カルディア・ファンタジー魔物姫たちとの冒険物語

β版を少しやっていて本リリースされたのでインストールしてみましたが、多分そこまで変わってないのかな。ファンタジー世界ののんびりした優しい絵が特徴の育成アクションRPG。育成に特化しているシステムで卵から孵化させていって幼体から成体と成長させていくので愛着は湧くし、何よりモンスターが可愛い。育成要素などコンテンツが多く情報量が多いので最初はよく分からないかもしれないがやっていくうちに慣れてくる。アクションRPGだけどオートモードもありサクサク進む。スキルのエフェクトがショボイとかけっこう気になる点はあるけど、こういう育成ゲーム好きな人はとことんハマると思う。

ほんのり期待していただけにちょっと残念な出来。「大切な日に寝坊してヒロインに叩き起される主人公の少年」というこれ以上ないぐらいありきたりなプロローグは大目に見るとしても、そもそも日本語がダメ。フォントも統一感なく安っぽい。テキストに関してはもうちょい丁寧にやって欲しかった。

卵から魔物が産まれてくるまでの時間の長さは「のんびりした雰囲気の演出」ということで納得できるものの、産まれてくる魔物の個体差が非常に大きく(同じ魔物でもレア度、星ランク、レベルアップ時の成長係数などが全く異なる)、何を基準にして育成する魔物を選べばよいのかわかりにくい。レア度は高いけど成長係数が低い魔物とかどーしたらいいの？って感じです。ゲーム内ヘルプも不十分でわからないことがとにかく多い。その辺を手探りで楽しめる人もいるでしょうけどね。

戦闘中の操作に関しては自動にも手動にもそれぞれ問題があり、一言で言えば「気持ちよくない」。キャラボイスも中途半端で演出も地味め。頭上に表示されるフキダシが邪魔で見た目もごちゃごちゃしてる。

うーん、これはもうキャラを愛でる方向で楽しむぐらいしかないのかなぁ。音楽は良き。