スマホアプリ「ひとりぼっち惑星」。Twitterを中心に大流行している本作、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
ひとりぼっち惑星で1番心があたたまった受信
その1
#ひとりぼっち惑星 pic.twitter.com/tKrh7NRgDm— マグねっと磁石 (@hisuimenou) 2016年6月25日
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このように、他のユーザーが「そうしん」したメッセージを「じゅしん」して読み取る事ができます。
受け取る内容はランダムなので、まるで「ボトルメッセージ」を送り合うような感覚となっています。
面白話だったりタメになる話だったり、辛い感情を吐き出したり悲しい現実を暴露したり。様々なメッセージが宇宙をさまよい届く。
Twitterというメディアと親和性が高かったことも有り、爆発的な勢いで広まっていきました。
そんな要素が注目されがちな本作ですが、これらの要素を楽しむにはゲーム進行をかなり進めないと楽しめません。
ユーザー間での送信受信を楽しみたいあまりに、この過程はチュートリアルとまで言われる事も。
しかし!!本作はモチロンそれだけの作品ではありません。むしろこれらは本来オマケ要素のハズでした。
宇宙で発展していった文化などのSF設定、吸い込まれるような世界観。
そして、孤独の中で綴られる人々の想いがこもったメッセージ(オフラインで受け取る、万人共通の物)
このプレイ日記では、本作のそういった素晴らしい側面に注目していきたいと思います。
ちょうどユーザー間の送受信は作者さんが頑張ってメンテ中(関連リンク)で利用不可能ですしね。
私もデータ消して最初から始めたので、やったことある人も一緒に振り返ってみましょう!
↓から他のプレイ日記も読むことが出来ます。
ひとりぼっち惑星についての記事一覧(関連リンク)
ひとりぼっち惑星の遊び方
ゲームが始まると、直感的な説明だけで放り出されます。
真ん中には白いロボットがいて、これが地球唯一の「いきもの」らしいです。
プレイヤーなのか、それともただの機械なのか……これらは進めるうちに感じ取れていけるでしょう。
周りを見ると「ジンコウチノウ」と呼ばれるロボット達が戦争しています。
人工AIを搭載し、自律的に破壊行動のみを実践する兵器。壊れては誕生し、また壊し。これの無限ループです。
何の為に造られたのか、何故無意味な戦争を続けるのか。ここでも色んな疑問が浮かんできます。
10分毎に起動できる真ん中の電波タワーを押してみると、とてつもなく巨大なジンコウチノウが出現します。
こいつは怪電波を発信し、周りのジンコウチノウを狂わせ凶暴化させます。分かりやすく言うと効率が良いフィーバーモードです。
壊れたジンコウチノウからは、スマホやクリップなどの色んな部品が。これをサッとスワイプして集めていきましょう。
集めた部品を使うと、アンテナを作成できます。これで数分待てば、宇宙からのメッセージの受信が可能に。
つまる所、本作の目的は「ジンコウチノウから部品を集めてアンテナを強化し、メッセージの送受信をする」というコトですね。
放置育成ゲームと呼ばれるジャンルなので、急いでやるよりたまにアプリを起動したり、片手間に眺めつつ巨大ジンコウチノウを使うプレイが理想的。
一段落ついた所で、この時点でも感じ取れる魅力について触れてみましょう。
まずビジュアル。可愛くデフォルメされながらも、巨大ジンコウチノウなどゾッとするような不安定さがあります。ノイズもナイス。
ピアノ音楽。美しくも悲しく、よく分からない世界でのブキミさを一層感じさせつつ、どこか心が安らぐような。
そして謎だらけの設定。何故「人間」は一人もいないのか、ジンコウチノウは戦争を繰り返し、白ロボットは何者なのか。
安らぐ要素と得体の知れない部分が共生し、人の孤独感が表れている……そんなフシギな雰囲気に、惹き付けられるのでしょうか。
今回はここまでとしまして、第2回である次回は「宇宙から受け取るメッセージ」について詳しく触れたいと思います。
公開は明日を予定しております。お楽しみに!
宇宙から受け取った秀逸なメッセージコーナー
オマケとしまして、ユーザー間で面白いメッセージのやり取りを少しだけご紹介してみたいと思います。
宇宙は色んなメッセージであふれていて、その多様性も間違いなく楽しくはありますからね。
ひとりぼっち惑星のユーザーメッセージ
すまない……(涙を流しながら武器を手に取る) pic.twitter.com/iUN4J0SNuu— ダウ (@daurunnpappa) 2016年6月22日
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深刻な状況かと思いきや、オチはまさかの。こういった遊びが出来るのが面白いですよね。
■本作のプレイレビュー
終わった地球で思い出探し。宇宙からの「声」を一人で受け取る、儚いSF世界での育成ゲーム(関連リンク)