6waves社が運営する「三国天武」といえば、コアなスマホゲーマーならば一度は目にしたことのあるタイトルではないだろうか。
2017年3月時点のGoogle Playのレビュースコアは4.5点、2年ほど前にリリースされた作品でありながら、今のなおトップセールスランキングの常連という、多くのユーザの支持を集めるスマッシュヒット作だ。
そんな「三国天武」の6waves社が、2017年に入り、立て続けに新作をリリースしている。そのうちの1つが「ソラヒメ ~ACE VIRGIN~」(以下、ソラヒメ)だ。
今回、6waves社で「ソラヒメ」運営ディレクターを務める細井貴之氏にお話を伺う機会を得たので、ちょっと気になるアレコレを色々伺った様子をお届けしたい。
本インタビューは全4回に分けてお届けする。初回となる本稿では、運営担当の素顔やソラヒメのユーザ像に迫ってみたいと思う。
本インタビューの様子はこちらから:
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目次
ソラヒメ運営ディレクターは業界歴10年のベテラン
――細井さん、今日はよろしくお願いします。まず、普段どのようなお仕事をされているのか、お聞かせいただけますか?
細井氏:
はい、こちらこそよろしくお願いします。
6wavesで「ソラヒメ」の運営のディレクターを務めています。
普段の業務は多岐にわたります。KPIの管理や分析、スケジュール管理、進捗の確認。
そして、既存コンテンツの改善企画の立案や、新規企画含めた企画周り全般の管理。
あとは競合の調査や分析、そしてチームメンバーの管理ですね。
――本当に幅広いですね。6waves以前のキャリアについて教えてください。
細井氏:
ゲーム業界のキャリアは10年以上です。
PC向けのオンラインゲームから始まり、ガラケーのゲームアプリ、その後、スマホゲームアプリと幅広く手がけてきました。
6wavesへの入社を決めたのは、TGSで見かけたから!?
――6wavesに入社されたきっかけを教えていただけますか。
細井氏:
東京ゲームショウに出展しているのを見かけて、興味をもったのがきっかけでした。
――1日の業務の流れを教えてください。
細井氏:
そうですね。「ソラヒメ」以外にも担当タイトルがあるので、タイトル間をまたいでいる感じなのですが、午前中は、KPIの確認と管理や、メンバーに振られているタスクの確認、開発の状況確認と調整などですね。
午後は、現状の問題点などへの対策の立案や、新規の企画、あとは競合の調査と分析です。
伝えても、伝わっていなければ、なにもしていないのと同じ
――細井さんが業務の中で、大切にしていることはなんでしょうか?
細井氏:
コミュニケーションですね。
誰かに何かを伝えても、伝わっていなければ、なにもしていないのと一緒なので、意識して伝わるように努めています。
――細井さんご自身は、普段はゲームをするのでしょうか?
細井氏:
スマホゲームから、コンシューマの据え置きまで、幅広く遊んでいますよ。
開発者の好きが高じてソラヒメが生まれた
――「ソラヒメ」という作品が生まれた経緯について、お聞かせください。
細井氏:
開発チームが無類の戦闘機好きかつミリタリーファンだったことです。
本作が生まれた一番の理由はこの点に尽きます。(笑)
――中国市場で勢いを増しつつある、「艦これリスペクト」の流れからの開発かな?と思っていました。
細井氏:
そうですね。影響はあるかもしれませんが、一番の理由は先ほど回答した内容で、開発チームが「戦闘機好きのミリタリーファン」だったことです。
――「ソラヒメ」をプレイしているメインユーザはどういった層でしょうか?
細井氏:
シミュレーションがお好きで、じっくりプレイするのが好きな司令官さまですね。
※編集部注:「ソラヒメ」では、ユーザのことを司令官さまと呼んでいる。
中国の萌え好きに刺さるソラヒメ。萌えファンの中心は10代~20代が中心。
――中国と日本で、ユーザ層に違いはありますか?
細井氏:
中国のユーザは「萌え好き」「若い世代」の2軸が中心で、あとはミリタリーファンが大勢います。
日本のユーザは「声優ファン」「某他社製ゲームのファン」(笑)の2軸があって、プラスアルファで、ゆっくりプレイするのがお好きなユーザの皆さんという感じでしょうか。
――流れでさらりと聞いちゃいますが、現在のアクティブユーザ数はどのくらいですか?
細井氏:
軍事機密です。(笑)
――では、戻りまして(笑)、中国での「萌え」は、日本のそれと違いがありますか?
細井氏:
アジア圏における「萌え」は、日本発祥のもので、根っこは同じものであると認識しています。
中国においては、特に10代~20代の若い世代を中心に、関心を集めています。
次回予告:随所から感じ取れるこだわりについて聞く!
さて、次回はキャラ設定や声優のキャスティングなど、ソラヒメをプレイしていて気になったこだわってるのでは?という箇所に焦点を絞ってお話を伺っていきたい。こうご期待!
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