君主の道

リネージュシリーズ最新作となるハイテンポな放置系RPG

「君主の道」は、「リネージュ」シリーズの最新作となる放置系RPG。

「リネージュ」シリーズと言えばMMORPGの人気シリーズ。その最新作となる本作は、ビジュアルこそUnrealEngineを採用しハイクオリティなものを実現しているが、ゲームジャンルは放置系RPG。

その最大の魅力は、圧倒的なテンポ。ダイスロールによって装備アイテムをどんどん獲得、ボスもガンガン出現。このスピード感が、クセになる魅力を作り出している。

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見ているだけ？NO！よりよい装備を選び続けよう

本作は放置系RPGなので、MMORPGのように、NPCから依頼されるクエストなどはない。オートバトルが主体となっており、プレイヤーキャラクターは自動的に移動し、バトルを行ってくれる。

なのでプレイヤーは見ているだけでOK…かというと、そんなことはない。

というのも、装備アイテムが次から次へと手に入るから。装備アイテムが手に入った際、現在の装備と比べてどちらが強力か表示されるので、強力な装備が手に入ったら切り替えを行い、そうじゃなかったら溶解して素材アイテムへ変えてしまおう。

英雄を集めよう！パーティーメンバーはガチャでGET

本作のバトルでは、英雄と呼ばれるキャラクターたちとパーティーを編成することになる。英雄はNPCとして自動的に戦闘を行ってくれるぞ。

英雄の獲得はガチャになっており、有償または無償のダイヤを消費することで回せるぞ。

「君主の道」の魅力は圧倒的なテンポ感が生む中毒性

トレジャーハンティング系RPGの持つ魅力をめちゃくちゃ乱暴に表現すれば、「アイテムガチャ」「強力アイテムで俺TUEEE」という2点に集約されるのではないだろうか。

「ウィザードリィ」シリーズにせよ「ディアブロ」シリーズにせよ、アイテムドロップの瞬間、強力アイテムが出るか？というギャンブル感がまず楽しい。これはシステムがゲーム内に組み込まれているため「ガチャ」という印象が薄いものの、実質的には「アイテムガチャ」といえるだろう。

そしてこの「アイテムガチャ」に勝利すると、ご褒美として一定時間敵キャラクターに無双できるという「強力アイテムで俺TUEEE」体験ができる。さっきまで勝てなかったキャラクターも楽勝になるので、非常に爽快。と同時に、強力な敵キャラクターからはより強力なアイテムがドロップされるので、自然と「アイテムガチャ」に視点を戻すこととなる。

「アイテムガチャ」と「強力アイテムで俺TUEEE」が繰り返す、ぶっちゃけ、これだけでも十分おもしろい。…だったら、この2つを前面に押し出し、しかも圧倒的なハイテンポで繰り返したらよりおもしろいのでは？…そんな発想を実現したのが本作だ。

画面から目を離すヒマなし！ダイスをガンガン振ろう

本作では敵を倒し、ダイスを振ることで新たな装備アイテムをゲットする。

このテンポが圧倒的！敵とのバトルは放置できるが、ダイスはず～っと振り続ける羽目になる。

ダイスをガンガン振れば、装備アイテムもどんどん手に入る。もちろん、今の装備より弱い場合も多い。しかし、強力な装備が手に入ることもあり、そうすると一気にキャラクターが強くなる。このギャンブル感がたまらない。

ここだけを取り上げれば、RPGというよりスロットマシンに近い楽しさといえるのではないだろうか。

強い敵を倒す！俺強えええの気持ちよさ

ダイスだけでなく、強力なボスキャラクターもハイテンポに出現する。

もちろん強力なボスキャラクターといったところで、本作のバトルはフルオート。立ち回りを工夫してボスを倒す…といった戦術的な楽しさが味わえるわけではない。

では本作における強力なボスキャラクターの役割は何かといえば、強力アイテムの威力を確認するための機会。強力なボスキャラクターがハイテンポに出現してくれるからこそ、強力アイテムを手に入れたことを実感でき、アイテムゲットの喜びが増幅するのだ。

この楽しさは、本来の「リネージュ」シリーズが持っていた楽しさではないかもしれない。けど、中毒性はとても高く、本作ならではの楽しさを生み出していると感じた。

 

ゲームの流れ

チェスをイメージしたタイトル画面がカッコいい。

ただ、毎回タップして起動するのがちょっとうっとおしいように感じた。カジュアルなゲームになっているので、起動したら自動的にホーム画面になってほしい…。

 

まずは主人公の名前を付けよう。ちなみに、本作は言語・音声共に完全に日本語対応している。

ただ筆者の場合は、初期状態では音声のみ中国語に設定されていた。もし同じ症状が発生していたら、設定画面から音声設定を切り替えよう。言語と音声は個別に設定するかたちとなっているぞ。

 

主人公の名前をつけたら、続いて仲間となる英雄を1体選択することになる。

とりあえず手に入るキャラクターは1体のみ。2人パーティーでゲームを進めることになるぞ。

 

ゲームがスタートした。序盤はチュートリアル的なステージになっており、ガイド役が操作方法やゲームシステムを説明してくれる。

説明通りに操作を行い、ゲームを進めよう。

 

一応登場人物との会話が発生し、ストーリーが進んでいく。しかしMMORPGほどストーリー性が強いわけではない。

本作は「放置ゲーム」と公式に謳っているわけではないが、基本的なシステムは放置ゲームの形式をなぞっている。このためストーリーや戦闘より、キャラクター収集と育成がメインといっていい。

 

「君主の道」の攻略のコツはガッツリ育成すること

放置系RPGは、キャラクターが自動的に動いてくれるから、放置しておいて、たま～に設定するだけでOK。そんな常識は本作に通じない。

育成項目が多いので、かなりガッツリゲームと向き合って育成しなければならないぞ。

「放置系」とは一体何なんだ…と思ってしまう。が、本作は「放置」というゲームジャンルを公式に謳っているわけじゃないのでこれでいいのだろう。

何はなくともダイス！ガンガンふろう

ゲームプレイ中はとにかくダイスを振ろう。ダイスを振ることができる限り、振り続ける。もちろん、強力アイテムが手に入ったら装備を切り替えよう。

ゲームが進むとダイスはオートで振ることができるようになる。ただ、獲得した装備の切り替えは手動なので、忘れずに行おう。

ダイスや装備の切り替えを無視していると、ボスが倒せず、ゲームが進行しなくなるぞ。

英雄の獲得も忘れずに！もちろんレベルアップも

また、英雄の獲得も忘れずに行おう。ダイスほどではないが、英雄ガチャもかなりハイテンポに行える。油断すると、100回くらいガチャを回せる状況になっていることだろう。

そして、獲得した英雄のレベルアップも忘れずに。

ボスに負ける場合、装備の獲得か、英雄のレベルアップのどちらかが不足している可能性が高いぞ。