境界之詩タクティクス２-レルムクロニクル-

台湾でかなり人気のシミュレーションRPGという宣伝を見てたのでインストールしてみた。海外産のゲームだけど日本人受けしそうなデザインでキャラもカッコいいのけっこういるし可愛い女性キャラもいて掴みは良かったけど、自分の環境なのか分からないけどテンポが悪く感じたしロードも長めに思えた。それを除けばよく出来ているゲームでキャラも個性が際立っていて個別のシナリオだけじゃなくストーリ全体を通してもよくシナリオが作られてる感じがする。バトル面はシミュレーションRPGとしてはマップが狭すぎるのが残念だけどコンボとかの要素で戦略性がないわけではない。悪くはないけど、どこか惜しいゲーム。

『2』と銘打ってあるため期待してたのですが、前作とほとんど何も変わってないですねぇ。もしかしたら何か細かいマイナーチェンジが施されているのかもしれませんが、たぶん言われないと気づけないレベルのものだと思われます。あの当時ならまだよかったのですが、今どきこのポンコツ3Dキャラモデルと解像度の低い2Dイラストで勝負するのはかなりキツいのではないでしょうか。

でも、イイトコももちろんあるんですよ。マップが狭いがゆえに一手目から無駄がなく、地形の高低差や属性相性、兵種相性を考慮した戦術も要求される本格仕様。スキル装備のカスタマイズなど、キャラをいじる楽しみもあります。ストーリーはベタですが、キャラの個性で何とかうまいことごまかせていますし。

ただ、戦闘画面の見にくさは絶対に改善すべきポイントだったハズだし(敵味方のHPバーや吹き出しがあまりにも邪魔すぎる)、出撃メンバー5人中、1人はレンタルキャラ専用枠というのもマズイ。そこら辺も含め、ちょっと時代遅れ感が半端ないっス。

本気でテコ入れすればまだまだ遊べるレベルのゲームだと思うんですが…、『2』と名乗った割には安易なデキでしたね。