7月10日(土)~11日(日)の2日間にわたる、インディーゲームの祭典「BitSummit 2015」が京都市勧業館みやこめっせにて、ついに開幕した。
3回目となる今回からアメリカを拠点に活動を行っているイベント団体「Indie MEGABOOTH」も参加し、より一層規模も期待度も高いイベントに成長している。
本記事では、bitsummit2015にて紹介されていた様々なインディーゲームを筆者が実際にプレイし、特に気になった期待のスマホゲームを8本、ご紹介する。
勇者ヤマダくん
1本目は、Onion Gamesが贈る新作RPG「勇者ヤマダくん」。
本作は大手ゲーム会社勤務のヤマダくん(36歳)が主人公のRPGで、ダンジョンの入口~出口までを一筆で結び、アイテムを取りつつ、敵を倒して出口まで進んでいく。
Onion Gamesと言えば、「moon」や「王様物語」を手掛けた木村祥朗氏が代表を務めるゲームデベロッパーであり、以前アプリ★ゲットでインタビューをさせていただいた。
・ドット1つに隠された秘密とは!?「moon」の名クリエーターが造る『ミリオンオニオンホテル』発売前インタビュー
やはり、木村氏が手掛けるタイトルだけあってグラフィック、世界観など作品のクオリティーは申し分ない!
リリースまでにはもうしばらくかかりそうだが、既に事前登録が開始されているようなので、ぜひ登録してほしい。
まかいピクニック
本作は、行動特性の異なるモンスと呼ばれるキュートなキャラクターでパーティーを編成し、ステージ上のエナジーボールを全て集め、ゴールにいる仲間を助ける放置系アクションパズル。
詳細は、こちらも以前インタビュー取材をさせていただいたので、以下からご覧ください。
・「moon」クリエーター、西 健一氏が贈る新作放置系パズル!?「まかいピクニック」リリース直前インタビュー!
こちらも「moon」を手掛けたラブデリック共同創設者の「西 健一」氏が手掛けた作品。
操作性はもちろん、キャラクターの組み合わせ次第でBGMが変わる鼻歌行進システムなど、多彩な面で新奇性の高い作品となっている。こちらも要チェックだ!
大学生制作、驚愕の音ゲー登場
まずは、こちらをご覧ください。
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お分かり頂けただろうか…?
もはやホラーとも言える驚愕の音ゲーテクニックを見せてくれたのは、立命館大学二回生。
メインプログラマーは生粋の音ゲーマーらしく、「音ゲーマーによる音ゲーマーのための音ゲー」を作ろうと思い、同学年の数名グループで本作の制作を行っている。
玄人向け超難易度の楽曲をプレイできるだけでなく、譜面のエディターも用意されており、ユーザ自身が作り手となることもできる。
UI設計や機能拡張などまだまだ実装できていない部分が多く、彼ら曰く「卒業までに作れるかな・・・」と弱気な発言をしていたが、ぜひリリースまでこぎつけてほしい!
個人的には現段階でUIを調整すればリリースできるレベルにあるとは思うのだが・・・ここは、彼らの想いを汲み、気長に待つことにしようと思う。
プリズンアーキテクト
自分好みの監獄が作れる監獄経営シミュレーション「プリズンアーキテクト」
本作は、基本Windows/Mac/Linux向けに開発されており、現段階ではタブレット向けにのみ移植を行う予定で、スマホ向けに移植するという発表ははない。
建物の建設はもちろん、囚人の生活環境を整えたり、刑務所内に道路を作ったりと、自由度が高く遊びこめる作品なだけに、スマホ移植が決まっていないと聞いて、少し悲しかった。
スマホへの移植も検討してもらえることを切に願っている。
STRANGE TELEPHONE
少女が閉じ込められた部屋から脱出を試みる、レトロ調な2Dグラフィックで描かれた脱出ゲーム。
一般的な脱出ゲーム同様、アイテムを探し、謎を解きながら進めるのだが、徐々に世界観が異様な形に変化していくのが特徴だ。
どことなく奇妙な世界観は、ある意味でホラー的だし、ある意味ではファンタジーだ。
ユーザの捉え方によって受け取り方が変わる異色な世界観は非常に興味が沸いた。
2~3ヶ月後を目途にリリース予定らしいので、続報を待とう。
まめのはなし
子憎たらしいセリフを吐くまめを育てて回収する放置系ゲーム。
ゲームシステム自体に特に真新しい点はないが、とにかくまめ達のセリフが子憎たらしい(笑)
グラフィックのキュートさとセリフ回しが、特徴的であり、作者のセンスが光る。
こちらも秋にリリース予定なので、続報を待とうと思う。
アイアンスクラップ
タップ&フリックで敵を殲滅するシューティングゲーム。
敵の機体ごとに爆発する方位が違い、回りの敵のHPの高低を見ながら攻撃する戦略性があり、奥深い作りになっていた。
本作はシューティングステージだけでなく、パズルステージもあり、その数は300以上!ボリューム満点!
ゲームボーイウォーズ的な世界観も筆者的には魅力的だった。こちらも現在、最終調整中らしいので続報を待とう。
キュアリーズ
ゲーム内にいる敵をパズルを消しながら倒していくカジュアルパズル。
4連鎖など各キャラごとの条件を満たすことで画面下部のキャラを出現させることができ、必殺スキルを発動できるのだが、このキャラは事前に編成することが可能だ。
ステージ特性や敵に合わせてパーティー編成を行うことで、効率的に敵が倒せる戦略性もあるカジュアルな見た目に反した奥深い作りになっている。
余談だが、本作のデベロッパーは90年代風横シューティング「Mugen Vritra」のSalvo Inc.。
全く毛色の違った作品なので、にわかには信じがたかったが、本当にそうらしい・・・。
まだまだ紹介できていない作品もあるので、そちらは明日のレポートでご紹介する予定です。
乞うご期待!!