真ッ赤の太陽
旧世紀網膜博物館
推理アドベンチャーゲーム
Android:260円 iOS:260円
「霜夜ゆく」「山が笑えば」作者の新作。ゲームオーバーのない推理小説アドベンチャーダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
二重太陽、車椅子の花嫁、顔のない男、ライオン。
「真ッ赤の太陽」は推理小説を題材にしたノベルアドベンチャー。
東北地方の地方都市を舞台に、失踪していた女子大生が半年近い歳月を経て戻ってきたところから、物語ははじまる。
独特の推理システムが斬新なプレイ感をもたらすミステリーだ。26発の弾丸で太陽に抗え。
トリガーで推理するシステムが斬新!
ひとつの節の中で一度だけ、会話画面で右下の赤いトリガーを引くことで「ノート」を得ることができる。何に注目するかで物語が分岐していくというわけ。
方程式ADV「霜夜ゆく」南極RPG「山が笑えば」に続く、旧世紀網膜博物館の新作アドベンチャー。これはテンション上がっちゃうね。
「真ッ赤の太陽」の特徴はレトロながら今なお斬新な推理システム
会話中に情報があると推測した箇所でコマンド入力してそこからさらに情報を得る推理システムが本作の最大の特徴だ。
ヒューマン及びエルフより1998年に発売された「御神楽少女探偵団」にインスパイアされたシステム。選択肢・分岐はなく、推理だけを行うようになった。
これは今遊んでなお斬新なシステムなのでは!慣れると遊びやすいし。
小説のように読むスタイル
システムの都合上、地の文や会話が画面に一気に表示されるため、読む側も結構パワーを使う。慣れないと物語が入ってこないかもしれない。
短文や2-3行の短いセンテンスで描写するノベルゲーの形式は読者=プレイヤーにだいぶおもねっているんだなあ。
ゲームの流れ
画面の右側2/3をタップすると物語を進め、左をタップするとページを戻せる。
トリガーを引くと得られる「ノート」は、推理上の追加情報が記載されていたり、いなかったりする。
特定のノートを持った状態で特定部分に差し掛かると、カット会話が表示される。
ノートは推理の役に立たない雑学でも楽しい。さながら「Tips」のような役割を果たしている。
キャラデザも魅力だし、人間味がある。テキストも読み応えがある。結構疲れるけど。なによりこの独自の推理システム。
「真ッ赤の太陽」の序盤攻略のコツ
とりあえず気になる会話文のところでトリガー引けばそこの追加情報が得られるので、各自勝手に推理してくれや!最後に答え合わせな!
という作者の言葉を信じろ!「この発言はなんか嘘っぽい」「こいつはなんか怪しい」「ここの描写はトリックに関連ありそう」なところを調べていけ。
ゲームオーバーにはならない
最終局面の推理編ではそれまでに集めたタグを用いて推理を行う。とはいえ間違った推理を行なってもゲームオーバーにはならない。
まずは自分のセンスの赴くままに弾丸を撃ちまくれ。というのも、一つひとつの演出が面白いので全ルートを観たくなってしまうんだよね。