコいいだけの作品ではなかった。コミカルさを持っていた。

本作もそれに似た空気感を持っている。

…もしかすると、スニークキル発動時のラストで殴るのは、カンフー映画リスペクトなのかもしれない。あれはきっとカンフーなのだ!

ゲームの流れ

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赤い龍と対峙するタイトル画面が非常にカッコいい。グラフィックはコンシューマレベルとはいかないものの、なかなかクオリティが高い。

さあ、画面をタップしてゲームをはじめよう。

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スタートすると、チュートリアルという名の父との訓練がスタートする。ガイドに従って人形相手に攻撃を行おう。

ちなみに本作は日本語対応しているが、翻訳のクオリティはあまり高くない。セリフの意味は理解できるが、突如として女性言葉になるなど、ニュアンスまでは翻訳しきれていない。

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父との訓練を一通り済ませると、突如としてルー・ジンチェンが出現。父に襲い掛かってくる。

主人公も反撃するが、あえなく倒されてしまう…。

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気付くと、「生まれ変わりの場所」と名付けられた場所で目が覚める。

あたりに悪魔が多数存在しているところを見ると、地獄のような場所なのだろう。敵を倒しつつ先へ進もう。

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生まれ変わりの場所の先で待っていたのは、鍾馗。復活の印章で蘇った主人公は、鍾馗からの依頼を果たすため、パイロン村の調査を開始する。

パイロン村には魔物化した村人が多数存在する。基本的には気づかれぬように近づいて、スニークキルを狙おう。

「エンドレスナイトメア6:リバース」の攻略のコツは回避からの立ち回りにあり

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成功すればノーダメージで敵が倒せる!スニークキルを積極的に狙おう。

本作を攻略する上でのポイントは、スニークキル。気づかれさえしなければ一撃で敵を倒せるため、まず真っ先に狙いたい。

ただ、どんな状況でも必ずスニークキルが狙えるのか…というと、当然そんなことはない

では、スニークキルを狙えない場合どうすればいいか?…そんな時は、回避を中心に立ち回ろう

近接か遠距離か?敵の隙を見極めよう

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敵が攻撃を仕掛けてきた!今こそが回避のタイミング。

敵と正面から戦う場合、まずは回避を意識しよう。いたずらに攻撃を仕掛けてしまうと、あっという間に間合いを詰められ、攻撃を受けてしまう。

回避に成功すると、敵に隙が生まれると同時に、敵との間に間合いが生まれる。ここが攻撃のチャンス。

敵の隙が大きい場合、一気に距離を詰めて接近攻撃を繰り出そう。そして敵が復活したら、即座に回避アクション間合いを離す。

一方、敵の隙が小さい場合、近づいてはダメ。ドラゴンボールによる遠距離攻撃でダメージを与えよう。

また、敵の隙が大きいのか小さいのか判断がつかない場合ドラゴンボールによる遠距離攻撃で様子見。不用意に接近してしまうと、大ダメージをくらってしまう可能性が高いぞ。

さすが復活の印章!死んでも育成状況は維持

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死んでもパラメータはそのまま。復活の印章の力はすごいぜ…。

なお、どうしても敵に勝てない場合は、育成に徹しよう

本作では、死んだとしても、それまでの育成状況が失われるわけじゃない。最後にアクセスしたチェックポイントからの復活となるが、育成したパラメーターはそのまま。さすがは鍾馗の復活の印章!

なので、死んだとしても繰り返し敵と戦い、育成を行えば難易度が下がっていく。最終的には力押しでも勝てるようになるぞ。