FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争

FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争

パブリッシャー SQUARE ENIX Co.,Ltd.

ジャンル ファイナルファンタジーシリーズ

価格 Android:1,480円 iOS:1,480円

イヴァリースを二分する「獅子戦争」の果てに真実を見出す本格タクティカルRPG

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ムービーなどの追加要素を収録したPSP版を移植。

「獅子戦争」の果てに真実を見出せ

FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争イメージ

「FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争」は、PSの名作として語られるシミュレーションRPGのスマホアプリ版だ。

ファイナルファンタジーシリーズ初のSRPGとして1997年に発売され、累計出荷数240万本以上を記録!

2007年にムービー、シナリオ、ジョブなど様々な追加要素を盛り込んで発売されたPSP版「獅子戦争」を移植したのが本作だ。

重厚なストーリーを読み進めてバトル

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可愛さも感じられるようなドット絵風グラフィックだが、話は結構重い。

物語はファンタジー世界「イヴァリース」を舞台としていて、主人公「ラムザ」は末弟ながら、過去に起こった五十年戦争の英雄の息子として騎士団に所属していた。

時系列としては、獅子戦争が起こるきっかけとなった出来事が序章で描かれ、その原因を作った親友「ディリータ」との関係性や袂を分かつ話がチャプター1で語られる。

バトルは個別ターン制になっていて、ユニットごとに高低差のあるマップを移動し、攻撃や各種アビリティを駆使して敵を倒す。

ユニットに設定されたジョブ、アビリティをうまく使い、様々な戦場を渡り歩きながら物語を進めていこう。

FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争の特徴は移植ゲー特有のボリューム感

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操作性は確かに悪いが、原作がおもしろいのでもったいなく感じる。スマホ独自の機能があれば……。

可愛らしささえ感じるドット絵風グラフィックとは真逆の重厚なストーリーが収録されていて、親友の変貌や裏切り民の惨殺、組織ごとに渦巻く陰謀などが詳細に語られていく。

物語を展開を追うおもしろさはもちろん、FF特有のジョブやアビリティシステムがあり、ユニット(キャラ)の育成自由度も高い

また、PSP版のフルプライスを考えるとアプリ版の1400円という単価もけして高くない

操作性に関しては同デベロッパーの「クロノトリガー」でも散々言われているが、確かに狙った場所にユニットを移動させづらく、一度移動させるとそれをキャンセルできない仕様も操作性の悪さ、ストレスに拍車をかけている。

セーブについても中断セーブはあるものの、バトル中は好きなタイミングでセーブ、ロードができないため、攻撃をミス→好きな場面をロードしてやり直すといった操作ができない。

こういった機能はPSP版などでは不要だったかもしれないが、スマホ向けのゲームとしてはいささか親切味がない

ジョブとアビリティでユニットを自由に育成

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同じユニットでも育ち方がかなり違ってくる。

ユニットにはジョブが設定されていて、通常の経験値と同じく敵を攻撃するなどするとポイントを獲得できる。

ジョブごとに複数のアビリティを習得でき、おおまかに分けるとアクション、リアクション、ムーブ、サポートの4種がある。

ユニット1人につきジョブの固有アクションアビリティ、上記4種のアビリティをひとつずつセットできるので、プレイヤーの趣向に合わせて切り替えよう。

ゲームの流れ

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五十年戦争によって疲弊したファンタジー世界「イヴァリース」で再び起こった後継者戦争「獅子戦争」。

この世界で史実として語られる物語をプレイヤーは、ラムザの視点で追体験していくことになる。

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ゲームの進行に応じて多数のアドベンチャーパートが挿入される。

序章は獅子戦争のきっかけとなった出来事が描かれ、その後は一年前に遡って物語が描かれていく。

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バトルはユニットごとに行動が回ってくる仕様で、高低差のあるマップを移動し、敵を攻撃していく。

画面左上には視点切り替えやカメラ位置変更などのボタンがある。

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ユニットにはそれぞれジョブが設定されていて、多彩なアビリティや技を習得している。

序盤は使えるアビリティが少ないが、育成することで様々な役割を持つユニットにできる。

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本作はマップを移動して目的地へと向かうシステムになっていて、経由地点でもバトルが発生する。

町などにはショップがあり、装備品の購入なども行えるので利用しよう。

FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争の序盤攻略のコツ

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序盤から難易度は高め。ポーションの消費量も多くなる。

本作はPSP版の難易度やゲームバランスをほぼそのまま再現しているため、既存のスマホ系SRPGと比べて敵のAIが賢く、こちらの部隊の一番弱いユニットを優先して狙ってくる。

アイテム士などは前衛に出さず常に後ろに配置しておき、敵を引き寄せるためにおとり役のユニットを前に出すなど、工夫をこらしながら攻めよう。

また、ダメージを受ける機会が多いのでポーションは多めに購入しておいた方がいい。

ポーション投げなど補助アビリティをメインに育成

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ラムザは序盤から職種が多く、多彩なアビリティを使いこなせる。

各ユニットはジョブを切り替え、ジョブポイントを溜めることで多くのアビリティを習得する。

なかでも主人公のラムザは多くのアビリティを使える素質があるので、まずは役割が少ない補助系のアビリティを習得していくといい。

ポーション投げなどは仲間の生存に役に立つのでオススメだ。

おとりを置いて引き寄せてから攻めよう

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敵はむやみに攻めてこないので、おとりを置いておびき寄せよう。

本作の敵のAIは、移動+攻撃範囲にこちらの部隊のユニットがいないと攻撃を仕掛けてこない。

まずは、防御力が高いユニットをおとりに使い、敵が1ターンで攻撃できる場所に置いておく(防御状態やバフをかけておくとより良い)。

敵が接近してきたら他のユニットを含めて一斉攻撃をしかけ、敵にターンを回さないように倒していこう。