CCCコラボ発表の段階で多くの人が参戦を予測していた「殺生院 キアラ」。
スマホゲーには無理との声もありましたが、案の定と言うべきか、5月10日のアップデートにて星5アルターエゴとして追加されました。
第1弾ピックアップで聖晶石を溶かしてしまった人には苦しいタイミングでの追加。
血の涙を流している人もいることでしょう。
しかし、いったんその血涙は拭ってください。
そもそも今回の「殺生院 キアラ」は、なけなしの聖晶石を砕いてまで狙う価値のあるサーヴァントではないかもしれないのです。
そこで、まずは「殺生院 キアラ」の性能を見ていきましょう。血涙はそれからです。
そもそも「殺生院 キアラ」とは何者か?
『Fate/EXTRA CCC』では強烈なインパクトを残した「殺生院 キアラ」ですが、ゲーム未プレイの人は彼女の人となりがいまいち掴めていないはず。まずは「殺生院 キアラ」について、ネタバレにならない範囲でざっくりとご説明いたします。
『Fate/EXTRA CCC』での活躍
本名「殺生院 祈荒」。
穏やかな外見と柔らかな物腰で、いかにもな聖職者のように見える尼僧。
月の聖杯戦争にも、人々を救う(意訳)ために参加したと公言しています。
が、その内実は聖職者とは程遠い破戒僧。
彼女の行動原理は、基本的に自身の欲を起因としており、そのためなら他者を切り捨てても良しとする人格破綻者です。
性に対しても実に奔放で、本作が「cero:D(17歳以上対象)」になった最大の要因とも言われています。
ただし破戒僧ではあるのですが、その法力自体は本物。
作中ではあの「パッションリップ」を退けたこともあるほど。
条件さえ整えば、サーヴァントを拘束することもできるとされています。
FGOでの活躍
『Fate/EXTRA CCC』コラボ限定ピックアップガチャに登場した星5アルターエゴ。
もちろんイベントにも登場し、「やっぱりな」と思う役回りを見せてくれます。
また、彼女がアルターエゴとしてカルデアに召喚されるのかもイベント中で語られるので、彼女を召喚しようとする人は是非イベントを最後まで見ましょう。
少しだけ見る目が変わるかもしれません。
FGO内での「殺生院 キアラ」の性能
満を持して登場した「殺生院 キアラ」。作中では冗談のような強さでしたが、カルデアでの実力はいかほどなのでしょうか? その性能を見ていきましょう。
ステータス
クラス:アルターエゴ レア:星5 所持カード:QAABB
HP (初期/最大):2142/14606
ATK(初期/最大):1803/11668
スキル
スキル1 「千里眼(獣)」 CT:9
敵単体の弱体耐性をダウン(1ターン)&自身のNPを増やす
スキル2 「五停心観」 CT:9
敵全体のチャージを1減らす&敵全体の防御力をダウン(3ターン)
スキル3 「女神変生」 CT:8
自身に無敵状態を付与(1ターン)&自身のクリティカル威力をアップ(1ターン)&自身のNP獲得量をアップ(1ターン)&自身の弱体耐性をアップ(1ターン)&自身の回復量をアップ(1ターン)&自身のHPを減少大【デメリット】
宝具
「快楽天・胎蔵曼荼羅(アミダアミデュラ・ヘブンズホール)」 属性:Arts
自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)+敵全体に強力な防御力無視攻撃【Lv.1~】+自身のHPを回復〈オーバーチャージで効果アップ〉
雑感
3人目のアルターエゴ。
キアラの場合、アルターエゴクラスの範囲の広さはそのままに、クラススキルでルーラーにも優位を取ることが可能な点が優秀。
反面、星出しもNP効率も並で、他の2人のアルターエゴほど尖った基本性能はありません。
スキルはどれも癖が強いが強力。ただし、どれもCTが長めなため息切れしやすい点は注意しましょう。
「千里眼(獣)」のNP獲得量は最大で50にまで伸び、NP効率の悪さをカバーしています。付随する弱体耐性ダウン効果も、「五停心観」の防御デバフを入れやすくなる点で優秀。
「五停心観」は、自身の火力アップと直結する唯一のスキル。素の宝具火力が低いので、積極的にスキルレベルを上げたいところ。なおチャージ減少は確定で入るため、スキルレベル上昇の恩恵はありません。
第3スキル「女神変生」は、デメリットの代わりに自身に多数のバフをかけられるスキル。デメリットのHP3000減少が強烈ですが、宝具でリカバリ可能なのであまり気にならないでしょう。
宝具はArtsの全体攻撃。
ダメージ判定の前に無敵貫通バフが付き、しかも防御無視なので敵のあらゆるバフを無視してダメージを与えることが可能になっています。
ただし、素の宝具火力自体は低めです。
「殺傷院 キアラ」の運用案
汎用性の高いキアラですが、明確な役割を持たせるのが難しく、器用貧乏になってしまうことも。そこでせっかくキアラをお迎えできた人のために、キアラを有効活用できる運用方をいくつか提案します。
Artsパーティーのアタッカー
宝具がArts属性のキアラは、Artsパーティーのアタッカーに適正アリ。
なかでも「玉藻の前」は、キアラの欠点のNP効率とスキルの取り回しの悪さを補えるのでパートナーにおすすめ。
素の火力の低さを補える「孔明」や「マーリン」とも好相性です。
周回要因
例によってNP獲得スキル持ち、かつ、優位範囲の広いキアラは周回要因としても優秀。
「千里眼(獣)」のスキルレベルを最大まで上げれば、初期NPチャージ礼装との組み合わせで初ターンから宝具の解放が可能な点も特筆です。
ただし、優位範囲が広い反面劣位範囲も広く、素の宝具火力も低め。思わぬ取りこぼしには注意しましょう。
まとめ
汎用性の高さが魅力のキアラ。
どんなパーティーに入れても活躍が期待できますが、大活躍させるためにはパーティー構成に気を使う必要があります。
それはそれとして、最終再臨絵はスマホゲームのギリギリなので一見の価値ありです。