パラノマサイト FILE23 本所七不思議
SQUARE ENIX Co.,Ltd.
ホラーノベルゲーム
Android:1,500円 iOS:1,500円
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呪うか、呪われるか。
「蘇りの秘術」を探る男女に待ち受けるものとは……
「パラノマサイト FILE23 本所七不思議」は、昭和後期の日本、墨田区を舞台にしたホラー・ミステリーアドベンチャー。
死人を蘇らせる秘術に導かれしものたち。呪うか、呪われるか。実在する怪談「本所七不思議」に隠された謎をめぐり、凄惨な物語が幕を開ける！
「探偵・癸生川凌介事件譚シリーズ」「スクールガールストライカーズ」の石山貴也氏がシナリオとディレクションを担当するスクウェア・エニックスの新作。やらいでか！
実在する怪談「本所七不思議」を巡る物語
墨田区を舞台にした群像劇。
360度視点を採用したアドベンチャー。プレイヤーは選択肢を選ぶだけではなく、スワイプ操作で画面を回転させ、怪しいところをタップし、物語を進めていく。
それぞれの思惑が絡み合い展開する物語は、物語は凄惨な呪い合いへと発展していく。一筋縄じゃいかない展開に息を呑め！ネタバレせず即遊べ！
「パラノマサイト FILE23 本所七不思議」の特徴は序盤からギア全開の異質なホラー＆謎解き演出
時系列やキャラを切り替えながら謎を解いていく。
呪われた男女たちのデスゲーム…で終わるわけもなかった。グラフィック、システム、BGM…どれも野心に満ちたしかけが込められている。説明していいものか…。
登場人物たちの思惑が交差し謎が謎を呼ぶ演出には「街」「十三機兵防衛圏」などの群像劇が大好きなゲーマーとして、一気に引き込まれた。
物語を好きなタイミングからやり直せる「ストーリーチャート」も便利で、選択肢を選び直してキャラクターの行動や状況を変化させられる。
陰惨なホラーでありながら、親切極まりないミステリーゲーでもある。不思議なプレイ感だ。
「全天球背景デザイン」でリアルな街並みを再現
振り向いたら、いけない。この演出の妙。
360°背景で表現された、臨場感のある昭和のグラフィックも素晴らしい。
きくところによると、墨田区観光課、郷土資料館、観光協会、商工会などが全面協力しているようだ。
現実と地続きだからこそ感じるリアリティは「すばらしきこのせかい」や「シュタインズ・ゲート」などにも通じるものがあった。
ゲームの流れ
東京の下町、墨田区を舞台にした物語。
夜の公園で、惨劇は唐突に起こってしまう。なんとも健気なこの少女が…。
「蘇りの秘術」を得るためには、七不思議を知る必要があるという。
各キャラの群像劇がまた素晴らしく、単なるホラーでもミステリーでもない不思議な感覚をもたらす。
膨大な設定資料が世界観をさらに深堀りさせてくれる。
このコレクション要素も含めて楽しい。おれはTips大好きマンなのだ。
「すばらしきこのせかい」シリーズ「スクールガールストライカーズ」を手掛けた小林元氏のキャラクターデザインも素晴らしい。
陰鬱な世界観をどこか清涼感あるグラフィックで描いている。そして怖いときは怖い。BGMは「ロマサガRS」の音楽ディレクター・岩﨑英則氏だ！
ところで、現在リリース記念価格で20%オフになっているぜ。
スマホでも操作性に問題はまったくなし。オススメだよ。
「パラノマサイト FILE23 本所七不思議」の序盤攻略のコツ
すべての選択肢を選びたくなっちゃうよね。ミステリー好きならさ。
難しい操作はない。総当りで質問をしていけばいい。同じメッセージしか表示されなくなったら違う部分を調査しよう。そして怪しいところをタップだ。
選択次第でバッドエンドは容赦なく訪れるので覚悟はキメておこう。ただ、すぐにストーリーの分岐箇所からやり直せるのが親切設計だね。
ネタバレや攻略情報なしで遊ぶのが一番
このゲームは、面白い。僕を信じて、遊んでくれ。
本作のようなゲームは攻略のコツやネタバレ、あるいはプレイ動画を観ずに自分自身の手で遊ぶのが一番楽しめるだろう。
そしてクリア後に考察を楽しむのがオツってやつだ。つまり、リアルタイムで遊んでる人こそが一番面白がれるってわけ。高野さんの4.5点を信じろ！
