マンハッタン・レクイエム【チャレンジ】

前作「マーダー・クラブ【チャレンジ】」と同様に、コマンド選択式の本格推理もの。

基本は、コマンドを選択して捜査を進め、場所移動には時間で回復するJ.B.コイン（いわゆるスタミナ）が必要になる。

登場人物は40名に及び、その中から真犯人を見つけ出していく。

複雑な人間関係や、渋いグラフィック、隠された真実……どれをとっても一級品のADV。

やや古臭く感じるかもしれないが、謎を解き、真実を知った時、本当の哀しみの意味がわかる名作だ。

システムは前作と同様だが、過去の作品より格段に遊びやすくなっている。

移動画面での自分の今いる場所や、未踏破の場所の表示など、捜査の役に立つ表示は、あったらいいな、を実現した感じで過去作を遊んだ人には納得のシステム。

捜査に進展を及ぼすメッセージを赤い点滅で表現したり、至れり尽くせりな感じ。

資料なども見やすいので、捜査がはかどる印象だ。

まずは、コマンドを総当たりしていくのが捜査の基本となり、行ける場所や、関係者など新たな情報を仕入れていくこととなる。

新たな場所の情報がなくても、新たな人物の情報や捜査資料などを入手した場合、過去に立ち寄った場所に戻って再度聞き込みをするように。

捜査地点(ジャドの事務所、ニューヨーク市立図書館、BARブレス）に戻って情報を整理することも大切だ。