Googleは3月19日、クラウドベースのゲームプラットフォーム「Stadia」を正式発表しました。
2019年内に北米、カナダ、イギリス、欧州でローンチ予定。
日本でのサービス開始時期は未定です。
この記事では今現在わかっていることをまとめています。
目次
- 1 「STADIA」とは?
- 2 PC、TV、タブレット、スマホに対応したクロスプラットフォーム
- 3 ハードウェアの性能にはとらわれない!?
- 4 PS4やXbox Oneを合わせたよりもパワフルな性能!?
- 5 チートもできないクロスプラットフォーム
- 6 Youtube上からゲーム対戦に参加することができるCrowd Play
- 7 他プレイヤーとゲームの状況を共有できる「State Share」
- 8 ゲーム攻略は「OK、Google」
- 9 オンラインでもハイスペックなゲームが遊べる
- 10 コントローラー「STADIA Controller」
- 11 YouTubeとの強力な連動
- 12 開発者にも優しい設計
- 13 Google Stadiaのリリース日、価格
- 14 関連動画
「STADIA」とは?
Welcome to #Stadia, an all-new way to play from @Google. Coming in 2019. pic.twitter.com/Hlj0fVw3zC
— Stadia (@GoogleStadia) March 19, 2019
Stadiaは、Googleが提供するPCでもスマホでもタブレットでも遊べるクロスプラットフォーム。
YouTubeでゲーム探し、リンクを踏むと5秒でゲーム起動。既存のコントローラやマウス+キーボードに対応。
枚挙にいとまがない革命的なサービス「STADIA」。その詳細について今わかっていることをまとめてみました。
PC、TV、タブレット、スマホに対応したクロスプラットフォーム
なんとゲーム機不要、あらゆるデバイスで4K HDR 60FPSのハイスペックゲームが遊べるのが特徴です。
パソコン(Windows、macOS、Linux, Chrome OS)ブラウザのGoogle Chromeを通じて遊べ、Chromecast Ultraを挿せばテレビでもプレイ可能。
もちろんタブレットやスマホにも対応。ゲームの遊び方が変革されていく可能性、大アリです。
ハードウェアの性能にはとらわれない!?
Googleの19リージョン、58ゾーン、200以上の国・地域に設置したデータセンター上でゲームが動作し、映像や音声、入力信号はインターネット上を通じてデバイスとやり取りされます。
ゲーム自体はGoogleデータセンターのマシン上でレンダリング、処理され、クライアント側には強力なGPUは不要になります。
カンファレンスでは「アサシンクリード オデッセイ」が動作しているのが確認されました。
今後どのようなタイトルが増えるか注目が集まっています。
PS4やXbox Oneを合わせたよりもパワフルな性能!?
Stadiaは当初は4K/60fps HDRかつサラウンドサウンドで提供されます。そして将来的には、8K/120fpsでも動作する予定とのこと。
GPUは10.7tfops。数字上では、PS4とXbox Oneを合わせたよりもスペックは上とされております。
チートもできないクロスプラットフォーム
デベロッパーはサーバーを用意する必要なく、ユーザーはアップデートの必要がなくプレイできます。
何時でも何処でも、どんなデバイスでも自分のゲームのセーブデータでプレイが出来て、どのデバイスのユーザーともオンラインゲームが楽しめます。
また、ダウンロードやインストールの必要がなく、チートも出来ないとのこと。次世代の高速通信と(これが懸念材料でもあります)、Googleの持つインフラの強さを活かしたサービスになると思われます。
Youtube上からゲーム対戦に参加することができるCrowd Play
YouTube Liveの右下の「JOIN THIS GAME」ボタンを押すとその場でゲームに参加できる「Crowd Play」も発表されました。
これにより、有名配信者などとチャット気分で気軽に一緒にゲームできるようになります。未来の到来を感じずにはいられません。
State Share機能も特徴的です。
Stadiaではアイテムやライフ、ステージなど、プレイヤーがプレイしている時点のすべての情報を任意の場所で保存し、共有できます。
State Shareを使うと、その情報へのリンクが短縮URLに記され、プレイヤーがプレイしてたのと完全に同じ状況を他のプレイヤーも共有できるとのこと。
ゲーム攻略は「OK、Google」
ゲームに行き詰まったときは、Google Assistantを呼び出し、次へ進むためのヒントを教えてもらうこともできるとのこと。
攻略サイトもいらない時代が来てしまうのでしょうか…!
オンラインでもハイスペックなゲームが遊べる
ゲーム自体はGoogleデータセンターのマシン上でレンダリング、処理されるため、クライアント側には強力なGPUは不要となります。
端末のスペックに囚われないで遊べる、にわかには信じられないことですが、スマートフォンでもコンシューマレベルの映像表現が楽しめるということでしょうか。
コントローラー「STADIA Controller」
Stadia専用コントローラ「Stadia Controller」も発表されました。
最大の特徴はWi-Fi接続でGoogleのサーバーに繋がること。これによりラグ(遅延)を削れるとされています
すでに持っているコントローラーや、タッチデバイスにも対応。キーボードやマウスも使えます。
YouTubeとの強力な連動
Stadiaコントローラには、独自のキャプチャボタンと、Google Assistantボタンが搭載されます。
これにより、キャプチャボタンを押すと、即座にYouTube上で配信ができるようになります。
配信者はゲームを配信しながら、チャット欄を通じて視聴者をゲームに招待可能。その配信は4K映像で配信されるとのこと。
開発者にも優しい設計
Unreal EngineやUnityなどにも対応し、開発用デスクトップマシンも用意され、ゲーム開発者をサポートします。
またAIが機械学習によってゲームステージを自動生成できる「Style Transfer ML」も発表されました。恐ろしい!
Google Stadiaのリリース日、価格
Stadiaは2019年内に英米加欧でサービス開始されるとのこと。残念ながら日本を含むアジア圏でのサービスは未定となっています。
また、Stadiaの料金体系やコントローラーの価格は発表されておりません。分かり次第追記してきます。
関連動画
https://www.youtube.com/watch?v=AffodEEF4ho