FINAL FANTASY IX

旅芸人一座「タンタラス」団の一員である少年「ジタン」は、アレクサンドリア王国の王女「ガーネット」の誘拐を企てるが、偶然にも彼女は自らの意思で国を出ようとしていた。

成り行きでガーネットや護衛騎士の「スタイナー」と行動を共にするようになったジタンは、この星を狙う敵や自身の出生の秘密、そして命の根源たる「クリスタル」の存在を知ることに――。

彼ら個性豊かな仲間たちとともにフィールドを移動して様々な国やダンジョンを冒険し、物語を進めていこう。

各所で発生するバトルはシリーズでおなじみのアクティブタイムバトル（ATB）。

装備品を使い込むことで習得できる多彩な「アビリティ」、戦闘中にダメージを受けるとゲージが上昇し、一杯になるとキャラがパワーアップする「トランス」システムを駆使して戦おう。

ペプシマンとかスーパーボールみたいな裏ボスとかいたなぁ。

本作は従来の世界観から少し離れたⅦやⅧと違い、クリスタルやアビリティといった当初の世界観に原点回帰している。

PSディスク4枚組という2000年代では破格のボリュームがそのまま収録されており、レトロファンタジーなグラフィックの雰囲気はそのままに、キャラの3Dモデリングや物語の各所で挿入される迫力のムービーなどはスマホ用に描き直されていた。

他にもアチーブメント、高速モードに7種類のブースト機能、オートセーブ機能が新たに追加されている。

とくに、ブースト機能を利用すればゲームバランスが崩壊するものの、最初からレベルMAX、ギルMAX状態で進めるため、物語だけを楽しみたい人にとってはありがたいシステムだと感じた。

ボス戦で強力なアイテムを手に入れたり、成功を重ねることで最強技である「盗賊のあかし」の威力が高まったりと後々の攻略にも影響するので、積極的に使っていこう。

また、本作には武器や防具、アクセサリにアビリティが設定されていて対象の装備品を付けた状態でバトルを行い、APを一定量獲得するとキャラに習得させることができる。

ファイガやケアルといったアクションアビリティや、HP10％アップやいつでもヘイストといったサポートアビリティがあり、それらの中から必要なものを厳選して習得を目指そう。