『バンドリ』バンドストーリーまとめ。Pastel*Palettes編を11・12話をご覧ください。
9話・10話と立て続けに彩がイジメられる展開。脚本書いた人はきっと鬼ですが、だからこそ全く折れない、努力と行動で夢を叶えようとする彩の魅力が引き立つストーリーです。
第11話 未知数の存在
例の一件の翌日、レッスンスタジオに一番乗りの彩は溜め息をつきます。
「努力が夢を叶えてくれるわけではない」と千聖に言われたものの、自分には他に夢を叶える方法がわからない。
そこにイヴと麻弥が。2人も千聖の言葉を受けて意欲を失っていませんでした。確かに自分たちには響いたけど、やらないよりはやったほうがいいと。
日菜が遅れてやってきました。日菜は要領のいいタイプで、できない人の気持ちはわからないと言ってのけます。
ただ、「自分じゃない他の誰かとやるのがバンド」という麻弥の言葉を聞いて、他人を意識するようになったら、これまで以上に面白くなった。
他人はわからないことだらけ。特に彩は、自分なら簡単にできることがなかなかできない。なのに、どうしてめげないのか。それなら、普段は何を考えているのか。
考えれば考えるほどわからない。わからないから興味が強くなり、そして好きになってきたと。
彩は、自分にとって未知数の存在。だからこそ関わっていたい。”他人”が自分を動かす原動力で、その最たる存在が彩だといいます。
彩の察しの通り、日菜は彩のことを全く褒めていないし、実力に限って言えば、評価もしていません。そして、そのことを全く悪びれる素振りもない。
だけど、絶対めげないし、自分と違って頑張るところが好きだという日菜。もちろん他の3人も同じく好きだといいます。自分じゃない人達は面白い。
麻弥も、自分に勇気をくれた彩の努力家なところは見習いたいと言います。「自分なんか」という考えを捨てて夢を追ってほしいという言葉に勇気をもらえたと。
また、そのお陰で、ただの音楽オタクがアイドルバンドにいていいのか、という迷いも吹っ切ることができた。
そして、その勇気をくれた彩の言葉を信じて、毎日レッスンに来ている。だから努力は絶対に無駄じゃないと、彩を逆に励ましています。
イヴも続きます。彩はどんどん上手くなっているから一緒に頑張ろう!
自信を失くしかけていたところ、みんなから温かい言葉を受け、嬉しくて泣いてしまう彩。
なぜそこで泣くのかということが、もうすでに理解できない日菜。それに対し、イヴは斜め上の解説をします。イヴにかかればみんな武士になる。
日菜は彩が落ち着くまで、彩の気持ちを考えるそうです。でもこれどう見ても煽ってるww
(千聖に日菜。精神攻撃は基本。見てて毎回スリリングです)
第12話 再スタート
それから数日後。彩は考え事をしています。演奏は上達してきたけど、もっとできることはないだろうか。
初めてのステージの時のように、何もできないで後悔したくはない。そこで、とあることを思いつきます。
翌日、彩は事務所スタッフに、ライブイベントでチケットを手売りしたいといいます。
お披露目イベントでの大失敗から、パスパレはもう再起不能のイメージができてしまった。だから、再スタートした自分たちのことを改めて知ってもらおうというのが狙いです。
直接ファンと接触するのは危険もあると、事務所スタッフは渋りますが、やる前から諦めたくはない。彩は更に頼み込みます。
それからさらに数日後、チケットの手売りを、自主練中のみんなに提案。
確かにチケットならネットで買えます。ですが、パスパレはずっとスタジオに篭りっきりで練習して、活動は表に出ていません。
だからもう一度、お客さんの前に出て、話をして、自分たちのことを知ってもらう必要があるのです。
バンドでもチケットを手売りしている人達はいるし、何よりお客さんに会いたい。麻弥、イヴは乗り気です。
日菜も、いまの関心は”他人”にあり、お客さんも”他人”だからと興味津々です。
さっそくその日、とある劇場前でやることに決めた4人。その劇場は事務所が運営しているので、好きに使っていいとのことです。
彩は深い深呼吸ののち、呼びかけを始めます。
そこに偶然通りかかり、4人に気づく千聖。彩の諦めない姿勢に驚いています。
努力も虚しく、チケットは全く売れませんでした。それどころか、通りがかった人には「まだやってたんだ」「解散したと思った」と言われる始末。
世の中からすっかり忘れられていることに肩を落とすイヴ。露出を控えていたので仕方がない面はあります。
でも、忘れられていたなら思い出してもらえばいい。実際、今日のことでもう一度思い出してもらえた。
そうやって前向きに語る彩に、「悲しくないのですか」と問うイヴ。
彩は答えます。確かに悲しい。でも今の自分にできることは全部やりたい。一時的な気分に惑わされて、後悔するような選択はしたくないと。
その頃、事務所の廊下で、千聖があるものを目にします。