LIMBO(リンボ)

LIMBO(リンボ)

パブリッシャー Playdead

ジャンル アクションアドベンチャーゲーム

価格 Android:500円 iOS:490円

モノクロの不気味な世界は地獄か死後か?プレイヤーが感じることで物語を味わうホラーアドベンチャー

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暗い不気味な世界を少年っが進む。言葉による説明はない。感じたものがすべて。

モノクロームの不気味な世界を舞台にしたホラーアクションアドベンチャー

「LIMBO(リンボ)」は、横スクロールのホラーアクションアドベンチャーゲーム。

開発したのは「Playdeads INSIDE(プレイデッド インサイド)」を手がけたPlaydeads。リリースされたのは本作が先で、「Playdeads INSIDE(プレイデッド インサイド)」の前身といえるような作品になっている。

舞台はモノクロームの不気味な世界。プレイヤーは、森で目覚めた少年を操作し、先へ先へと進んでいく。

この世界はどこなのか?少年の目的はなんなのか?そうしたことは、一切説明されない。セリフやナレーションによる説明は一切ナシ。

起きたこと、描かれたもの。ゲーム内の体験全てをプレイヤー自身の体験として受け取る…いわゆる、ナラティブな物語性こそが、本作の魅力なのだ。

仕掛けを解いて先へ!できることはジャンプと押し引き

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ロープやがけなど、ジャンプすることでしがみつけるギミックも存在している。

基本的に画面右へ右へ進んでいけばゲームは展開する。ただ、ある程度進むと仕掛けが登場し、足止めを喰らう。それ以上進むには仕掛けを解かなければならない

仕掛けに対して主人公=プレイヤーができることは、移動ジャンプギミックを押す/引くといったアクション。

移動はスワイプ、ジャンプはタップで行える。また、ギミックの横に立って画面タッチしながら移動をすることで、押す/引くというアクションが行えるぞ。

迫力を取るなら他機種版!携帯性ならスマホ版がオススメ

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没入感の高い作品なので、いつでもどこでもプレイできるというのは嬉しい要素。

本作はスマホ版以外にも、家庭用機やPC(Steam)など、様々なハード/プラットフォームでリリースされている。スマホ版を含めてすべて買い切り形式

スマホ版のメリットは価格と携帯性。価格は他機種と比較して約半額とリーズナブル。また、いつでもどこでもプレイできる気軽さもメリットといえるだろう。

一方、画面の迫力を取るなら他機種版がオススメ。

精密さやスピードが要求されるアクションが少ないので、操作性についてはスマホ版でも特にストレスはないハズ。

「LIMBO」の魅力はプレイヤー自身が感じ取るストーリー

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ゲーム内で言葉で説明されることはない。プレイヤーが感じ、考えなければならない。

最近のゲームで話題になることの多い要素が、ナラティブ性

ナラティブとは直訳すると物語という意味。ゲーム内で起きた物語や体験を、プレイヤー自ら感じ取るような表現のこと。

本作はこのナラティブな表現が巧み。ゲーム内の体験が自分の体験のように感じられるので、プレイすると、しばらくゲーム内の出来事を現実でも引きずってしまうほど。それいくらい、高い没入感を実現している。

プレイヤー=主人公?ナラティブとは

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プレイヤーと主人公の人格を分けるかどうか?は、ゲームにとって重要なテーマ。

そもそもゲームはプレイヤー自身が遊んでいるわけだから、楽しいと感じるのも怖いと感じるのもプレイヤーに他ならない。だから、ゲーム内で起きた物語や体験を、プレイヤー自ら感じ取る…と言われても、よくわからないという人も多いだろう。

けど、今までプレイしたゲームを思い出してほしい。主人公のセリフや行動に、「自分ならそんなことやらない」と思ったことはないだろうか?

たとえば、超楽勝なイベントバトルの後で主人公が、「苦戦したぜ…!なんて強敵だ…」なんてセリフを言う…みたいな。

ストーリーやキャラクターを重視したゲームでは、しばしばゲーム内の主人公が自分の意思で話し、行動する。ということは、プレイヤーと主人公は別人格ということ。

これに対しナラティブというのは、主人公の人格とプレイヤーの人格を一致させる表現といえる。

主人公=プレイヤーなので余計なセリフはない。主人公=プレイヤーなので、ゲーム内でプレイヤーが感じたことが本作のストーリーになる…というわけ。

LIMBO=辺獄?主人公は死んでいる?

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象徴的なシーンが多く、様々な考察ができる。不思議と説明不足とは感じないだろう。

セリフやナレーションのない本作において唯一言葉で示されている存在が、「LIMBO」というタイトル。「辺獄」…地獄の周辺部という意味を持っている。

辺獄とは、地獄に行くほどの罪を犯していない人間が、死んだ後に行く場所。このため、幼児が死後に行く場所とも考えられている。

ということは、このモノクロームの世界は地獄の周辺にあり、主人公は死んでいるのかもしれない…。

…と、これはあくまでプレイ後に筆者が想像したこと。正解ではない。正解は本作をプレイした人の数だけあるといっていいだろう。それもまた、ナラティブなストーリーが持つ魅力

言葉で明確に描かないからこそ、作品をプレイしてあれこれ考察できる。そんな楽しさが魅力なのだ。

ゲームの流れ

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白黒時代の古い映画のような味わいを持つタイトル画面。

タップすることでゲームが始まるぞ。ちなみに、ゲームデータの保存は自動的に行われる。

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森の中で目を覚ました少年。モノクロームの風景にフィルムのノイズのようなチリチリした影が映り込み、非常に不気味な雰囲気。

画面をスワイプすることで移動できるぞ。まずは右へと進んでみよう。

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進んでいたら、突然の死…!HPの概念はなく、基本的に敵やトラップに触れると即死する。ゲームオーバーシーンはなかなかエグい。

道中にはトラバサミのようなトラップが仕掛けられていることもある。じっくり観察して、ジャンプで回避しよう。

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仕掛けを解く基本は、画面長押しタッチを使ってギミックに働きかけること。

動かすことができたり、傾けたり、へし折ったり…と、対象ギミックにより様々なアクションが発生する。

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蜘蛛のような化け物に取っ掴まって、繭状にされてしまった!ゲームオーバーにはならないが、自由に進むことができない。

元の状態に戻るにはどうすればいいんだろう。マップを行き来して解決法を探らなければ…!

「LIMBO」の序盤攻略のコツは引き返してギミックを探すこと

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アクションよりも、ギミックを動かして何にどう使うか?の方が需要だぞ。

アクションが求められるシーンが多いものの、反射神経よりは仕掛けを解くための頭脳プレイの方が重要。

基本的に、何らかのギミックを使って謎を解くことが多い。なので、画面をじっくり観察して、使えるギミックはないか探そう。時には引き返すことも重要だぞ。

何もないなら引き返す!そしてギミックを運ぼう

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蜘蛛がいて進めない…。何か使えるギミックがないか、引き返してみよう。

基本的に右へ右へと進んでいく作りになっているが、右に進んでもそれ以上進めず、その上何もギミックが見つからない、ということは多い。

たとえば、船を降りた後のシーンや、巨大な蜘蛛と遭遇するシーンなどがそう。

こうしたシーンでは、一旦引き返してみよう。使えるギミックが見つかるかもしれない。

ちなみに、すぐ引き返すのではなく、ある程度行動が求められる場合もあるぞ。たとえば、巨大な蜘蛛の足が地面に当たったら、振動が発生している。この振動でマップに何らかの変化が起きているかも…?

ナラティブな魅力を堪能するなら!極力自力でプレイ

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ゲームオーバーになってもすぐ復帰できるので、まずは自力で攻略法を探してみよう。

既に触れた通り、本作の魅力は、ナラティブ…ゲーム内で起きた物語や体験を、プレイヤー自ら感じ取ること。

なので、まずは攻略サイトなどの情報やSNSでの考察などは見ないでプレイすることをおススメしたい。

自分で感じることそのものが楽しさという作品ということは、謎に行き詰って悩むことも、衝撃的なイベントに驚くことも、本作の楽しさの一部ということ。

だからこそ、極力自力でプレイした方が本作を堪能できるぞ。そして、自分なりの体験・感想を味わった上で攻略法や考察を見ると、意見や感じ方の違いといった新たな楽しさを味わえるだろう。