この記事では、Dappsのひとつ、「イーサエモン(etheremon)」の遊び方を紹介していきます。
Dappsについては初回の記事をご覧ください。
→Dapps(分散型ゲーム)って何?ってところから「ビットペット」をはじめてみた
目次
イーサエモンとは
イーサエモンはブロックチェーンとVR技術を組み合わせたゲームで、モンスターが実世界にいるかのように動きます(実装予定)。
イーサエモンは捕獲・育成・進化・交換することができ、モンスターを育成することでモンスターの価値は上がっていきます。
Dapps版のポケモンといった感じですね。
はじめにイーサリアムとメタマスクを用意
イーサエモンを遊ぶためには以下の準備が必要です。
①仮想通貨(イーサリアム)の購入
②メタマスク(イーサリアムウォレット)の用意
準備や予備知識が必要な分、ゲーム内でやれることはビットペットよりも優れていて、ゲーム要素も強いです。
御三家のモンスターを購入
準備ができたら公式サイトの「モンスターを捕獲する」から最初に無料で購入できる3体のモンスターを手に入れましょう(本体は無料ですが、手数料はかかります)。
モンスターには捕獲力という数値が設定されていて、それが価格や価値基準になっています。
メタマスクの初期Gas Priceは「2」でこのままOKすると数分で手に入ります。この手数料は日本円換算で50円ほど。
なぜ3体手に入れるかというと、本作にはメインのアタッカー3体に加え、それを補助する3体のサポーターを置くことができるからです。
モンスターの保有に維持費はかからないので、無料で種類が違うものはなるべく多く持っておいた方がいいです。
モンスターの見方については次項でどうぞ。
モンスターの能力値や見方
初心者が最初に見るべきは「世代」です。
世代には「1」や「2」といった数値が書かれていて、これがサポーター(祖先)に関わってきます。
今のところ1~2までのモンスターは戦闘や育成、進化や祖先など様々な用途があります。
第3世代は現在最新の世代なので戦闘や育成向き。4世代目が追加されれば祖先としての用途が生まれます。
ややこしいのが「ギャルソン」という種別で、これは主にサポーター(祖先)として活用すべきモンスターです。
なので、ギャルソンについてはアタッカーに入れるモンスターを決めてから入手しましょう。
ステータス
HP(体力)、PA(攻撃力)、PD(防御力)、SA(二次攻撃力)、SD(二次防御力)、SP(スピード)がゲージで表示されています。
この中だとSP(スピード)が重要視されていますが、初心者は総合値である「BP」を参照して決めましょう。
同じ種類やレベルでもステータスの違う「個体値」の概念があります。
属性
属性は全部で17種あり、1体につき1~3種の属性を持っています。
初心者の場合、こちらはあまり気にせずある程度モンスターを所有するようになってから考えるといいです。
祖先
対象となるモンスターと関係が深いモンスターが3体表示されていて、サポーターにそのモンスターがいると攻撃力や防御力アップといった上昇効果(バフ)を得られます。
いわゆる装備品のような扱いなので、レベルや強さは気にせずアタッカーと相性の良いモンスターを入手し、編成するといいです。
次の姿
進化先が公開されているモンスターに表示されます。
元となるモンスターのレベルを上げることで進化でき、上位種になると「卵」を産めるモンスターもいます。
どのモンスターがオススメ?
モンスターの価値や需要は今現在も流動しているので一概には言いにくいんですが、ステータスが高く強力なモンスターは基本的に高額です。
初期投資にお金をかけられる人は公式マーケットで「マラケレ」や「インカミ」あたりを買って育てると、現在は需要があってステータス的にも強力なので活躍できます。
(後々、上記のモンスターのカウンターとなりうるモンスターが追加され、価値が下がることもあるので注意は必要です)
なので、最初から強いパーティを作ろうという気概で挑まずに、まずは様子見程度に世代1~3のモンスターを購入して育ててみましょう。
本作の場合、レベルが高い、または進化しているモンスターはどれも貴重とされています。
モンスターを育成&バトル
現在、イーサエモンには4つの育成&バトルモードがあります。
①ランクマッチ
②カジュアルマッチ
③練習
④ジム
基本的にバトルの効率や育成を考えるとランクマッチをメインに進めるのが、今の主流です。
他は非効率になりがちなので。
この他に、近日実装予定の「アドベンチャーモード」があり、仕様を見る限りは上級プレイヤー向けです。
ランクマッチ
最大値が80あるエネルギーを40消費し、他プレイヤーのチームに戦いを挑んだり、逆に攻撃されたりしてバトルし、経験値を得るモードです。
エネルギーは1時間に1回復するため、時間をかければ手数料だけでモンスターを育てられます。
負けても経験値が得られるので初心者から上級者まで幅広く、リスクもなく挑めるモードですね。
基本はこのモードを進め、育成を時短したいときに別のモードを活用するといいです。
カジュアルマッチ
城を建設してモンスターを配置し、互いに城を攻撃するモードです。
手持ちのモンスターが強ければ強いほど旨味のあるモードですが、主に上級者向けです。
練習
ランクマッチのように城攻めを行い、5人のプレイヤーを攻撃することができるモードです。
1回あたり0.005ETHが必要となりますが、すぐに経験値を得て成長させられます。
お金をかけても育成を時短したい人にオススメ。
ジム
9体の中から相手モンスターを選び、手持ちのモンスターと戦わせるトレーニングモードです。
勝利するとそのまま経験値を獲得でき、負けると経験値が大幅に減少します。
相手のレベルも1~10まで設定でき、高いほど経験値も多く得られるのですが、その分負けるリスクもあるのでギリギリのところを狙いましょう。
1回あたり0.001ETH消費され、1体ずつしか育てられないため、利用頻度は低めです。
育成したモンスターの使い方
モンスターのレベルを上げたらやれることはいくつかあります。
強いモンスターなら「レンタル」で他プレイヤーに貸し出して報酬を得たり、自ら城を建てて経験値やトークンを稼いだり、新しいアドベンチャーモードで使ったりと持っているだけで利益を生み出してくれます。
また、価値のあるうちにマーケットで売買し、多額のイーサリアムを得ることもできます。
本作の場合、公式マーケットで販売されるモンスターの数に限りがあり、それ以降は「卵」でしか対象のモンスターを入手できない縛りがあります。
これを利用して将来的にはブリーダーになることもできそうです。
最後に
イーサエモン(etheremon)は現在β版で運用されており、今後様々な機能が追加される予定です。
導入の難しさはありますが、ゲームとしておもしろくなりそうな要素が多く、ゲームも投資も楽しみたい人にオススメしたいですね。
所感ですが少し前に流行ったトレード機能付きのソーシャルゲームで、相場を見ながらキャラを売り買いして楽しんでいたようなプレイヤーにはうってつけだと思います。
筆者はそのタイプでした。