現在のヴァンパイアデッキは「昏き底より出でる者」を軸にした型と「ファントムキャット」を軸にした型が多いです。
しかし、ヴァンパイアにはまだまだ強いカードがあり、上記の2デッキとはコンセプトが異なるデッキも存在します。
そこで、今回はより攻撃的なデッキであるアグロヴァンパイアを解説します。
可能な限り序盤からフェイスに向かおう
このデッキは一般的なニュートラルヴァンパイアと異なり、あまり盤面を重視しません。
相手のフォロワーは「ゴブリンリーダー」の様な放置できないものを除いて無視ししましょう。
【ゴブリンリーダー】
コスト:3
クラス:ニュートラル
効果:自分のターン終了時、ゴブリンを1体出す。
採用されている小型フォロワーも「ブラッドウルフ」や「レヴィオンデューク・ユリウス」といったクラスカードが多く、ニュートラルフォロワーは「トーヴ」の起動の為に最低限しか採用していません。
【ブラッドウルフ】
コスト:2
クラス:ヴァンパイア
効果:疾走 ファンファーレ 自分のリーダーに2ダメージ。
【レヴィオンデューク・ユリウス】
コスト:2
クラス:ヴァンパイア
効果:相手の場にフォロワーが出るたび、相手のリーダーに1ダメージ。
【トーヴ】
コスト:2
クラス:ヴァンパイア
効果:このフォロワーは攻撃不能。 自分の場に他のニュートラル・フォロワーが出たとき、突進 を持ち、攻撃可能になる。
採用されているカードは似ていますが、ゲームの進め方はニュートラルヴァンパイアとは全く違うことを意識しましょう。
フォロワー
- ゴブリン3枚
- 蠢く死霊 3枚
- ブラッドウルフ 3枚
- レヴィオンデューク・ユリウス 3枚
- バフォメット 3枚
- トーヴ3枚
- 御言葉の天使 3枚
- エンジェルナイト 3枚
- ゴブリンリーダー 3枚
- 豪拳の用心棒 3枚
- 緋色の剣士 3枚
- 邪悪なる妖精・カラボス 3枚
- アルカード 1枚
スペル
- 鋭利な一裂き 3枚
進化権は打点に変えよう
進化権を盤面を取る為ではなく、相手のライフを減らす為に使います。
序盤から盤面を取る必要はありませんが、単純にヴァンパイアが序盤に強いクラスなので、手なりで動いても盤面を有利にしている事も少なくないでしょう。
そのため、盤面に残っているフォロワーに積極的に進化させて、少しでもライフを減らしましょう。
「邪悪なる妖精・カラボス」で勝負を決めよう
このデッキで最も注目すべきカードは「邪悪なる妖精・カラボス」です。
【邪悪なる妖精・カラボス】
コスト:6
クラス:ヴァンパイア
効果:ファンファーレ このバトル中、自分のリーダーは、「ターン開始時に自分のPP最大値は+1されない」と、「自分のターン終了時、相手のリーダーに1ダメージ。カードを1枚引く」を持つ。(邪悪なる妖精・カラボスの能力が複数働いた場合、リーダーは同じ能力を複数持つ)
標準以上のスタッツを持ち、PPが減らないというデメリットを持ちながらも、毎ターン1ドローと1ダメージの永続効果を発動させます。
効果対象はプレイヤーなので、「邪悪なる妖精・カラボス」が場から離れても効果は続きます。
効果は重複するので、2体目の「邪悪なる妖精・カラボス」を出した場合は2点ダメージと2ドローに変わります。
また、このカードの厄介なところは「バフォメット」でサーチ出来る点です。
【バフォメット】
コスト:2
クラス:ヴァンパイア
効果:ファンファーレ 攻撃力5以上のヴァンパイア・フォロワーをランダムに1体、 自分のデッキから手札に加える。 エンハンス5:その後、そのコストを-3する。
前環境のアグロヴァンパイアで主軸だった「ベルフェゴール」と違って、高確率で使用できる点が魅力です。
【ベルフェゴール】
コスト:4
クラス:ヴァンパイア
効果:ファンファーレ カードを2枚引く。その後、復讐 状態でないなら、自分のリーダーの体力が10になるようにダメージを与える。
効果に関しては1点ダメージは分かりやすく強いですが、ドロー効果も有り難いです。
このデッキは「蠢く死霊」「鋭利な一裂き」「緋色の剣士」といった手札から直接ライフを減らせるカードが多く、止めを刺す際に重宝します。
【蠢く死霊】
コスト:1
クラス:ヴァンパイア
効果:ファンファーレ お互いのリーダーに1ダメージ。
【鋭利な一裂き】
コスト:2
クラス:ヴァンパイア
効果:自分のリーダーに2ダメージ。 相手のリーダーか相手のフォロワー1体に3ダメージ。
【緋色の剣士】
コスト:5
クラス:ヴァンパイア
効果:必殺 ファンファーレ 相手のリーダーか相手のフォロワー1体に2ダメージ。自分のリーダーを2回復。
デッキレシピによりますが、40~50%がバーン効果を持っているので、この1ドローが勝敗を分けることも多くなります。
「邪悪なる妖精・カラボス」の効果は非常に強力ですが、必ずしも最速の6ターン目に使う必要はありません。
ドローを重ねて手札を増やしても、使えるPPが6しかなければ、カードを使い切れなくて腐ってしまいます。
相手の残りのライフが少ないなら6ターン目に使うことがベストですが、まだまだゲームが続きそうなら、7~8ターン目やそれ以降でも遅くはありません。
ランクマッチ向けのデッキ
アグロヴァンパイアは現在主流のニュートラルデッキよりゲームスピードが速い事が特徴です。
それでいて強さが変わらないことや、ニュートラルヴァンパイアよりナーフの影響が少なそうな事を考えると、ラダーランキングの上位プレイヤーはこぞって使いそうです。