テロ・賄賂・核兵器……人類をコントロールする闇のゲームを創った会社は、闇の組織だった!?【死の商人:アプリ開発陣インタビュー#1】

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執筆者:編集部

2016年も終わろうとしていた去年12月の下旬、とんでもないスマホアプリがリリースされた事をご存知だろうか。

その名も『死の商人(Merchant of Death)』。都市伝説と噂される「陰謀論」を題材にした極めて異質な作品だ。

戦争・ドラッグ・宗教・銀行・国際連合・人工地震・核爆弾……。身近なものから危険物まで。あらゆるを要素を駆使して人類と経済をコントロール。

ざっくりゲーム性を伝えると、兵器(カード)で人口を減らして場の資金(マネーカード)を跳ね上げ、美味しい所を掻っ攫うという悪魔のようなコンセプト。

いつ表現を規制されてもおかしくない、発禁寸前のアウトローな闇のボードゲームだ。

▲左が森田氏、右が祢津氏

今回我々編集部は、幸運にも作品作りに携わったとされる株式会社リフレクト(Reflect)の方々に直接話を伺うことが出来た。

何故このようなゲームが世に出たのか、どのような組織が、何の目的があっての活動なのか。

全4回に渡ってのインタビューとして記し、知られざる世界の裏側の一端に迫ってみる。

・「死の商人」アプリ開発陣インタビューまとめ(リンク)

第1回である本記事は、どのような組織がこの作品を生み出したのかについて語っていただこう。

(あやしい表現は演出であり、実際には頭の捻りつつ、試行錯誤を繰り返す本格ボードゲームです。面白いのでゼヒ。)

 

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闇の組織の実態は、エンタメに精通した企業だった

――どういった活動をされている組織……企業なのでしょうか。

森田氏:
株式会社リフレクトは元々遊技機の開発事業をメインにやっており、他にもコンサートイベントの主催・運営など、幅広くエンタテインメントを手がけている会社です。

昨年の夏過ぎから自社パブリッシュとしてのアプリ事業を新規で立ち上げたので、本作「死の商人」が初のリリース作になります。

――アプリ事業以外は、どのような活動をされているのでしょうか。

森田氏:
先程の遊技機、イベント運営の他に、ソフトウェアからハードウェアまで幅広くやっています。

企画段階からの開発、車載用品や一般民生機器の設計、製造、納品や映像制作、コンサート等のイベント運営などやっています。

▲引用元:http://reflect-777.co.jp/service.html#pachi


アプリ事業部の活動はこれからに期待

――新たにアプリ事業を始められた目的は?

森田氏:
シンプルですが、事業拡大を目的として活動を開始しました。

現在は「死の商人」だけでカードゲームのみですが、今年いくつかの新作をリリースする予定です。

▲リリース予定の新作をチラ見せさせてもらった。
 気になるビジュアル。詳しくは次回以降で。

ダークファンタジーRPGだったり、いわゆる放置系だったり、もしかしたらVRゲーム。幅広く開発していきたいです。

――アプリ事業はどのぐらいの規模で活動されていますか?

森田氏:
アプリに関しては私、祢津を筆頭として、規模に応じて内部、外部でスタッフに指示を出す形でやっています。

祢津氏:
企画はもちろん、テクニカルな所は自分がメインで担当しております。

森田氏:
力の入れ具合としてはどれも等しいですが、自社パブリッシュによるアプリはまだ起ち上げたばかりの事業ですので、これから注力していき、独り立ちさせることが目標です。

▲処女作ながらも確かな技術力の高さを感じる

自由な環境だが責任も重大

――どのような社風なのか、雰囲気を教えていただけないでしょうか。

森田氏:
おそらく地球上で一番風通しが良い会社だと思います(笑)

活動しているのは5名程で、関係も横並びに近くフラットで、気軽に意見交換をするような形でやっています。年齢は30代以降幅広く在籍しています。

社長との距離が本当に近いのでプロジェクトについてはもちろん、社の方針や戦略など直に聞く機会が多く、モチベーション高く業務に取り組んでいます。

その分、自己裁量権がとても大きいので、責任と自律は求められますが自由な発想で業務に取り組める分セルフスターターな人にはとても恵まれた環境だと思います。

インタビュー第1回まとめ

立派な企業が開発を行っていた!

内容が内容なだけにどれだけあやしい組織……団体が作っているのかと思いきや、対応も丁寧で、物腰も柔らかな方々が開発をされていた。

もしかしたら世を忍ぶ仮の姿で、これが実態かどうかは不明だが、表向きには立派な企業かのように思えた。

不透明だった組織の内部事情が明らかになったところで、次回はいよいよ「死の商人」誕生秘話について触れていくぞ!

(うさんくさいのは演出で、実際には誠実な方々です。ゲームも面白いのでゼヒ。)

・「死の商人」アプリ開発陣インタビューまとめ(リンク)

闇の世界を、自分の手で体験してみるべし!

「死の商人」ゲームプレイレビュー


『死の商人(Merchant of Death)』は、世界を牛耳る秘密結社として人類(家畜)を支配する1人用のボードゲーム。

画面上側がマネーカード(単位は兆)で、下側が手札。金額を上下させる物、カードを回収する物、人口を調整するものなど。

人口をギリギリまで減らして1つの金額を倍にし、他も同率にまで引き上げて儲けたりと様々なコンボが存在する。

異質なのはその世界観。戦争・ドラッグ・宗教・銀行・国際連合・人工地震・核爆弾……あらゆる要素をカードとして使い、人類・経済をコントロール。

知ってはいけない、世の裏に潜む闇、渦巻く陰謀。その一部を垣間見るように、想像を超えたスケールに浸れる珍品。

削除される可能性があるので興味があれば早めに触っておくといい。なお、プレイは自己責任とする。
 

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