The First Tree
David Wehle, LLC
アクションアドベンチャーゲーム
Android:520円 iOS:610円
キツネになって大自然を探索。2つの文学的な平行するストーリーを巡る3Dアクションアドベンチャー。ダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
キツネが主人公の、美しい探検。
The First Tree(ファーストツリー)は、行方不明の家族を捜すキツネを操るサードパーソン型探索アクション・アドベンチャー。
キツネを操作し、次第に生命の源へと冒険をするため雪山などを探索する。
そして、キツネの冒険と、アラスカに住む孤独な父親との絆を再確認する息子、2つの平行するストーリーが同時に進行していく。アーティスティックな一作。
死への理解も深めるような、美しい旅
雰囲気のいいグラフィックと美しいBGMの中、仮想パッドで移動し、視点移動とジャンプを駆使しながらチェックポイントをめぐる3Dアクションアドベンチャー。
敵が登場せず、約2時間程度で終わる物語。謎解き要素や、各種ステージに隠されたアイテム、そしてシリアスに語られる人間模様が妙に生々しい。
「The First Tree」の特徴は美しいビジュアルと家族の物語
キツネになって雪山を散策。オープンワールド、とは言わないまでも広大なフィールド。美しいBGM。「野生の息吹」感じてしまうな。
最初、開発者の喋りや青年のモノローグとキツネの冒険、関係あるんか?と思いきや少しずつ2つの物語のテーマが重なっていく。最後は…ネタバレせず体験してほしい。
ゲームというよりは短編映画のような感覚で味わうべき一作だ。プレイ時間の短さもコンパクトでよし。
美しいBGMとグラフィックがベストマッチ
本作の魅了といったらBGM。とにかく美しいのでイヤホンやヘッドホンでのプレイを強く推奨したい。
ただ、戦闘などはなく、探索やアクションの要素は(隠し要素などがあるにせよ)薄い。ウォーキングシミュレータと、ヒューマンドラマを堪能するゲームとして捉えたほうがよさそうだ。
ゲームの流れ
というわけで冒険だ。光に向かって進んでいこう。
キツネだけど2段ジャンプもできる。全部の実績解除には若干のアクションも要求される。
青年と妻らしき女性とのモノローグがボイスと字幕でなぜか流れる。
翻訳は固くはあるが不自然ではない。ただ、一文が長いのでスクショが必要かもしれない。
150ある星をすべて集めるミッションもあり。
なお、この星は全部集めなくてもステージクリアは可能。
ただ、全部をコンプリートしなきゃいけないのにステージセレクトできないのは残念。
一気に遊んでくれという作者の意図なのだろうか。
雰囲気は非常にいいのだが、説明不足な気もしないでもないと思った。
せめて作者のセリフがちゃんと翻訳してくれたらなあ。この世界はこんなにも美しいのに。
「The First Tree」の序盤攻略のコツ
まず、オプションで「字幕」をオンにしておこう。デフォルトはなぜかオフになっている涙。
そして「解説モード」をオンにするとチェックポイントに光の柱が立って見やすくなる。本作は導線が弱いので光の柱を出したほうがストレスが軽減される。
開発者の話を聞けるフキダシはどうやら字幕なし。ハードル高いのう。面白そうな話してるっぽいんだけどな。
各エリアをきちんと攻略しよう。
本作はオートセーブなのだが、エリアクリア時にしかセーブ出来ない。正直ちょっとスマホゲームとしては不便である。
というわけで本作は腰を据えて各ステージごとにチェックポイントを通過し、クリアするようにしよう。
ゲームクリアまでそこまでボリュームがあるわけではないが、うさぎの捕獲などイースターエッグ的な要素が各ステージに隠されている模様。