5/12から発売した「LAND OF THE TITANS(ランドオブザタイタンズ)」にUR枠として収録された「森の番人グリーン・バブーン」。
自分の獣族が効果破壊されたら特殊召喚することができる、最上級モンスターのわりには比較的フィールドに出しやすいモンスターである。
今回はこのグリーン・バブーンを主軸においたデッキを解説したいと思う。
バブーンデッキのコンセプト
自分フィールドの獣族が効果破壊されたら、LPを1000払って手札か墓地から特殊召喚できる「森の番人グリーン・バブーン」を主軸に置いたデッキである。
なので下級モンスターで相手を殴り倒すというよりかは、グリーン・バブーンがフィールドに出せなければ始まらないということになる。
それくらい依存度が高くなっている。
サーチ手段が無いため、引けない可能性も出てくる。
コンボ寄りのデッキである。
「森の番人グリーン・バブーン」必須
☆7/地属性/獣族/A2600/D1800
・このカードが手札、墓地に存在し、自分フィールドの表側表示の獣族モンスターが効果で破壊され墓地へ送られた時、1000LPを払って発動できる(誘発効果)。
・このカードを特殊召喚する。
条件があるものの、手札や墓地から1000LPで特殊召喚できる。
全体除去を受けたあとでもその時に表側表示の獣族がいたなら、このカードを特殊召喚してフィールドのがら空きを防ぐことができる。
もちろんこの効果破壊による特殊召喚は相手ターン中でも自分のターンでも発動することができる。
表側表示で破壊される必要があるため、裏側表示の獣族では特殊召喚することができないので注意。
能動的に特殊召喚を狙うのであれば自壊効果を持つ「おとぼけオポッサム」と組み合わせると良いだろう。
ちなみにダメージステップでは発動ができないので注意。
また、任意発動の誘発効果であるためタイミングを逃す場合もあるためこちらも注意。
このカードへの依存度から3枚採用必須である。
バブーンデッキへの採用率の高いカード
このデッキへの採用率の高いカードをピックアップ。
おとぼけオポッサム
☆2/地属性/獣族/A800/D600
・自分のメインフェイズ時、このカードの攻撃力よりも高い攻撃力を持つモンスターが相手フィールド上に存在する場合、フィールド上のこのカードを破壊できる。
・また、自分のスタンバイフェイズ時、このカードの効果で破壊されたこのカードを墓地から特殊召喚できる。
自身の効果で自壊することができるため、容易にグリーン・バブーンの条件を満たすことができる。
召喚したターン、即座に自壊することができるため、墓地や手札にグリーン・バブーンがいるのであれば自壊効果で特殊召喚といった流れにしたい。
デスハムスター
☆3/地属性/獣族/A900/D600
・リバース
・デッキから「デスハムスター」1体を裏側守備表示で特殊召喚できる。
デッキ圧縮兼リリース要員といったところである。
グリーン・バブーンをとにかく1枚引けるかどうかで勝敗が変わってくるので、引きやすさを上げるためにデッキ圧縮をしてもらう。
また、フィールドに残っていればそのままリリースしてグリーン・バブーンをアドバンス召喚するのもあり。
森の聖獣ユニフォリア
☆1/地属性/獣族/A700/D500
・自分の墓地のモンスターが獣族モンスターのみの場合、このカードをリリースして発動できる。
・自分の手札、墓地から「森の聖獣ユニフォリア」以外の獣族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
・この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
自身をリリースするだけで攻撃こそできなくなるデメリットがあるものの、手札か墓地から獣族モンスターを特殊召喚できるため、最上級モンスターをフィールドに出すことができる。
制約として墓地に獣族以外がいたら発動することができなくなる。
このカード1枚で大きくアドバンテージを取ることができるモンスターである。
その他採用が考えられるカード
・「森の狩人イエロー・バブーン」
・「レッカーパンダ」
・「至高の木の実」
・「道連れ」
バブーンデッキの動かし方
なによりもまずは、グリーン・バブーンを手札もしくは墓地に1枚いかに早く持ってくるかが勝負の分かれ目でもある。
サーチ手段が無いため、引けるかどうかは運次第になってしまう部分はある。
なのでグリーン・バブーンを引くまではひたすら耐えるスタイルになってしまう。
また、引けなかった時を考えて、イエロー・バブーンの採用も圏内ではある。
1枚でも引けたなら、「おとぼけオポッサム」とのコンボで毎ターンLPがある限り、特殊召喚していくことができるので積極的に攻めていこう。
バブーンデッキの弱点や対策
グリーン・バブーンのステータスの高さから戦闘に対してはある程度強い。
しかし、除去にはめっぽう弱い。
それを回避する手段があまりなく、グリーン・バブーンにかなり依存するだけに除去などがグリーン・バブーンに集中攻撃されたら思うように動けなくなってしまうことも。
ほかにもネックなのがLPコストである。
普通に使えば3回が限度なうえに相手からの戦闘ダメージ等を考えればもっと少なく見積もる必要もある。
防御カードやLP回復カードも併用してLPも維持していきたい。
考察:バブーンへの依存度が高いコンボ寄りのデッキ
バブーンがいかに早く手札もしくは墓地に1枚来るか。
そして来たあとはできるだけフィールドに存在させることが重要になってくる。
バブーンが引けなければ限りなく何もできないデッキになってしまうのでそれまでいかに耐えるか。
このデッキの構築難易度も高くなってしまう。
まずバブーンが収録されているのはミニボックスなため、3回ボックスリセットを行わなければ3枚入手できないのでそれなりのジェムを消費してしまう。
最上級モンスターが毎ターン出せる爽快感あるデッキでもあるので興味ある方は作ってみてはいかがだろうか。