絶対フォント感

「絶対フォント感」は、フォント…つまり、文字の書体にまつわるクイズゲームだ。

メインは間違い探し！画面に表示された文字の中に、一文字だけ異なるフォントの文字が混じっているので、それがどの文字かを答えるのだ。

他にもフォントの特徴を覚えた後に、画面に提示される複数のフォントの中からどれが覚えたフォントなのか答える「覚えて当てて」や、雑学クイズ等を収録。

音を的確に聞き分ける力のことを「絶対音感」というが、同様に的確にフォントを見分けることができる力を「絶対フォント感」と呼ぶ…とのこと。

文字の書体なんて一目瞭然、どう見ても間違えっこない…と思いきや、これが意外と難しい！斬新なクイズゲームだ。

本作をプレイしていると、フォントに詳しい人ならクスリとできるユーモアある問題に遭遇する。

デザインの仕事や編集の仕事…とはいかないまでも、年賀状の作成や印刷といったレベルでも、多少フォントというものを触ったことがある人ならわかるはずだ。

このフォントとこのフォントは似ていて紛らわしいだとか、文字の太さの違いがあまり実感できないフォントもあるという「フォントあるある」を！

本作では、そうした絶妙なフォントを駆使して問題を作っているため、出題者の発想に思わずユーモアを感じてしまう。

ゲームをプレイしていて、問題を解く以上におもしろさを感じられる瞬間だ。

問題の難易度が上がってくると、フォント同士の差があまりなくなってくる。

こうなると、あまり文字の書体に関心を寄せたことがない人にとってはお手上げだ。

だが、諦めずに文字の細かい部分に着目してみよう。

細かい部分とは、例えば「点」だとか、「はらい」、「とめ」といった部分だ。

こうした部分にそのフォントの特徴が最も出るため、文字全体ではなく細かい部分に目をやることで、回答率がぐっと上がるだろう。