5/11に新しくカードトレーダーのラインナップに追加された4種類のカード。
今回はこれらのカードのメリットやデメリット、コンボ例などについて解説をしていこうと思う。
カオス・ネクロマンサー(SR)
☆1/闇属性/悪魔族/A0/D0
・このカードの攻撃力は、自分の墓地のモンスターの数×300ポイントの数値になる(永続効果)。
?ゴールド、SR宝玉×?、闇の石×?
考察
墓地にモンスターが多ければ多いほど攻撃力が高くなるため、序盤より後半向けのモンスターである。
闇属性ということもあり、ドローした闇属性を墓地に送ることができる「漆黒のトバリ」と相性が良い。
他にも「魔導雑貨商人」による不特定数墓地に送れるカードとも合わせて使いたい。
このカードを活かすのであれば、いかに早く墓地にモンスターを肥やすかが勝負になってくる。
6体いれば下級ラインのA1800、8体で半上級ラインのA2400となるため、この区切りの数値が目安として運用していこう。
また、このカードの元々の攻撃力は0なため、元々の攻撃力を減少させるカードには強い。
守備力は墓地の枚数に関係なく0のままであるため、表示形式を変更するカードにはめっぽう弱い。
今後、墓地を肥やす速度を早めるカードは収録されればまた化ける可能性のあるカードである。
ハンマー・シャーク(SR)
☆4/水属性/魚族/A1700/D1500
・1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる(起動効果)。
・このカードのレベルを1つ下げ、手札から☆3以下、水属性のモンスター1体を特殊召喚する。
35000ゴールド、SR宝玉×4、水の石×40
考察
展開力に長けたモンスターである。
このモンスター自身のレベルを一つ下げるだけで手札から水属性で☆3以下を特殊召喚できるため、今現在☆を下げることによる不都合がほとんど無いため、ほぼほぼデメリット無しの効果といえる。
このカードの効果で特殊召喚できる最大攻撃力モンスターは「ハリマンボウ」である。
逆に守備力だと「水霊使いエリア」となっている。
どちらとも数値は1500が最大値である。
現時点でのこのカードで特殊召喚するおすすめモンスターは「ロスト・ブルー・ブレイカー」「スター・ボーイ」といったところである。
ロスト・ブルー・ブレイカーはフィールドの魔法罠を破壊する条件を即座に満たした状態でフィールドに出せる。
なので擬似的な魔法罠1枚破壊できるカードとして使うことができる。
スター・ボーイは水属性の攻撃力を500上昇させるため、1ターンで攻撃力2200と1050を同時に並べることができる。
なので高い攻撃力モンスターが欲しい場合はこちらもありではないだろうか。
リバース効果モンスターとは相性が悪い。
また、☆0にすることはできないので実質最大3回までしか効果を使うことができない。
今後、特殊召喚をトリガーとする対象モンスターが現れればより活きてくるモンスターである。
幸運の鉄斧(R)
装備魔法
・装備モンスターの攻撃力は500上昇する。
・フィールドに表側表示で存在するこのカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
自分はデッキから1枚ドローする。
12000ゴールド、R宝玉×32、魔の石×30
考察
効果のわりにあまり汎用性の高い装備魔法とはいえないカードである。
どのモンスターに対しても装備できる点は魅力である。
しかし、後半の効果である1枚ドローできる効果が使いにくい。
相手によってこのカードが破壊されなければいけないため、相手はわざわざこのカードを破壊しにくるとは思えない。
バウンスされたり除外されても発動することができない。
装備モンスターが破壊されてもこのカードを直接破壊しているわけではないため、発動されない。
なので能動的にドローする効果を起動するのは難しい。
装備カード自体、ディスアドを負いやすいため、後半の効果でカバーしようにもうまくいかない場合がほとんどである。
見た目以上に使い勝手がよろしくないカードといえよう。
打ち出の小槌(R)
通常魔法
・自分の手札を任意の枚数の数だけデッキに戻してシャッフルする。
・その後、自分はデッキに戻した数だけドローする。
14000ゴールド、R宝玉×35、魔の石×30
考察
発動条件を問わない手札交換カードである。
単純に使うとただただ1枚のディスアドを負うかたちになるので、コンボデッキやハイスコア周回デッキなどに採用すると良いだろう。
手札事故を誘発しやすいコンボデッキでは、ある特定のカードさえ引ければ強い動きができるといった状況も少なくない。
このカードで手札を交換することで枚数的には減っているが質は高くすることができる。
また、ハイスコアデッキも同様、ある特定のカードでロックさせる動きもあるため、このカードによって少しでも引ける確率を上げていきたいところ。
逆に単体のカードパワーが高いスタンダードデッキにはこのカードの採用は不向きといえる。
手札を交換したところで質を上げれる見込みが低いからである。
ちなみにデッキ枚数が0枚でも発動することができる。
考察:専用デッキ向けのラインナップ
今回収録された4種類のカードはより活かすのであれば専用デッキで採用した方が強みが活かされるカードである。
カオス・ネクロマンサーは墓地を肥やしやすいデッキに向いている。
ハンマー・シャークは水属性デッキになる。
幸運の鉄斧はそもそも活かしにくく、打ち出の小槌はコンボデッキやハイスコアデッキ向けである。
なので汎用性の高いラインナップというよりかは、専用デッキ向けのラインナップといえる。
おすすめとしてはハイスコアデッキに活かせる打ち出の小槌である。
カードトレーダーによる交換なため、狙って欲しいカードを複数枚入手するには時間がかかるかもしれないが、出てきたときにはぜひ交換してみてください。