ちまたで話題の仮想通貨。
買ってみたいけど手続きが面倒だし、損をすることもあるようだし、あんまり……。
という印象だった筆者ですが、最近、仮想通貨を使ったゲームが出ているという話をチラホラ聞きまして。
これは一回触ってみなければとDapps(分散型ゲーム)の門をガンガン叩いてみました。
そもそもDappsゲームって何?
「Dapps」はダップスと読み、分散型アプリケーションのことをさします。Decentralized Appsで、Dapps。
今までのアプリはというと、Centralized apps、つまり中央集権的アプリということになります。確かに、運営会社という「中央」にあらゆる権限は集中してますよね。
Dappsには集権的な運営主体はおらず、ゲームのデータはブロックチェーン技術によって「みんなで」記録します。
例えば、ビットコイン(BTC)も大枠としてはDappsにあたり、ここ最近ではDapps=分散型のサービスであるゲームや取引所をさす用語として使われています。
Dappsの中にはゲームも存在します。これからもどんどん増えていくでしょう。Dappsゲームは「ブロックチェーンゲーム」や「クリプトゲーム」とも呼ばれます。
Dappsゲームの特徴
では、Dappsゲームとは何か。正確な定義は脇に置いといて、ゲームプレイヤー目線でものすごく簡単に言うと……。
①ゲームデータは中央(ゲーム開発者)ではなくブロックチェーン上に記録。
②データ(たとえばレアアイテム)の持ち主は運営ではなく、ゲームプレイヤー個人。
③仮想通貨によるアイテムやキャラの売買がユーザー同士で行える。
ユーザー同士の売買記録やキャラデータなどはブロックチェーン上に記録され、世界に1体しかいない激レアキャラが高額で売買される事例もすでに発生しています。
どんなゲームがあるの?
可能性を多く秘めた分野ですが、2018年5月時点では実は楽しいゲームは多くありません。
そんな中でも日本で多くのユーザーが利用しているのは「ビットペット(Bitpet)」と「イーサエモン」です。
ビットペット
「ビットペット」は繁殖、成長、収集ができる愛らしいデジタルうさぎの呼び名で、ビットペットを持つとブロックチェーンに記録され、消えたりコピーされたりせず誰もがその存在を確認することができます。
そしてビットペットは「暗号収集品」という扱いになっており、購入、販売、取引が可能です。
また、本作の大きな特徴として一般的な収集・所蔵品とは違い、ビットペットは繁殖・成長させることができます。
2匹のビットペットで世界でだった一つの子孫を作り、それを売ったり、新しい仲間を迎え入れたりできるということですね。
イーサエモン
イーサエモンはブロックチェーンとVR技術を組み合わせたゲームで、モンスターが実世界にいるかのように動きます(実装予定)。
イーサエモンは捕獲・育成・進化・交換することができ、モンスターを育成することでモンスターの価値は上がっていきます。
Dapps版のポケモンといった感じですね。
このように現在は育成ゲームが多く、他にもカードバトルRPGやMMORPGの新作がいくつか発表されています。
手軽に遊べる?
各ゲームタイトルが推奨する外部アプリやブラウザ、そのブラウザに特定のプラグインをDLすることで、PCだけでなくスマートフォンでもゲームを楽しむことができます。
ただ、ゲーム自体は無料ですが、取引には仮想通貨や手数料が必要となるため、遊ぶために事前の準備が必要となります。
交換所への登録方法
各ゲームを利用するには、まず対象となる仮想通貨を購入しなければなりません(今後、交換所を必要としないゲームがリリースされる可能性はありますが、現状はほぼ必須)。
大手でも「bitFlyer(ビットフライヤー)」や「Zaif(ザイフ)」、「DMM Bitcoin」がありますが、基本的にはどれも役割は同じです。
また、取引所によってはビットコイン(BTC)でしかイーサリアムなどのアルトコインを購入できないところがあります。
その場合、日本円(JPY)でビットコイン(BTC)を購入し、すぐにアルトコインを購入するといいです。
筆者はbitFlyer(ビットフライヤー)に登録したので、その手順を簡単にお伝えします。ここはJPYで直接イーサリアムが買えます。
bitFlyer(ビットフライヤー)に登録する
公式サイトへ移動し、メールアドレスとパスワードを入力。
または、GoogleアカウントやyahooID、Facebookアカウントと紐づけることで登録、ログインが可能になります。
各種手続きを進める
登録しただけだと取引が行えないので、ビットフライヤーの画面右下にある項目をほぼすべて「緑色」のクリア状態にします。
ご本人情報の登録、運転免許証など写真付き身分証明書をスマホなどで撮影し、送信します(マイナンバーカードでも可)。
取引目的の入力、上記の入力を行うと登録者の住所に「転送不要書留郵便」が送られるので、それがうまく届いたら上部の項目は緑になります。
あとは、携帯電話の認証、銀行口座情報確認ですが、ネットバンキングを持っているといちいち振り込みにいかなくてもPCやスマホで入金ができるので楽です(そのための手続きがいるので面倒な人はしなくていい)
身分証明書の確認が半日ほどかかる場合がありますが、1~2日で手続きは終わります。
アカウントクラスを確認
手続きを終えるとアカウントクラスが「トレードクラス」になります。
あとは一定の金額をビットフライヤーに入金→そのお金で仮想通貨を購入するという流れですね。
対象の仮想通貨を購入したらゲームをはじめよう
仮想通貨を購入したら各ゲームのサイトへ行き、必要な情報を登録してゲームをはじめましょう。
ちなみに、筆者は数万円分、イーサリアムを購入しました。
これ以降もはじめての試みなので、ビットペットを使って登録の流れをレポートします。