Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島

おれ、TAKOLEGS氏のイラスト好きだなあ。

空海伝説と邪神崇拝の謎を追え

「Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島」はクトゥルフ神話をモチーフとした、ホラーダイスロールアドベンチャー。

瀬戸内海のとある島には、空海が現れて願いをかなえてくれるという都市伝説があった。主人公は島で呪いをかけられ、命の危機に晒される。

主人公と仲間たちは、呪いを解くことはできるのだろうか。島を調査し、空海伝説と邪神崇拝の謎を追え。

TRPGのような「ダイスロール選択肢」

ほのぼのとした旅行は少しずつ闇を孕んでいく。

物語を読み進める、ノベル形式のアドベンチャー…なのだが、重要な場面では選択肢の成否がダイスロールによって決まっていく。

テーブルトークRPG（TRPG）のように、「能力」と「運」「ダイスロール」が物語の展開を左右していく。レトロかつ新しいシステムがユニークだ。

「Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島」の特徴はTRPGっぽさ

アドベンチャーで選択肢を自由にできない。新しい感覚。

アナログゲーム「クトゥルフ神話TRPG」を参考にしたであろうゲームシステム。ダイスで決まる運命。管理しきれないSAN値。これが緊張感と無常感を与えている。

キャラのグラフィックもスタイリッシュで魅力的だ。フルボイスでこそないが、キャラのボイスもあって嬉しい。

おれたちはクトゥルフ神話が大好きなのさ

頼れるのはあなたと仲間の「能力」と「運」。

空海伝説、蛇蠱伝承、そして蘇る邪神。制作者の「性癖」がバチバチに感じられるストーリーが読み応え抜群だ。

宇宙に潜む超自然的恐怖＝コズミックホラー。人知の及ばぬ超越的な存在がどう登場するのか。楽しみで仕方がない。

ゲームの流れ

アンケートに答えてキャラメイクだ。

PC版だとグラフィックを差し替えることもできるらしい。へーえ。

ゲーム開始時に、プレイヤーの能力値を決定する。何度でもやり直すことができる。

自分好みのキャラクターを作れるまで粘ることも。

瀬戸内海の島に旅行に行く大学生たち。

いやー王道惨劇フラグでドキドキしますね。

マップで移動したり怪しいところを画面タップ探す要素もある。

いにしえのアドベンチャーっぽさがあるんですよ。グッとくる。

本作を手掛けたのはGotchaGotchaGames。

クトゥルフ神話×ダイスロール×2Dアドベンチャー「闇に囁く狂気」も好きでした。本作は精神的リメイクなのかもしれないな。

「Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島」の序盤攻略のコツ

狂気に落ちてみるというのも一つの選択…なのかもしれないぜ。

島を探索して「満腹度」が減っていくと、恐ろしい呪いの発作が起きたり、ダイスロール成功率が低下するなどが起こる。

というわけで食は大事だ。妙にグルメに凝っている演出も必見だぜ。とりあえず最初は何も情報を入れず遊んでくれい。

ストーリーは分岐する

いかにもオタクが好きそうな白ワンピの謎の少女。ええ、僕らのことです。

主人公の正気の度合いや、登場人物との絆によって後半のストーリーが大きく分岐する。

狂うもよし、正気を保つもよし…。何回も遊ぶことで新しい発見があるだろう。ネタバレせず遊ぶのが最大の楽しみ方だろう。