Alice49/0話

ゲームは「推理編」と「解決編」に分かれており、解決編では推理編で起こった事件に対して謎を解くための選択肢が提示され、正しい答えを選ぶことで先へ進めるようになっている。

緊迫感を煽るBGMや、巧妙なトリックが特徴的だ。

また、そこまで強烈におぞましい描写があったりはしないので、怖いのが苦手、という人でも楽しめるのも良い。

ちなみに著者は推理系の某有名サウンドノベルを昔プレイしたものの途中で怖くなってやめた経験がある。そんな僕でもこちらは最後までプレイできたので、初心者や耐性がない人でも安心だ。

その中には、推理編をちゃんと読んでいればすぐに分かる問題もあればただ読んでいるだけでは解けず、頭の中で予想を立てて考えなければ解けない問題もある。

推理編を読んでいる時に「これはこういう手口なのでは？」「この部分がキーなのでは？」などと予測をし、それが的中した時の気持ちよさはミステリーものならではの醍醐味だ。

もちろん、推理系が苦手という人のためにセーブ機能もついているので、何度か挑戦していけばエンディングまで辿り着けるように出来ている。

このあたりの親切設計も、大変ありがたい。僕みたいな初心者には特に。

が、少なくとも推理編でしっかりテキストを読んで頭に入れておけば解決編の序盤は手こずることはないと思われる。

テキストを読みながら頭の中にその物語の風景を思い浮かべ、映像化してみるとより分かりやすいかもしれない。

それでもお手上げだ、という人は選択肢の前に必ずセーブして保険をかけておけば間違いない。

なおこれをやっておかないと、もし解答をミスった時に推理編からやり直しになるので要注意。