リリース前、リリース直後と2回に渡ってニュートラル主体のロイヤルデッキを紹介してきましたが、実際に使ってみると非常に強力なデッキである、ということは積極的にシャドウバースをプレイされている皆様なら既にご存知かと思います。
今回は、そのニュートラル主体の各デッキを意識した、ネクロマンサー・デッキを紹介したいと思います。
デッキレシピ&デッキコード
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PPカーブと必要エーテル数
必要エーテル数:22,400
デッキ解説
デッキとしては、ニュートラルの非常に前のめりなアグロ戦略を一度跳ね除けてから、《魔将軍・ヘクター》の【ファンファーレ】能力により攻勢に転じる、ミッドレンジ~コントロール・タイプのデッキです。
現在の環境でゲームをコントロールするには、コストに対してサイズの大きい《シンデレラ》や、《不思議の探求者・アリス》で大きくなったニュートラル・フォロワーを捌ききる必要があります。
その点を意識して、デッキを構築しました。
なぜネクロマンサーなのか?
ネクロマンサーを選択した理由は以下の二つです。
- PPコスト2で3ダメージスペルが2種類使用できること
- カードを引きながら、リソースとテンポを損なわないこと
1点目については《ゾンビパーティ》と《消えぬ怨恨》の2種類です。
他リーダーでも2種類使用できるリーダーはあるのですが、(ヴァンパイアの《鋭利な一裂き》と《群れなす飢餓》など)条件が厳しいものが多く、最終的に墓地を消費するだけで4ダメージになる《消えぬ怨恨》を持つネクロマンサーを選択しました。
PP2のスペル1枚で《シンデレラ》や《不思議の探求者・アリス》を処理できるカードは、決して多くないため、比較的安定して4ダメージになる《消えぬ怨恨》は環境にマッチしていると感じました。
序盤は2種類ある除去スペルと、《よろめく不死者》を破壊することで、盤面に干渉しながら墓地を貯めていくことになります。
2点目についてですが、現在主流なのは、ロイヤルをリーダーにした、ニュートラル・デッキです。
【参考記事:環境初期最強デッキ!!ニュートラル・ロイヤルデッキ】
その理由は《兎耳の従者》を使用できることにありますが、アグロデッキとしてフォロワーを展開しながら、序盤からカードを複数枚引けるのはあまりにも強力と言わざるを得ません。
なので、それを相手にするこちら側も、カードを引きながら、何かができる状態が好ましいと言えます。
ただ闇雲に【守護】持ちを展開してゲームを引き伸ばすだけでは、最終的なリソース面で押しつぶされてしまうため、中盤以降のゲームで厳しい展開になることがあるでしょう。
そこで《ソウルコンバージョン》と、WLDに収録された《デーモンイーター》で、【ラストワード】能力を持つフォロワーを破壊しながらドローするシステムを積極的に狙って行けるような構築にしました。
また、基本的な構築の根幹自体は、前環境からあるいわゆる「ヘクターネクロ」と呼ばれるものなので、それ以外のデッキに対しても十分対応することができます。
デッキの改善案
《シャドウリーパー》のコストが3に引き上げられてしまった影響は、やはりモロに受けてしまっています。
(当然《骨の貴公子》の下方修正も合わせて。)
序盤に重いカードを複数枚引いてしまう、あるいは2アクション取れないターンが続いてしまうと、非常に厳しいゲーム展開になります。
なので、《デーモンイーター》の数を3に増やして、ドローする手段を増やすなど、今後も環境に合わせてチューンナップする必要がありそうです。
このデッキへの勝ち方
特に、ビショップを相手にした際はかなり不利なので、環境にビショップが多く蔓延しているようであれば、このデッキを使うのは辞めておきましょう。
逆に、ネクロマンサーが台頭してきた場合は、ビショップを使うと比較的楽になりそうです。
このデッキはあくまで「対ニュートラル」用として構築しているので、それ以外のデッキが台頭してきた場合は、また別の対策や構築を考える必要があるでしょう。
ビショップ・デッキとしても《三月ウサギのお茶会》という非常に強力なカードを獲得したので、構築が定まってくれば、大いに環境に食い込める可能性があるでしょう。