5月某日、とあるサイトで気になる記事を発見。
おっさんが会社辞めてゲーム作ったけど、全然ダウンロードされなくてつらい…みたいな内容だ。
なんだろう、この人すげえ面白そうだ…ってことで、お話聞こうとダメ元でインタビュー依頼を送ったらまさかの快諾(マジか)!
どんな人なのかドキドキしながらインタビューに臨んだ記録を、ここに残す。
おっさんは一体どんな人なのか、今は何をしているのか、その全貌が明らかに!
-本日はありがとうございます。早速なんですが、アプリを作る前は何をされてたんですか?
おっさん:基幹系のエンジニアをしていました。一度同じ職種に転職しましたが、先が見えないこともあり、Web開発をしている会社に役員として参加しました。
結局そこでもいろいろあって、2年前に休むことにしたんです。
-そこからすぐゲーム作りに着手を?
おっさん:元々、仲間内でゲームを作って遊んではいたんですが、ゲーム自体が昔遊んでいたゲームから美少女ゲーの類に変わっていて、少し離れていました。
しかし、改めてゲームを作るようになり、現在のゲームエンジンの使いやすさに気づいたのがきっかけみたいなものですね。
-でも、頑張った結果ゲームが当たらず、あのメールを出したという感じなんでしょうか?
おっさん:完全にそのとおりですね。ゲームを作っただけだと露出は増えず、SNSにアップしたりしても残念な結果に終わってばかり。せっかく作ったのに売れなさすぎるという現実が待ってました。
この、あまりの失敗ぶりをせめて一笑いしてもらわないとという気持ちが強く、あのメールを送りました。
-な、なるほど…(苦笑)実際に記事が出て、反響はどうでしたか?
おっさん:実は、もうその時点でアプリのダウンロード数を見たりする余裕はなかったんです(笑)でも、記事になった日のダウンロード数は増えたんじゃないでしょうか。
高評価を頂いてるのをあとから知りましたが「おっさん、気の毒だし励ましてやろう」みたいな人が多いんじゃないですかね。
200通以上のメールが来て、ありがたい以上にこんなダメな人間にそこまでしてもらって申し訳なさでいっぱいになりましたね。
「息子が面白いって言ってます!」「私も子育て大変ですが、お互い頑張りましょう!」みたいなメールをみて、子供がいるような人もいる年齢で、自分は一体何をしてるんだろうという気持ちにしかならなかったです。
-そんなメールまで…。あの一件から2ヶ月ぐらい経ちましたが、今は何をしてるんですか?
おっさん:実家が山口県にあって、別居中の嫁が英語を教える教室をやっているんですが、そこで小中学生に理科とかを教えています。
とはいえそれだけでは食ってけないので、日雇いの仕事をしたりって感じです。ゲームを作ってた時は、収益が1日3円とかだったりもしたので、それと比べると水準がかなり上がらいましたよ(笑)
-確かに(苦笑)ちなみに、またゲームで一山当ててやろう!みたいな気持ちはあるんですか?
おっさん:実はちょっとそう思ってたりしているんですが、いかんせん絵が描けないので、誰か絵を描いてくれればなーという感じです。
-楽しみにしています!最後に、あの一件を知っている人に向かて一言お願いします。
おっさん:なんでしょうか、この場を借りて謝りたいです。お騒がせして申し訳ありませんでした。
-ありがとうございました!
編集後記
とりあえず、おっさんは元気にやっているようでなんか安心!そして普通にめちゃめちゃいい人で、かなりアツく気持ちを語ってくれたぞ。
今は山口と東京を行ったり来たりしながら、東京に来ているときはホテル暮らしで超ヒマらしい。アプリの野望は捨てておらず、現在イラストをかける人を探しているとのこと。Google Playから連絡先が分かるので興味がある人は連絡してみては!
※ おっさんはあまりメールを見なくなってしまったようなので、返信は気長に待とう
おっさんの作ったゲームのダウンロードはこちら!
■ FORKLIFT The Carrying
■ ZOMBIES IN THE DARK MAZE